現実逃避は前向きに。

ドラマ大好き主婦の徒然日記

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映画「キングダム 大将軍の帰還」ネタバレなし!あらすじ&感想 サブタイトルの意味が秀逸でした。

 

こんにちは!malcoです。

夏休みに、映画館で「キングダム 大将軍の帰還」を家族で見てきました。

最初はコナンか、ミニオンズかって子どもたちが言ってたんですけどね。

「スクリーンで見るなら迫力あるやつの方がいい!」って私がワガママ言って^^;

キングダムの映画は家族で2作目まで見ていたんですが、3作目のテレビ放送を見逃してしまいました。

そこで、DVDを借りてきて家族全員で見たら、全員一致で「よし!キングダムにしよう!」ってことになりました。

ガッツリ続きものだったので…。

そんなわけで今回は、キングダム4作目のネタバレなしのあらすじと感想をお届けします!

4作目のネタバレはありませんが、まだ3作目「キングダム 運命の炎」を見ていない方は、試聴してから記事を読むのがオススメです。

★映画「キングダム 運命の炎」はこちら!

 

ネタバレなしあらすじ

馬陽の戦いで、趙国の大将を討って一躍名を挙げた信(しん:山崎賢人)。しかし、飛信隊の野営地に趙国の総大将・龐煖(ほうけん:吉川晃司)が、一人で乗り込んでくる。自らを武神と称する龐煖は異常なほどに強く、飛信隊が束でかかっても全く歯が立たない。信と羌瘣(きょうかい:清野菜名)の二人ですら敵わない。さらには、趙国の武将・万極(まんごく:山田裕貴)の隊までが信を狙ってやってきて、窮地に追い込まれる飛信隊。大きなダメージを負った飛信隊は、倒れた信を命懸けで守りながら、趙国の部隊から必死に逃げる。

一方、戦局を見守っていた王騎(おうき:大沢たかお)は龐煖の存在を知る。王騎は過去のある戦いを思い出し、龐煖と決着をつけるため、趙との決戦に臨む。

そして秦国には、謎に包まれた趙の軍師・李牧(りぼく)の影が迫っていた。その不気味な強さに、嬴政(えいせい:吉沢亮)や昌文君(しょうぶんくん:高嶋政宏)たちは恐れを抱く。

果たして、飛信隊の行末は?

そして、王騎の過去とは?

壮絶な大戦が幕を開ける。

 

映画「キングダム」とは

原泰久原作の長編漫画「キングダム」の実写映画シリーズ。中国の春秋戦国時代を舞台に、秦国の王・嬴政が中華統一を目指していく物語です。その中で、主人公・信の成長が描かれていきます。

・1作目「キングダム」:信が天下の大将軍になるために決起。嬴政と出会う。

・2作目「キングダム2 遥かなる大地へ」:秦国に侵攻してきた魏との戦いを描く。

・3作目「キングダム 運命の炎」:趙との大戦と、成長していく信の活躍を描く。

・4作目「キングダム 大将軍の帰還」:2024年7月に公開。趙との戦いの続編。

キャスト:山崎賢人吉沢亮大沢たかお長澤まさみ、橋本環奈、清野菜名、他。

 

ネタバレなし感想

まず、映画のキングダムを全部見ていない方は、先に3作目まで見ておきましょう。

特に3作目と4作目はガッツリ続きモノなので、3作目を飛ばしてしまうと、「どういう状況?」ってシーンから始まってしまいます^^;

ちなみに、4作目は初っ端からから大ピンチです。

まず信がガッツリやられてしまいますからね。

そこからどうやって助かるのかが、序盤の見どころです。

それから、王騎の過去が明らかになります。

こちらはストーリーの見どころ。

過去の回想の中で、なんと、ついに昭王が出てきますよ。

昭王は、吉沢亮さん演じる政の曽祖父ですね。

ずっと「昭王」という名前だけ出てきていて、どんな人か分からなかったのですが。

キャストは、吉沢亮のご先祖様か〜なるほど納得〜って感じのお方です。(つまり男前。一応、お名前は伏せておきますね)

 

そして映画全体としての見どころは、やはりアクションでしょう。

ド迫力に次ぐド迫力で、息をするのを忘れるような戦いが続きます。

信はもちろん、王騎の戦いも見られて大満足でした。

素早くて派手なアクションの信や羌瘣に比べ、あの超重そうな武器を振り回す王騎の戦い方は、ひと味違うカッコ良さと貫禄がありました。

軍隊の大掛かりな戦闘シーンも素晴らしかったです。

広大な土地で無数の兵士たちが戦うシーンも、キングダムの見どころですよね。

ただ、隊が動くたびに、河了貂(かりょうてん:橋本環奈)たち軍師があーだこーだと説明をしてくれるのですが。

それがよく分からず…。

旦那は理解できたと言っていたので、私の頭が悪いだけなのかもしれません(ー ー;)

それにしても、あれらのシーンはどこで撮影してるのか、どこまで本物でどこからがCGなのか…。

いろいろ調べてみたら、意外にもほとんどが日本国内で撮影されており、アクションシーンなんかはCGが多いようです。

兵士のエキストラは1万人だと言われているので、何万もの大群が広大な土地を埋め尽くすシーンは、CGということですね。

そりゃそうか〜。あの規模の人を集めて、監督の思い通りに動かしてアクションさせて…というのは不可能ですよね。

そう考えると、何万もの大軍を動かして戦っていた将軍たちの采配能力って、ものすごいんだな〜とか思ったり。

CGだとしても、とにかく壮大でスケールが大きいです。

 

キャストは、今回もとても豪華です。

前回に引き続き、敵国・趙の将が出てきます。

これがみなさん強そうで。

秦国は本当に勝てるの?って不安しかない。

武神・龐煖は吉川晃司さん。吉川さんはラスボス感がありますよね。

それから、ヤバそうな人の役をやらせたらピカイチな山田裕貴さんは万極。やっぱヤバそうな人です。

今回は新しく李牧という人も出てきます。(キャストは一応伏せておきます)

とにかくみんな曲者っぽい。

キャスト的にも、大物感がある人ばかりで。

正直、秦の将軍たちが弱そうに見えてしまって、大丈夫かなぁという印象でした。

そして、名前が難しい…。

毎回思ってますけどね。

今回も「それ、誰だっけ?」って思っちゃったなぁ(ー ー;)

映画の最後には「大将軍の帰還」というサブタイトルの意味が分かります。

なんだかんだで、このサブタイトルの意味が、今回の映画で一番インパクトがあり、秀逸だったと思います。

 

映画を見終わって…

見終わって、次男くんの第一声が「あぁ〜…すごかったぁ〜」でした。

映画に行こうとなった時は「ミニオンズがいい」と言っていたのですが、最終的にはキングダムを見にきて良かった〜と言っていました( ̄∀ ̄)

客層としては小学生は少なく、ほとんどが大人だったので、やはり少し難しいのかなと思います。

でも小学4年生の次男くんでも、じゅうぶんに楽しめる内容でした。

帰宅して、旦那はキングダムの漫画をポチッとしていました。

とはいえ、既刊72巻なので一度に集めるのは難しく、とりあえず7巻まで購入。

後日、届いて家族で順番に読んでいます。

全巻揃えるのに、どのくらいかかるかな…汗。

映画を見て以来、子どもたちの間で、王騎将軍の笑い方や話し方を真似するのが流行っています。

何かにつけて「ンフッ」と笑います。

我が家のこのブーム、いつまで続くんだろ( ̄▽ ̄;)

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「Dr.コトー診療所」ネタバレ感想 不幸を詰め込みすぎ

こんにちは!malcoです。

映画「Dr.コトー診療所」が、新春にテレビ放送されました。

こんなに早くテレビで見られるなんて!と嬉々として観ましたが…。

うーん。残念ながら、これはかなり酷評になりそうです(ー ー;)

 

以下、ネタバレを含む感想になります。

未視聴の方はお気をつけください。

 

映画「Dr.コトー診療所」ネタバレ感想

コトー先生が島に来て20年の月日が経ち、彩佳はなんと妊娠7ヶ月。診療所には新しいナースの那美が加わっており、さらに新米医師の判斗を迎える中、剛利の乗る漁船の事故やコトー先生の病気の発覚、台風襲来によるゲガ人続出の大混乱が起きるというストーリーでした。

島の景色は相変わらずでした。

本当にのどかで穏やか。癒される景色でした。

そんな島なのに、事件や事故や病気が多すぎて忙しすぎました〜。

もう、不幸のオンパレードのようで。

美しい島の景色が悲しく映ってしまうほど。

そんなに不幸を詰め込む必要があったのか。

高齢化でお年寄りの不調や病気が目立つのは、仕方ないんですけどね。

コトー先生ですら老いが感じられて、今からお父さんなんて大丈夫?って思うほどでした。

ドラマの頃からおじいちゃんだった人もいるし、働き盛りだった人たちもそろそろガタが来てるから、そろそろ剛洋たちの世代に交代だな〜って話だったら良かったんですけどね。

剛利は漁師を引退するか否かという岐路に立たされ、コトー先生は致死率の高い病気になり、剛洋は大学を辞め、台風で被害者続出。

Dr.コトーって、こんな不幸満載で、こんなに気持ちが沈む作品だったっけ?

最後はみーんな倒れて、あぁ、これは詰んだな…と(ー ー;)

しかも、コトー先生が倒れても、誰一人駆け寄りもしない。

頑張れって言うだけ。

判斗のセリフが頭をグルグルしました。

これまでコトー先生に頼り切りだったこと、島の医療はコトー先生の自己犠牲で成り立っていること。

病人がこんなにも搾り取られているのに、周囲は頑張れとしか言わない。

先生は疲れて休んでるんじゃなくて、病気なのに倒れるまで無理をした結果、倒れてるんですよ。

なんて過酷なんでしょう。心が痛みました。

しかもまさか、あそこからコトー先生が立ち上がるとは。

制作側は、どんな時も諦めないコトー先生の強さや、絶対に助けるという信念と執念を描きたかったのかもしれません。

でも私には、島民の非情さの方が強く印象付けられてしまいました。

結末はおそらく、コトー先生が助かったと思われる演出でしたが、もしもあのまま死んでいたら、島民たちは自分が「頑張れ」と言ったことを悔やまないでしょうか。

診療所がてんやわんやな時に、自分たちを早く診ろとせがみ、自分のことしか考えていないような言動の島民たちにもイライラしました。

島の外から来た若造に、コトー先生に頼りすぎだと一喝されても仕方ない展開でした。

そもそも、沖縄の離島の住人たちが、台風一つであんなに大勢が怪我するもんでしょうか。

もっと台風慣れしてると思うし、身を守る準備も早めにするだろうし、安全な身の振り方も知っていると思います。

そういう部分も含めて、かなり残念な作品になってしまいました。

 

良かったのは、キャストが勢揃いしたことかな。

みなさん、歳をとっていたり、全然変わっていなかったり、それぞれに楽しめました。

何より、剛洋がご本人というのが感無量。

雰囲気が全然変わってませんでした。

親子の空気感もね。

あの会話のない薄暗い食卓。

お父さん、いい人なのは知ってるんだけど、怖いんですよね^^;

それから、エンディングで流れた中島みゆきさんの主題歌も変わらずで、自転車と水平線の映像も懐かしくて懐かしくて、涙が出そうなくらい良かったです。

 

最後はかなり曖昧に終わってしまいました。

コトー先生は助かったと思っておきます。

それにしても、結局どんな治療を選んだのか分からずじまいでモヤモヤ。

剛洋はまた医者を目指すようですが、学費はどうしたのか、復学できたのかも分からず。まさか、またイチからやり直しじゃないよね?

それから、近隣諸島との医療統合の話はどうなったのか。

いろいろ置き去りになって、終わってしまいました。

どう考えても詰め込みすぎでしたね。

さすがに次はもうないだろうけど、今後のコトー先生のためにも、心臓マッサージとか傷の手当てとか、医療行為にならない程度の応急処置ができる島民を増やしてほしいなと思います。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「THE FIRST SLAM DUNK」ネタバレなし!あらすじ&感想 アクション映画のような迫力と臨場感!

こんにちは!malcoです。

映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行ってきました!

昨年の12月から公開が始まり、5ヶ月以上経ってもまだ公開しているとは。なかなかのロングランではないでしょうか。

家族連れ(親がファンかな?)、若者(バスケ部?)、おじさんおひとり様(かなり熱心なファン?)など客層も幅広く、スラムダンクの人気ぶりが窺えました。

我が家では、私は漫画とテレビアニメを制覇していますが、子どもたちは漫画のみ、旦那はどちらも見ていないので興味なし。

そんなわけで、私と子どもたちだけで観に行こうと思っていたのですが、ちょうど長男が楽しみにしていたゲームが発売され、途端に「俺はゲームをするからいい」となってしまい、次男くんと二人で観にいくことになりました。

 

以下、映画に「追加された」と言われる新エピソードについてはネタバレなしなのですが、スラムダンク原作のネタバレはしていますので、原作漫画・テレビアニメをご覧になっていない方は、ご注意ください。

 

ほぼネタバレなしあらすじ

神奈川県内で激戦を繰り広げ、インターハイへの切符を手に入れた湘北バスケ部が、満を辞して挑んだ王者・山王との戦い。その中で、登場人物の過去やさまざまな思いがぶつかり合っていく様子が描かれます。

内容としては、ほぼ山王戦のみ。途中で回想シーンが挟まれていくという作りになっています。

 

映画「THE FIRST SLAM DUNK」とは

2022年12月3日公開のアニメーション映画です。

原作は週刊少年ジャンプに1990年から連載され、バスケブームを巻き起こした「SLAM DUNK」。

映画は、原作者の井上雄彦さんが監督・脚本を手掛けられています。

東映アニメーションでプロジェクトチームが立ち上がってから、井上氏が映画化にOKを出すまで5年かかり、そこから脚本の構想が練られ、制作には約9年もの歳月がかけられたのだそうです。

 

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ほぼネタバレなし感想

いや〜。カッコ良かったです。

いろんな人から「カッコ良いよ。すごい迫力だよ」と聞いていたんですが。

まさにその通り。

「カッコ良い」「迫力がある」

あの湘北高校バスケ部メンバーが、目の前で活き活きと動く。そこに大興奮でした。

 

この映画の1番の見どころは、やはり試合のシーンだと思います。

テレビアニメは時代が時代なだけあって、動きがスムーズではないんですよね。

原作漫画に関しても、バスケ特有の展開の速さやスピード感というのが、なかなか掴みにくい。

それが映画では、ものすごく見事に、リアルにカッコ良く映像化されていると感じました。

井上さんがバスケのリアルな動きにかなりこだわっており、相当な労力を注ぎ込まれて作られたようで、その魂を感じることのできる映像でした。

音もすごかったです。

ボールが跳ねる音も、バッシュのキュッキュッって音も臨場感がすごい。

まさにバスケの試合会場にいるみたい。

しかもベンチで見ているか、もしくは一緒に戦っているか。

そういう臨場感。すごかったです。

スピード感という点では、試合の名場面での緩急の付け方が上手い。

スポーツアニメというのは、アクション映画に匹敵する動的なキャパを持っているのだと感じさせてくれました。

今のアニメーション技術だからこそ実現できた作品ですね。

それから音楽も良かったです。

オープニングもかなり秀逸でしたが、やはり試合中に「湘北が攻めるぜ」って時に流れ、エンディングにも使われた「第ゼロ感」が印象的に残りました。

スピード感があって、ものすごい高まります。

映画が公開されてけっこう経っているので、いろんな場所で流れていて、もちろん聞いたことのある曲でした。

でも映画を見るまでは、別にこの曲を聴いてテンションが上がることもなかったんですけど。

映画を見ると、もうダメですね。

どこかで流れるとすごいテンションが上がってしまいます。

本当に不思議。

 

少し引っかかったのは、声優が変わったことでしょうか。

ゴリやミッチーはそんなに違和感なく、流川に関しては全然違和感がなかったです。

一番残念だったのは安西先生かな。

声が厳しそうで。

あのホンワカした安西先生が…ちょっと怖い。

そして一番印象が変わったのが花道だと思います。

これは映画を最後まで見終えても、違和感が消えませんでした。

この違和感は「声優が交代した」ということに加えて、花道のキャラが抑えられていたことにも原因があると思いました。

原作やテレビアニメに比べて、かなりシリアスタッチになっていたので。

笑えるシーンもあるにはあるんですけど、テレビアニメほどおバカキャラにはできない雰囲気…(ー ー;)

しかし一番のコメディキャラだった花道から、コメディを抜いてしまうとなぁ。

キャラが薄くなってしまって…。

そこが寂しかったような、まぁこの作風なら仕方ないか、と思えなくもないような。

 

ストーリーとしては、湘北メンバーのある人物(と言っても、予告動画などで勘づいてる方も多いと思いますが)の過去や内面を深掘りされてるので、番外編に近い印象でした。

原作からカットされたシーンやエピソードも多いので、この辺は好みが分かれるのではないかと思います。

個人的には、原作のシーン・エピソードが揃ってこその大激戦「山王戦」なんだなと感じました。

さらに言えば、今回中心になっていた人物はとても好きなキャラなので、それはそれで楽しく興味深く見られたのですが、やはり湘北メンバーは全員好きだから、他のメンバーのエピソードも知りたいなぁって欲が出てきてしまって。

過去が謎なキャラ、いますもんね。

一人だけじゃなくて、もう全員のエピソードを入れ込んでくれよと思いつつ。

でもそれじゃ、いつまで経っても試合が終わらないか…。

 

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まとめ

良かった点、残念だった点、いろいろありましたが、あと3回くらいは観たいかな。

迫力や臨場感という点においては、スラムダンク好きにもバスケ好きにも、たまらない作品でしょう。

アクション映画のようだと感じました。

しかし、なんだかんだで本当に見たいのは、リハビリを終えて復活した花道なんだよなぁ。

花道と流川が、一緒に全国制覇していくのを見たい。

できれば最終回から一年くらい後で、リョータが3年で、ミッチーは留年してまだ3年で笑。

ゴリはさすがに留年はないだろうから、たまにシゴキに来てくれて。

そんな5人が、いつか見たい(;ω;)

 

★ブルーレイはこちら!

 

★原作漫画はこちら!

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」ネタバレなし!あらすじ&感想 灰原哀の大ピンチ!コナンくんの本気モードがカッコイイ!

こんにちは!malcoです。

久々に映画館に行って来ました。

前に行ったのはいつだったか…。

コロナ禍になる前だったんですけど。

何年か続けてドラえもんを観に行った記憶があります。

名探偵コナンの映画を映画館で観たのは初めてです。

GW。でも雨降り。なので映画にしようということになって。

私はスラダンかMERかコナン。

旦那はMERかコナン。

子どもたちはドラえもんかマリオと言っていたのですが、コナンの予告動画を見せた途端「うん、コナンだ。コナンにしよう」となり、満場一致で決定したのでした。

予告動画の威力ってスゴいですね^^;

 

ネタバレなしあらすじ

東京・八丈島にできた海洋施設「パシフィック・ブイ」を舞台に、黒の組織との攻防が繰り広げられます。

組織が狙っているのは、世界中の防犯カメラをネットワークで繋ぎ、カメラが捉えた人物の過去の顔も未来の顔も感知できるというシステムです。

一方、園子の招待で八丈島に来ていたコナンは、警視庁の白鳥と黒田を見かけ、密かにパシフィック・ブイに潜入。そこで開発者の誘拐事件が起きてしまいます。この事件に黒の組織が関わっていると気がついたコナンは、灰原の身を案じます。しかし灰原は誘拐されてしまい…。

果たしてコナンは、灰原を助け出せるのか?

 

映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」とは

2023年4月14日に公開の「名探偵コナン」アニメシリーズ26作目の劇場版作品です。

「サブマリン」とは潜水艦のことで、劇中に潜水艦が出てきます。

コナンの映画は、どんなストーリーであっても原作やアニメの本編には全く干渉しないように出来ています。

しかし本編で進んだストーリーの内容は映画に反映されるので、ある程度の知識はあった方がキャラの関係性を理解しやすいかと思います。

しかし私自身、実は既について行けてないんですけどね^^;

たまに配信サービスのアニメを見て追いかけてるんですけど、たまになので2年くらい前で止まってます。

今回の映画はそれでも充分ついていけるストーリーでしたので、大体の内容がわかっている方であれば楽しめる内容になっていると思います。

 

ほぼ、ネタバレなし感想

今回も安定のおもしろさでした。

むしろいつもよりスケールが大きかったように感じたのは、スクリーンで見たからかな?

大画面でのアクションは、やはり大迫力でした。

今回もスケボーアクションがかなり激しかったです。

昔はあんまり酷使したら壊れてたと思うんですけど。

コナンくんがあまりに何回も壊すから、改良を重ねて強くなってるのかな?

博士も大変だなぁ。

もちろん今回も新アイテムが出て来ますよ。

それから、名物・蘭ちゃんの空手シーン。

アクションもですが、声優さんの声の出し方が毎回凄くて( ̄▽ ̄;)

今回も笑っちゃいました。アベンジャーズかと思ったわ。

新一、あんな奥さん…怖いよ?

アクションもありつつ、ちゃんと殺人事件も起きて、眠りの小五郎も登場。

で、最後は黒の組織の奴らが、シリアスなドロンボー一味みたいになるんですよね。

これも、映画の時は毎回そんな展開じゃなかったかな。

展開的には「定番」が盛りだくさんでいつものコナンを楽しみつつ、今回は海に浮かぶインターポールの最新施設が舞台で、世界中の防犯カメラがネットワークで繋がれて、世界中の特定人物を見つけられるシステムが出てきたりと、ワールドワイドで近未来的な設定が特徴的でした。

この防犯カメラと連携されるシステム。

「老若認証システム」というのですが、これがストーリーの肝です。

AIが、認識した人物の子どもの頃から歳を取った時の顔までを予測して、顔認証できるというシステムです。

将来本当に登場してしまいそうなシステムですよね。

インターポール的には、指名手配犯が歳を取っていても顔認証できるという、正しく使えばかなり有益なシステムなのですが。

これ、コナンくんと哀ちゃんには、かなりマズいシステムなんです。

なぜって、正体がバレてしまうから…。

街で歩いているコナンくんが、防犯カメラを通じて老若認証システムにロックオンされてしまうと、過去に工藤新一の顔を撮影したものをAIが探し出して来て、同一人物だと認証されてしまうんです。

非常にマズイですね〜。

で、そのシステムを使用した研究員のデータが原因で、黒の組織に哀ちゃんが拉致されてしまうという、大ピンチになるのです。

大事な相棒が攫われて、コナンくんが超絶本気を見せてくれます。

かっこいいですよ〜。

最後は誰かさんと誰かさんがチューチューするんで、ビックリでした。

誰と誰がどんなシチュエーションでチューチューするのかは、映画を観てのお楽しみです( ̄∀ ̄)

 

まとめ

コナン映画は、ある程度クオリティが保たれているので、安心して観られます。

もちろん過去作の中には名作もあれば、駄…そうでもない作品もあるわけですが、今回はクオリティが高い方に含まれるんじゃないかと思います。

旦那も子どもたちも「おもしろかった〜」と言ってました。

テレビ画面でも迫力のあるアクションシーンは、スクリーンだと手に汗握って見入ってしまうスゴさです。

アクションに黒の組織との戦いに殺人事件にと、かなり詰め込んであるので展開が早く、ついていくのがちょっと大変だったかな。

しかし灰原哀の大ピンチというレアな作品ということもあり、興味深く観られました。

そして、どうやったって叶わない哀ちゃんの片思いが切ない…。

あんなに必死に助けようとしてくれるヒーロー。

好きにならない方が無理だよね(;ω;)

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「スパイの妻」ネタバレなし!あらすじ&感想+ネタバレ感想もあり 夫婦を繋ぐのは愛か?陰謀か? 名匠・黒沢清監督の歴史サスペンス

こんにちは!malcoです。

映画「スパイの妻」が、dtvで見放題になってたので観てみました。

今回はネタバレなしのあらすじと感想の後に、ネタバレ感想も書きました。

作品を視聴済みの方は、ぜひお読みいただければと思います!

 

ネタバレなしあらすじ

舞台は第二次世界大戦直前の神戸です。主人公は福原聡子(蒼井優)。貿易会社を営む福原優作(高橋一生)の妻として、何不自由ない生活を送っています。

福原家は職業柄、輸入品を多く生活に取り入れ、洋風の生活形態を貫いていました。聡子の幼馴染である陸軍憲兵の泰治(東出昌大)は優作の素行を快く思っておらず、幾度となく聡子に警告していたのでした。

そんな中、優作は甥であり自社の社員でもある文雄(坂東龍汰)を連れて満州に渡ります。予定よりも帰国を遅らせた優作は、満州からある女性を連れ帰りました。その後、その女性は何者かに殺されてしまいます。優作は何か隠し事をしている様子。文雄は帰国後しばらくして会社を辞めてしまい、有馬の旅館に引きこもって別人のように変貌していきます。

愛する夫を信じたい聡子でしたが、次第に不信感を募らせていき…というストーリーです。

 

映画「スパイの妻」とは

黒沢清監督の作品です。2020年にNHKのテレビドラマとして制作され、その後、劇場用に調整されて映画として公開されました。

第77回ヴェネツィア国際映画祭に出品され、コンペティション部門銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。その他にも多くの賞を受賞している作品です。

 

ネタバレなし感想

キャスティング的にダブル主演のように感じるのですが、ストーリーが進んでいくと聡子が主人公なのだと分かります。

何が凄いって、聡子役の蒼井優さんの演技が凄いです。

こんな言い方をすると他のキャストの皆さんに失礼かもしれませんが、彼女一人だけ本物の昭和の人のようです。

話し方も表情も仕草も。

昭和中期ぐらいの女優さんて、今の作品を見慣れている私たちにとっては、けっこう特徴的に見えるじゃないですか。

そんな昔の映画を見ているかのような錯覚に陥りました。

聡子が「お見事!」と言って倒れるシーンがあるんですけど。

あのシーンがめっちゃ好きでした。

あの言葉を、そのまま蒼井優さんにお返ししたいなと思いました。

あ、もちろん他のキャストの皆さんも素晴らしいんですよ。そこは勘違いされませんように。

 

全体の雰囲気としては、開戦間近なだけあってかなり暗いです。

スパイがカッコ良く暗躍するようなエンターテイメント作品ではありません。

見るのが辛くなるようなシーンもありました。

観終わってスッキリするものは、何もありません。

謎だらけで、どう考えたらいいのか分からないという感覚が強いです。

タイトルにある「スパイ」というのが何を指すのか…。

観終わった後に随分と考えなければいけませんでした。

終わってから「ワケがわからない!」と感じる人もいるんじゃないかな。

解釈が難しくていろいろ考えたので、その事もネタバレあり感想として書こうと思います。

 

※この先はネタバレを含む感想になります。

ネタバレ厳禁の方は、こちらで記事終了となります。映画観賞後に、ネタバレあり感想も読んでいただけたら幸いです。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

Blu-rayならこちら!

 

 

ネタバレあり感想

いや〜。難しい映画でした。そしてズッシリ心が重たくなりました。

文雄の拷問シーンは見てられませんでしたよ。

ちょっと吐き気がしました。

さて、ラストの解釈ですが。

ものすご〜く、いろんな解釈ができる結末でした。

国家機密を持ち帰った優作が、アメリカに機密文書を渡すために渡米するという展開。

その行為自体がスパイ行為であり、聡子はスパイ行為をする優作の妻だから「スパイの妻」というタイトルの作品なのだと、単純に考えればそうなりますね。

結末としては、聡子が持たされたフィルムは機密情報を映したものではなく、自主制作映画にすり替えられていました。

聡子は完全に優作に騙されていたワケです。

優作が聡子を騙していたのは、いつからだったのか…。

アメリカ行きを決断して、二手に分かれようと言い出したあたりからだと考えるのが自然かなと思います。

その場合、優作は聡子を本当のスパイにしてしまわないように連れて行かなかったとも考えられますし、文雄を憲兵に売った聡子を優作が見限ったとも考えられます。

しかし私は、優作が聡子を騙していたのは、一番最初からなのではないかと思いました。

つまり優作は映画が始まるずっと前から、スパイだったのだろうと。

思えば、怪しいと思うシーンは何度かありました。

自主制作映画の撮影で、聡子に何度も金庫を開けさせていたのも怪しい。

「金庫の番号は?」「もう覚えました」なんてわざわざ確認してみたり。

聡子には見せたくなさそうな文書を、聡子の目の前でその金庫に入れたり。

英国商人ドラモンドとのやり取りだって本当かどうか。

スパイ仲間である可能性もあります。

密告さえしなければ、あのまま夫婦でアメリカに渡ることもできただろうに。

優作の裏切りは、彼が安全にアメリカに渡るために聡子を利用したように見えました。

本物のスパイならば、一緒にアメリカに渡ったところで聡子の処遇に困るだけでしょうから、置いていくというのも頷けます。

そもそも最初から、聡子→優作という愛情のベクトルは感じられても、優作→聡子というのは感じられませんでした。

聡子が憲兵である泰治の幼馴染というところに目をつけて、近付いたのではないかとすら思えます。

優作の手のひら返しは、そのくらい手酷い仕打ちに感じました。

 

それに、戦争が迫った時世の中で様々な人たちが狂気を見せていく中、優作だけが終始冷静で、正義の人のように描かれていたのも気になるところ。

そこには周りの人間を信用させて利用し、目的を果たそうとしているという裏があり、実は一番の冷徹人間だったと捉える方が面白いような気もしました。

しかしながら、どう答えを出しても何かしらのモヤモヤが残りますね。

あえて視聴者の思考回路を、グルグルと迷宮入りさせるような作りにしてあるのかもしれません。

そういう意味で、忘れられない作品になりそうです。

うーん。お見事…。

 

まとめ

非常に解釈が難しい作品としか言えません。

観た人の数だけ解釈が存在しそうです。

蒼井優さんの演技がとても印象的でした。

終盤の聡子は、優作と一緒にスパイ活動をしているつもりで楽しそうでしたが、最終的には優作に裏切られてしまい、優作と同じ「スパイ」にはなれず「スパイの妻」のまま。

そんなところが皮肉で、洒落が効いているなと思いました。

 

 

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映画「仮面病棟」ネタバレなし!あらすじ&感想 あなたは犯人を見破れる?どんでん返しの謎解き脱出ミステリー!

こんにちは!malcoです。

映画「仮面病棟」が、dtvで見放題になってたので観てみました。

 

ネタバレなしあらすじ

主人公は速水(坂口健太郎)という外科医です。

先輩医師・小堺(大谷亮平)に頼まれて、一晩だけの当直医のアルバイトとしてある病院に勤務していた速水は、当直室で眠っていました。

同じ夜、病院の近所のコンビニで強盗事件が発生します。犯人の男は、ピエロの覆面を被っており銃を所持している模様。コンビニから金を奪って逃げたピエロ男は、速水が当直をしている病院に突然押し入ってきます。

怪我をした女性・瞳(永野芽郁)を連れており、「この女の治療をしろ」と速水に銃を突きつけるピエロ男。速水は、仕方なく瞳のオペをすることに。

手術は成功し、さらに受付にあった現金をピエロ男に渡します。

しかし要求をのんだにもかかわらず、ピエロ男は速水たちを院内に閉じ込めて、立て篭もってしまいます。

その晩、病院にいたのは速水の他に、看護師2名と院長、そして入院患者が64名。

果たして、ピエロ男の目的は…というストーリーです。

 

「仮面病棟」とは

原作は、知念実希人さんの同名のミステリ小説です。

2020年に映画化されました。

主演は坂口健太郎さん。その他のキャストは、永野芽郁さん、内田理央さん、江口のりこさん、高嶋政伸さんなどなど。

脚本には原作者の知念さんが参加されています。

ちなみに知念さんは、現役でお医者さんをしながら作家として執筆活動をされているそうで。すごいですね〜。

 

ネタバレなし感想

映画を公開していた時にテレビで宣伝見て、ちょっと気になっていたんです。

何か謎が隠されているとのことで…。

でも、怖そうなんですよね〜。

夜の病院にピエロがいるんですよ?

ありえない。

私はホラーが苦手なのです(;ω;)

 

こういう作品で一番怖いのは、その謎が「未知のもの」だったというオチ。

お化けとかゾンビとか超能力とか。

お化けは怖いから嫌いってのもあるけど、期待を裏切られた感の方が強くなります。

ずいぶん前に読んだある小説で、摩訶不思議な出来事がどんどん起きて「一体どんなすごいトリックが待っているんだろう」と楽しみに読み進めたら、まさかのゾンビの仕業だった…という酷い目にあった事があります。

あん時ゃ、本当に腹が立ちました〜。

そんな経験をしてからは、ちょっとホラーっぽい雰囲気のある作品を見る前に、ずいぶん悩むようになりました。

調べたいけど、ネタバレしたら嫌なので、調べられない…。

そんな感じで、いろいろ不安もありましたが、勇気を出して観てみることにしました。

私のような人(がいるかどうか解りませんが)のために、真相にお化けや超能力者が出てくるかどうか、という部分だけネタバレしますと…。

出てきません!

良かった良かった。

 

夜の病院にピエロなんて、もっと怖いかと思いましたけど、ピエロの恐怖はそうでもなかったです。

それよりも、出てくる人たちがとにかく全員怪しくて。

有名な役者さんがゴロゴロ出演してます。言い方悪いけど…。

そんなチョイ役に?と思われる役柄にまで、知ってる俳優さんが使われていて。

おそらくは、犯人や重要人物を予想し難くする作戦ですね。

よくある「キャストだけで犯人が分かってしまう」という事象を、どうにか防ごうと努力してるんだなと、製作側の工夫が感じられました。

その甲斐あってか、私の犯人予想は大ハズレ。

怪しく映される場面も多々あって、何気ないところに実は伏線やヒントがあったのですが、それらにも気がつけなくて。

残念。と同時に、上手いなと思いました。

※私が気が付けなかっただけで、気付ける人には気付けるのかも…´д` ;

 真相がすぐに解ったというレビューも見ましたので…´д` ;

 

ツッコミどころは、結構あると思います。

登場人物の行動が不自然に思えたし、隙を見て上手く逃げられそうにも見えたし。

手術したばっかりの瞳が、わりと普通に歩いてるし。

ちょっと、うん?と思う部分もあるけれど、目を瞑れないほどでもありません。

欲を言えば、もう少しハラハラさせられた方が、世間的には良かったのではないかと思います。

まぁ、怖いのが苦手な私には、むしろちょうど良かったのかも…^^;

 

Blu-rayならこちら!

 

★原作はこちら!

 

まとめ

ミステリー・サスペンスとしては、そこそこ楽しめました。

あのピエロに、ホラーっぽさやハラハラ感を求める人は、あまり期待しない方がいいかも。

永野芽郁ちゃんが、最初から最後までずっと可愛いかったです。

茶髪に濃いめのお化粧ですよ〜。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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劇場版アニメ「鬼滅の刃 無限列車編」感想だけ(ネタバレあり) 本当に、よもやよもやでした。

こんにちは!malcoです。

先日テレビで地上波初放送となった映画「鬼滅の刃 無限列車編」を、子どもたちと一緒に観ましたよ!

ブログ記事を書く予定にはしてなかったのですが、予想外によもやだったので、感想だけ書くことにしました。

以下、無限列車編のネタバレ感想です。

それまでのストーリーのネタバレも多少含まれますので、未視聴の方はご注意ください。

尚、無限列車編より先のストーリーに関しては、重大なネタバレはしていませんので、ご安心ください。

 

とにかく言いたいのは、煉獄さんのこと

漫画を読んでいました

映画が公開されていたときに、感動したとか泣いたとか、そんな感じで随分と話題になりましたよね。

我が家は映画館には行かなかったのですが、漫画を読んでいたので無限列車編の内容は全て知っていました。

映画が流行っていた頃に、漫画を必死に買い集めたのです。

まぁ、そもそも漫画を読む前から、映画を観た友達から結末を聞いた長男が「煉獄さんが死ぬんだって!」と教えてくれたので、知ってましたけどね。

そんなわけで、内容を知っている身からすれば、今回の映画は大して感動はしないだろうと、たかを括っていたのです。

正直な話、漫画を読んだ時点では「あれ?もう煉獄さん死んじゃったの?」なんて思っていたのです。

だってね、その前が柱合裁判でしたからね。

那田蜘蛛山の一件以来、全面的に圧倒的に炭治郎&禰󠄀豆子派になっていた私は、柱の横暴さに腹が立っていたのです。

あんなに炭治郎を虐めて痛めつけて否定して、禰󠄀豆子を拷問のようにいたぶって。

残虐非道極まりない!

とんだ極悪パワハラ集団だ!

強ければなんでも許されると思ったら大間違いだぞ!

と思っていたわけです。

いや、大間違いだったのは私の方でしたけどね…。

そんなわけだったので、煉獄さんが死んでしまった時にも「柱だってだけであんなに偉そうにしておいて、口ほどにもない。ホントはそんなに強くないんじゃないの?』なんて思っていたのです。

 

よもやよもや

しかし今。

全巻読んだ今。

アニメーションになって動きや声が加わったからなのか。

迫力ある映像のせいなのか。

それとも、柱の偉大さを知ったからなのか。

 

煉獄さんは強かった!!!

 

これでもか!というほど強かったのです!

どれだけ斬撃を加えてられも瞬時に再生していく鬼の猗窩座。

それに対して、血が流れ、骨を砕かれ、どんどん傷が増えていく煉獄さん。

鬼と戦うということが、人間にとっていかに過酷でどれだけ不利なことなのか、まざまざと見せつけられたようでした。

実際に、それを示すための重要なシーンだったのでしょう。

しかし彼は柱。

生半可な強さでは、その位置までは登り詰められません。

戦闘能力も、精神力も。

もうだめだ、今度こそだめだと思っても、そこから信じられないほどの力を発揮するのです。

「ここにいる者は誰も死なせない」

そう言った彼は、自分の命を惜しいなどとは微塵も思っていないような戦いを繰り広げます。

煉獄さんだって「ここにいる者」で、同じ命なのに。

人よりも強く生まれたという煉獄杏寿郎。

「弱き人を助けることは、強く生まれたものの責務」

柱としての責務、強き者の責務。

二重に負った、この重すぎる責務を全うしようとする煉獄さん。

もう原作通りじゃなくていい!

早く朝日が登ってくれないだろうか。

誰か、朝日を隠しているあの山を破壊して吹き飛ばして!

早く太陽の光を届けてくれないだろうか!

そう願いました。

しかし、寸分の違いもなく原作通りに進んでいくストーリー。

えぇん。煉獄さん。死なないで。

 

漫画で8巻(無限列車編のストーリーが掲載されている巻)を読んでいた頃の私は、猗窩座の力を知りませんでした。

上弦の、しかも「参」という数字を与えられた猗窩座の実力。

その後の戦いで、戦闘オタクである猗窩座の実力を知ってしまった私は、あの猗窩座をたった一人であそこまで追い詰めた煉獄さんを、称賛せずにはいられません。

それだけの戦いをした後、死の間際。

煉獄さんは、残った力で後輩に想いをつなげて逝ってしまいました。

お母さんに褒められて溢れた、最後の笑顔が忘れられません。

 

「内容知ってるしね。漫画でもそこまで感動しなかったし」

なんて思っていた私が。

よもや、泣いてしまうとは…。

 

偉そうに、口ほどにもない、なんて思って、本当に申し訳ございませんでした。

穴があったら入りたい!!

子ども達も引くほどの大号泣でございましたとさ。

ちなみに、あの感動シーンの最中、小一の次男くんはミニカーを壁に走らせながら「ながら見」してましたよ。

信じられん!!

 

 

さて、鬼滅の刃 遊郭編が12月から放送になりますね!楽しみです。

その前に10月10日から無限列車編がテレビアニメで放送されます。

煉獄さんが無限列車へと向かうまでのストーリーが新規追加されるとのことで、こちらも楽しみです。

 

★公式HPはこちら!

kimetsu.com

 

★原作漫画はこちら!

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

映画「予告犯」ネタバレなし!あらすじ&感想 ストーリー展開の意外性が秀逸なクライムサスペンス

こんにちは!malcoです。

生田斗真さん主演の映画「予告犯」が、を観てみました。

以下、簡単なあらすじとネタバレなしの感想です。

 

ネタバレなしあらすじ

Tシャツ姿に新聞紙の覆面を被ってネットに現れた人物。その名も「シンブンシ」。

シンブンシは、集団食中毒を起こした食品会社やSNSの書き込みで侮辱発言をした人物など法で裁かれることがなかった人たちを標的にして、インターネットで犯行予告動画を公開し、独自の制裁を加えていきます。

警察のサイバー犯罪対策課が動き出しますが、シンブンシは警察の捜査を掻い潜って犯行を続けていきます。

次第に、シンブンシの制裁を賞賛する人々や、シンブンシの模倣犯が出て来るなど、社会現象を巻き起こしていきます。

果たして、シンブンシの犯行の目的とは何なのか…というストーリーです。

 

「予告犯」とは

原作は、集英社の「ジャンプ改」に2011年から2013年まで連載された筒井哲也さんの漫画です。単行本は全3巻。

2015年に映画化されました。主演は生田斗真さん。その他のキャストは戸田恵梨香さん、鈴木亮平さん、荒川良々さん、濱田岳さん、坂口健太郎さんなどなど、豪華な顔ぶれ。チョイ役のキャストも豪華だったりして、びっくりします。

 

Blu-rayはこちら!

 

★原作はこちら!

 

ネタバレなし感想

原作未読、事前情報一切なしという状態で見たのですが、なかなか面白かったです。

単純に、サイバーテロの犯人を警察が追いかけて最後には東京都民が人質にでも取られるような、よくある話かと予想していたのに、思ってもみない方向に展開していって、意外性がありました。

犯罪者を警察が追いかける事には違いないんですけどね。

思ってたのと方向性が違ってました。

観終わってみて、非常にわかりやすい面白さだなと感じたのですが、原作が漫画だったんですね。

なるほど。確かに漫画っぽい感じ。

調べてみたところ、ストーリーは原作漫画にほぼ忠実に作られているようです。

シンブンシが法律で裁かれない社会悪に制裁を加えていく様子が、非常に低俗で卑劣で。

しかし今考えれば、そこは低俗でも何でも良かったのでしょう。

最初は悪趣味だと感じていたのに、シンブンシの正体や背景を知っていくうちに、どんどん応援したくなっていくような。

そんなダークヒーロー的な主人公でした。

ちょっと残念だったのは、新聞紙を被ってる犯人の絵がそんなに怖くなくて。

実際にいたら、本当に変態だと思うし、目の前にあんな人が現れたら恐怖しかないだろうと想像できるんですけど、中身が生田斗真くんだと思うと、全く怖くないです^^;

最初は正体がわからないようにして進められたら、もっと不気味さが出たんじゃないかと思います。

マスカレードホテルみたいな驚きね。

ああいうのが出せたら良かったなぁ。

主演が宣伝とか舞台挨拶とかしなくちゃいけないから、無理ですけどね。

でもシンブンシは複数犯だから、もうちょっと観客を驚かせる工夫ができたかも。

 

ツッコミどころはたくさんありました。

上手くいかない人生も、シンブンシの真の目的も、もっと他にやりようがあっただろうに…と思わずにはいられません。

主人公の奥田は頭の良さそうな人物に見えるし、一生懸命働いていたのに、そこからそんなに転落するかいな、とも思います。

まぁしかし、出会う人によって人生を左右されるというのは、あるのかもしれません。

そしてある時、思わぬ方向に人生が転がってしまった…。

考え方や行動に多少極端な印象が残りましたが、その辺に目を瞑れば、伏線がしっかりあって、回収もしっかりされて、ストーリー展開にも意外性があって、役者さんたちの演技も良くて、良作だと思います。

シンブンシたちの関係が素敵なんだけど、ものすごく切なくて。

最後はちょっと泣いてしまいました。

シンブンシの犯行や、それぞれの人生を思えば、社会に対する復讐心で動いているように見えますし、実際に恨んでいるのは確かなんだろうけど。

でも奥田が本当にやりたかったのは、そんなことじゃなかった。

彼の原動力は復讐心などではなかったのだと、個人的には感じました。

その辺が深いなぁと思える作品でした。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「グッドバイ 〜嘘からはじまる人生喜劇〜」ネタバレなし!あらすじ&感想 大泉洋と小池栄子あってこその面白さ

こんにちは!malcoです。

大泉洋さん・小池栄子さん主演の映画「グッドバイ 〜嘘からはじまる人生喜劇〜」を観てみました。

以下、ネタバレなしの簡単なあらすじと感想です。

 

ネタバレなしあらすじ

舞台は戦後の復興期。主人公は文芸雑誌の編集長・田島周二という、ちょっと気弱な男性です。何故か女性からモテてしまう田島は、何人もの愛人を抱えていました。しかし、青森に疎開させている娘からの手紙を受け取り、娘と妻を呼び戻したい一心で愛人たちと別れる決意をします。しかし優柔不断で女好きな田島にとって、愛人たちに別れを切り出すのはとても難しいことで…。

そこで田島は、ガサツで金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に嘘の妻を演じてほしいと頼み込みます。普段、泥だらけの顔で働いているキヌ子は、顔を洗って化粧をすると見違えるほどの美しい女性だったのです。

着飾ったキヌ子を連れて愛人たちの元を回り、諦めさせようと企んだ田島でしたが、事態は思わぬ方向に向かっていって…というストーリーです。

 

「グッドバイ 〜嘘からはじまる人生喜劇〜」とは

2020年に公開されたコメディ映画です。

ケラリーノ・サンドロヴィッチが戯曲化した太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」の舞台を映画化した、という少し特殊な経緯で生まれた作品なのだそうです。

監督は成島出さん。主演は大泉洋さんと小池栄子さんです。

 

★公式HPはこちら!

good-bye-movie.jp

Blu-rayはこちら!

 

太宰治の原作はこちら!

 

 

 

ネタバレなし感想

何の情報も仕入れず、大泉洋さんと小池栄子さんの名前に惹かれて観てみた映画です。

後から調べてみたら、なるほど太宰治の小説が原作ということで、納得しました。

ダメ男風情の男性がやたらめったら女性にモテるあたりが、まさに太宰ワールドですね。

それが何故か、コメディになってる( ̄∀ ̄)

私は、太宰治は好きな方ですが、この「グッド・バイ」という作品は読んでいません。

舞台もあまり見ないので、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんが戯曲化したという舞台も見ていません。

なので、単純に映画のみの感想になります。

ちなみに、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんは普通に日本人なんですね。

調べてみてビックリしました^^;

 

感想としては、なかなか楽しい作品でした。

脚本もストーリー展開も良いのですが、何より役者さんが素晴らしかったです。

特に小池栄子さんの存在感が凄いです。

小池さん演じるキヌ子がチャーミングなんです。ものすごく。

ガサツで気が強く、ダミ声で、着ている服はいつもボロボロ。

おまけに、牛のような怪力の乱暴者。

普段はチャーミングとは程遠い女性なんですが、綺麗にお化粧して着飾ると、見事に品のある美女に大変身を遂げます。

でも、その上品な美女から出てくるのは、おかしなダミ声( ̄▽ ̄;)

そして、お茶目で気取らない笑顔。

なるべく喋らないように、上品にと、頑張ってる姿も可愛くて。

下品さと上品さと、ガサツさと可愛らしさが、本当に絶妙でした。

そんなキヌ子という濃いキャラに対して、主人公である田島は、どちらかと言えば弱めでグズグズとした印象でした。

キヌ子に負けてしまいそうな田島というキャラを、キヌ子に負けない存在感を持って、真面目に、コミカルに演じられている大泉洋さんは、やはりさすがだなと。

主演にこのお二人を起用したからこそ出せた、面白さだったのだと感じました。

 

ストーリー展開としては、思ってもみない方向に転換していきます。

そこが見所ですね。

観終わって考えてみれば、田島の人生はなんて奇妙で波瀾万丈だったんだろう。

この「奇妙で波乱万丈」の部分の描かれ方薄いのが、少し残念だったような気もします。

そこは作者側からしてみれば、どうでもいい部分だったのかな。

コメディではなく、ドラマチックな恋愛ストーリーとしての「グッドバイ」も観てみたいです。

作品のタイトルである「グッドバイ」というセリフが、もちろん出てくるのですが。

昔の人が「good-bye」という英語をどういうイントネーションで発音していたのかは解りませんが、この映画での「グッドバイ」の言い方には、いかにも昭和でハイカラな雰囲気が出ていたように思います。

タイトルになっているだけあって、とても印象に残るセリフでした。

 

 

 

まとめ

コメディなので、好き嫌いが別れるかと思いますが、お好きな方は是非観てみてください。

原作が舞台であるせいか、映画館でスクリーンで観るよりも、舞台の方が面白そうな印象も受けました。

恋愛ものとして観ると、かなり物足りなさがあるかな。

しかし役者さんは素晴らしいし、展開としてもあっと驚かされるものがあったので、満足できました。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「孤狼の血」ネタバレなし!あらすじ&感想 画面を直視できないバイオレンス。じゃけど、豪華キャストの広島弁に感激じゃのぅ…

こんにちは!malcoです。

映画「孤狼の血」を観てみました。

以下、簡単なあらすじと感想です。

 

ネタバレなしあらすじ

昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島の架空都市「呉原」で繰り広げられる暴力団の抗争の話です。

1人の金融会社の経理係の失踪事件が、呉原を拠点とする暴力団・尾谷組と、敵対する加古村組との抗争に発展していきます。

この抗争を食い止めようと奔走する呉原東署の刑事・大上(役所広司)と、広島大学卒の新米刑事・日岡松坂桃李)。

正義感あふれる真面目な人柄の日岡とは対照的に、大上は捜査のためなら暴行・放火・住居侵入など、平気で違法捜査をするヤクザのような刑事で…というストーリーです。

 

孤狼の血」とは?

原作は柚月裕子さんの同名の小説。第69回日本推理作家協会賞受賞、「このミステリーがすごい!」2016年国内編第3位など、その他にも高評価されている人気作品です。

2018年に役所広司さん主演で映画化されました。R15+指定です。

キャストが豪華なのも見どころです。

キャスト:役所広司さん、松坂桃李さん、江口洋介さん、真木よう子さん、中村倫也さん、竹野内豊さん、中村獅童さんなどなど。

映画でも「日本アカデミー賞」他、さまざまな賞を受賞しています。

全3作で、原作の続編「凶犬の眼」が「孤狼の血 LEVEL2」として映画化され、2021年8月20日に公開されます。

 

★公式HPはこちら!

www.korou.jp

 

Blu-rayはこちら!

 

★原作はこちら!

 

ネタバレなし感想

ヤクザモノか、刑事モノか…

原作も映画も評価が高かったので、観てみたんですけど。

サスペンス要素もありますが、バイオレンス映画としての印象がかなり強いです。

ヤクザの人たちがいっぱい出てくるんですが、主人公は刑事です。

マル暴の話だからか刑事もヤクザっぽくて、出てくる人みんなヤクザっぽくて。

結果、やっぱり刑事モノではなく、ヤクザ映画ですね。

暴力シーンが生々しいです。

普通そこオブラートに包むよね?って描写を惜しげもなく見せてくれる感じ(ー ー;)

お子さんの前では絶対に観てはいけません。

公式HPはオシャレでカッコいいんですよ。

なので、初っ端からそのイメージとのギャップに戸惑いました。

豚のフンを食べさせられるという衝撃的なシーンから始まって、開始早々に「もう観るのやめようかな」って思っちゃいましたど、これが案外伏線になってたりします。

私は、ヤクザ映画はそんなにたくさん観てないのですが、今までに観た何本かは全て、義理とか任侠道とか、そういうのをカッコ良く描かれていました。

でもこの映画では、そういう美化はされてないと感じました。

極道の世界は、ただただ酷くて汚い世界のように思えました。

極道だけじゃないですね。

一見美しく見える世界も、裏を返せば残酷で凄惨だったりします。

その中でも人間が一番酷いんだろうな。

そういう人間の醜さと恐ろしさをひしひしと感じて、ゲンナリしてしまいました。

昨今の映画やドラマの暴力シーンは、アクションや殺陣として昇華されて、派手にカッコ良く表現されているものが多いですよね。

私はそういう作品が好きなので、よく観ます。

だけど、この映画では暴力は暴力。殺人は殺人。

決してカッコ良いものではなく、残酷で凄惨で、その様子はまさに狂気の沙汰にしか見えませんでした。

 

しかし、ただただ酷いだけの映画ではありませんよ。

そういう酷いモノの中でも、光や希望や強さのように見えるものがあるんですよね。

それがこの作品の魅力なんでしょう。

あまり詳しく書くと、ネタバレっぽくなってしまうかな。

やめておこうっと^^;

大上こそがキーパーソンですね。

悪なのか正義なのか、どちらでもありそうで、どちらでもなさそうな大上の存在感が、とにかくスゴいです。

そんな大上をそばで見て、自分の中の正義が揺らいでいく日岡の変化も面白いです。

大上役をされている役所広司さんが主演なのですが、ストーリー上の主人公は日岡のように見えました。

視聴者は、日高目線でヤクザの世界の恐ろしさに驚き、大上の人柄に惑わされていく感じ。

あまりに凄惨な光景に、最初は観始めた事を後悔しましたが、大上と日岡の関係を追っていくうちに映画の世界観に夢中になりました。

 

広島が舞台のお話です。

舞台は広島の架空都市「呉原」です。

ですが。名前といい景色といい、架空でもなんでもなく、呉…ですね^^;

広島でロケをしたようです。

呉市だけでなく、広島市にも来ていたそうで。

いいな〜。ロケ現場、見たかったな〜。知らせといてよ〜。

 

広島県民としては映画の中の広島弁が気になりました。

なんせ有名な俳優さんがいっぱい出て来て、み〜んな広島弁を喋りますからね。

なんて豪華( ̄∀ ̄)

みなさん広島弁がお上手でした。

他の地域の方は聞き取れるんだろうかと心配になるくらい、広島弁でした。

一つだけ、「〜ちょる」というのが多用されているのが気になりました。

「〜している」という意味です。

私の周りではあまり聞きません。「〜とる」が多いです。

地域や年代で違うのかな。私の父親も叔母も「とる」でしたし、呉出身の友達も「とる」を使いますが。

「ちょる」は山口のイメージが強いかな。

少し前の映画やドラマの広島弁は違和感しかなかったです。

なぜか関西イントネーションになってたりね^^;

広島弁のイントネーションは関西でも関東でもなく、広島イントネーションだと地元民としては感じています。

アクセントがちょっと田舎くさいんですよね。

最近の作品の広島弁は違和感なく観られることが多いです。

ちゃんと方言の指導をされているのと、上京しても広島弁を使ってくれているポルノとかperfumeのおかげもあるのかな。

そういえば、松坂桃李くんは「この世界の片隅に」のドラマでも呉市民の役でした。

縁がありますね。

それにしても、広島といえばヤクザか原爆か…。

そういう作品が多いですね。

あまり明るく楽しいモノではないので、ちょっと悲しい…というのが本音です。

 

まとめ

映像はスプラッター映画に近い凄惨さです。

スプラッタ嫌いの私が、よく最後まで観られたなと思います。

夢に出て来そう…´д` ;

そういうのが嫌いな方にはお勧めできません。

しかし、人間の負の部分や恐ろしさ、正義や悪の価値観など、考えさせられる事も多い深い作品ですし、視聴前と観始めと観終わってからの印象が全て変わってくる点も面白いと思いました。

凄惨なシーンは画面の9割を手で覆い隠して見られなかったりもしましたが、最終的にはやっぱり観て良かったし、たぶん続編も観ちゃいますね。

そんな不思議な映画でした。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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映画「名も無き世界のエンドロール」ネタバレなし!あらすじ&感想 髪型が気になったけど、やっぱり岩ちゃんはカッコ良かった

こんにちは!malcoです。

岩ちゃん主演の映画「名も無き世界のエンドロール」を観てみました。

ネタバレなしのあらすじと感想です。

 

「名も無き世界のエンドロール」あらすじ&感想 

「名も無き世界のエンドロール」とは?

原作は2012年に第25回小説すばる新人賞を受賞した、行成薫さんの小説です。2020年には続編が刊行されています。

2021年に映画化され、映画版の半年後を描いたwebドラマがdtvで配信ました。

映画の主演は岩田剛典さん。主人公の幼馴染役に新田真剣佑さんと山田杏奈さん。その他にも中村アンさん、大友康平さん、柄本明さんなどが出演されています。

 

★公式HPはこちら!

www.namonaki.jp

 

★原作小説はこちら!

 

★映画の続編小説はこちら!

 

ネタバレなしあらすじ

主人公のキダ(岩田剛典)には、マコト(新田真剣佑)という幼馴染がいました。複雑な家庭環境で育った2人は親友でした。マコトはイタズラ好きな性格で、いつもキダにドッキリを仕掛けては、驚かせて喜んでいました。

ある日、小学校にヨッチが転校して来ます。キダとマコトと同じような境遇で育ったヨッチはすぐに2人と仲良くなり、それから3人は支え合いながら小中高と一緒に過ごしていきます。

 

大人になったキダとマコトは、自動車の整備工場で働いていました。今でも仲の良い2人ですが、そこにヨッチの姿はありません。

そんな中、一台の車が工場にやってきます。車に乗っていたのは、政治家の娘でトップモデルのリサ。事故車両を秘密裏に直してほしいという依頼でした。リサに興味を持ったマコトは、リサを食事に誘いますが相手にされません。

その後、マコトは突然工場を辞めて、姿を消してしまいます。

 

それから2年後、キダはマコトを探すために裏社会に潜り込み、マコトを見つけます。マコトは、リサに釣り合う男になるに必死で金を稼ぎ、ある会社を買おうとしていました。

マコトは、裏社会で交渉屋として仕事をしているキダの力も借りて、会社の社長にまで上り詰めます。クリスマスのある夜、マコトはリサにあるサプライズを計画しており、キダはそれに協力することになって…というストーリーです。

 

ネタバレなし感想

岩ちゃん好きとしてまず言いたいのは。

岩ちゃんはその髪型じゃないっ( ̄◇ ̄;)…って事ですかね。

キダの少年時代を演じていた子役もクルクルのパーマだったので、天パって設定なのかな。

クルクルで長めで、ちょっと変な髪型。

うーん。普通にしてたらカッコいいはずなのに、なんでわざわざそんな髪型にしたのかな。

そこが気になって仕方ありませんでした。

そして、流石に高校生はちょっと苦しかったですね。

岩ちゃんは現在32歳…。話の作り上、仕方ないっちゃ仕方ないんですけど。

幼馴染のマコトを演じた新田真剣佑さんは24歳。ヨッチ役の山田杏奈ちゃんは20歳です。

やはり岩ちゃんに比べると、高校生を演じて違和感がない…。

20歳と24歳と32歳が同級生を演じなきゃいけないって、相当キツいですよね。

あくまで現在の年齢です。撮影時はマイナス1歳くらいかな?

映画の中では、そこまでの年齢差には見えなかったです。

岩ちゃん、よく頑張ったと思います。

つか、岩ちゃんって童顔だし、あの髪型じゃなかったらもう少し若く見えたんじゃないかな。(←やっぱそこ)

まぁ、何だかんだ文句言っても、やっぱり岩ちゃんはカッコよかったです。

 

内容に関しては、ちょっと辛口になってしまいます。

全く面白くないって事はないんですが、非常に先が読みやすかったです。

去年の冬、きみと別れ」の時にも思ったんですけど、宣伝の仕方が悪いですよね。

「ラスト20分の真実」なんて書き方をすると、そこに何かどんでん返しがあると思ってしまうし、そういう目線で見てしまうと驚きも半減してしまいます。

さらに言えば、「世界の終わり」とか「壮大な計画」とか、そういう言葉を宣伝文句に多用している割に、そこまでのスケールの大きさは感じられませんでした。

裏社会で生きていくキダと、会社の社長へのし上がっていくマコト、2人の苦労や凄さが伝わってこなかったですし、「裏社会」とか「交渉屋」とか出て来ますが、その内容はモヤっとしていて現実味がなく、チープさを感じました。

 

良かった点としては、キダとマコトの仲良し具合がとても好印象でした。

そういう青春モノ・友情モノとしては笑顔で見られるし、羨ましいと思うし、ヨッチも含めて3人の絆や関係性は素敵でした。

たった数日の違いで、キダとマコトの立場が変わっていたかもしれない…そう思うと、考えさせられるものもありました。

あとは、リサ役の中村アンさんの演技が良かったです。いかにも美人でセレブなお嬢様で、なかなか迫力もありました。

 

「Re:名も無き世界のエンドロール 〜Half a year later〜」について

映画から半年後のお話です。

dtvのオリジナルドラマとして配信されました。

あらすじを載せると映画のネタバレに繋がりそうな気がするので、やめておきます。

1話が20分から30分くらいで、全3話なのであっという間に見終わります。

もちろん、映画の後に観た方が良いです。その方がセリフとかも響いてくると思います。

ちなみにこちらの岩ちゃんの髪型は普通です。

同じくパーマはかかってますけど、こういうのなら全然OK( ̄∀ ̄)

クールで、ちょっとアンニュイな岩ちゃんが楽しめますよ。

 

まとめ

私は原作未読ですが、原作小説はもっと面白いのかもしれないと思いました。

こういう作りの話は小説の方が楽しめるかもしれません。

映画はあまり大人向けではなかったかな。その反面、分かり易い話ではあります。

決して、ストーリー自体が面白くないというわけではありません。

見せ方の問題かな。

岩ちゃんや真剣佑目当てなら、じゅうぶんに楽しめますよ。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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映画「去年の冬、きみと別れ」ネタバレなし!あらすじ&感想 あなたは騙される? 狂人たちが集う、愛と狂気のサスペンス・ミステリー

こんにちは!malcoです。

映画「去年の冬、きみと別れ」が、dtvで見放題になってたので観てみました。

 

ネタバレなしあらすじ

盲目の女性が火事に巻き込まれて死亡するという事件が起こります。

その女性は、木原坂(斎藤工)という写真家の元で写真のモデルをやっており、撮影の時に使用した蝋燭が倒れ、燃え広がりました。

木原坂は誘拐・監禁を疑われ、殺人の容疑で逮捕・送検されますが、保護責任者遺棄致死罪となり、2ヶ月の執行猶予の判決が出ました。

 

時は経ち。

フリーライターの耶雲(岩田剛典)は、木原坂の事件を記事にしようと、ある出版社に企画を持ち込みます。

耶雲は木原坂を疑っていました。木原坂は執着心が強く、これまでにも問題を起こしている写真家でした。ネットの書き込みで「木原坂が炎に包まれた女性を撮影した」という噂を見つけ、殺害した可能性があると考えていたのです。

出版社の編集・小林(北村一輝)は、判決の出た事件であり、名誉毀損で訴えられる可能性があると断りますが、編集長が耶雲の企画を気に入り、耶雲は木原坂の密着取材をすることになります。そして木原坂のスタジオに出入りするようになり、夢中で彼の取材に取り組みます。

耶雲は、木原坂だけでなく、彼の関係者への取材もしていました。

関係者の証言で、木原坂の父親が自宅で強盗に襲われて殺害されたこと、幼かった木原坂と姉の朱里(浅見れいな)も巻き込まれて重症を負っていたことが判明します。犯人が捕まらず迷宮入りした事件に違和感を感じた耶雲は、木原坂姉弟の犯行を疑い…。

そんな中、結婚を控えていた耶雲は婚約者の百合子(山本美月)と喧嘩をしてしまいます。木原坂の密着取材が片付くまで結婚はできないと、耶雲が言い出したのです。

その様子を陰から見ていた木原坂は、後日、百合子の働くレストランに行き、彼女に写真のモデルになって欲しいと声をかけ…。

突如、百合子と連絡が取れなくなった耶雲は、木原坂を疑って警察に捜査を依頼しますが、百合子が自ら木原坂の元へ行ったと相手にされず…というストーリーです。

 

去年の冬、きみと別れ」とは?

中村文則さんの同名小説が原作です。

原作が「映像化不可能」と言われた叙述ミステリーであるため、映像化にあたって構成がかなり変更されており、映画独自の視点を持って制作されたそうです。

映画は「第二章」から始まり、その理由が後半で明かされていきます。

 

 

★原作はこちら 

 

ネタバレなし感想

ツッコミどころはあるものの、全体を通しては、なかなかおもしろかったです。

映画の宣伝の「すべての人がこの罠にハマる」というのを見て、何かあるのだろうと疑いながら見ましたが、中盤まで気付けませんでした。

私はミステリーが好きな割に鈍感な方なのでアレですが、ミステリーやサスペンスを観慣れている人なら、もっと早くに真相に気付けるでしょう。

逆に言えば、そういう作品を観慣れていない人はすっかり騙されてしまうのではないかと思いました。

個人的には「シックスセンス」や「ユージュアルサスペクツ」のような、ラストで「えーっ!」となるのを期待していたので、中盤でいろいろ分かってしまったのは残念でした。

「罠にハマる」という、いかにもな宣伝文句がなくて、普通のサスペンスだと思って観た方がもっとビックリできて、おもしろかったのかもしれません。

タイトルの意味は、本当に最後の最後まで分かりませんでした。

タイトルについては、主人公でないと理解できないようにも感じました。

 

登場人物が皆さん狂っていらっしゃいます。

誰も幸せになれないストーリー。

人が死ぬ話だから仕方ないですけど。

どんでん返しがある話は最後にスッキリしそうなものですが、全くスッキリできない…。

なんだか悶々として終わってしまいました。

誰が一番狂ってるかって大会のようで。

「私が一番狂ってるわ」と余裕ぶっていても、もっと狂ってるヤツには敵わないぞと。

狂ってしまう原因は人それぞれですが、憎しみから幸せは絶対に生まれないんだなと。

そんな絶望感が漂う作品でした。

 

主演は岩ちゃん。…だから観たってのもありますね^^;

耶雲の変わってしまう内面をしっかりと演じ分けていて、頑張ってるなぁと感じました。

難しい役だったでしょうに。

小林役は北村一輝さんでしたが、ちょっと違ったかな〜。もっと情けなさそうな雰囲気の役者さんの方が、不安定な感じがして良かったかも。

役柄として一番しっくりきたのは木原坂役の斎藤工さんでした。斉藤さんは何考えてるか分からない感じの芸術家とかカメラマンとか、似合うな〜。彼の見せる一番最後の表情が、おかしくて。なんとも言えない顔が印象的でした。

 

最近の自分の傾向としてはコメディやアクションばかりに走っていて、こういうダークなシリアス作品は観ていなかったので、これはこれで久々におもしろかったです。

若い頃ならもっと騙されて衝撃を受けていたと思います。

と同時に、歳を取って経験豊富になると、少しの事では驚かなくなるってのを再認識して、ちょっぴりヘコみましたとさ(´;ω;`)

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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