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ウクレレ&ドラマ大好き主婦の徒然日記

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映画「Dr.コトー診療所」ネタバレ感想 不幸を詰め込みすぎ

こんにちは!malcoです。

映画「Dr.コトー診療所」が、新春にテレビ放送されました。

こんなに早くテレビで見られるなんて!と嬉々として観ましたが…。

うーん。残念ながら、これはかなり酷評になりそうです(ー ー;)

 

以下、ネタバレを含む感想になります。

未視聴の方はお気をつけください。

 

映画「Dr.コトー診療所」ネタバレ感想

コトー先生が島に来て20年の月日が経ち、彩佳はなんと妊娠7ヶ月。診療所には新しいナースの那美が加わっており、さらに新米医師の判斗を迎える中、剛利の乗る漁船の事故やコトー先生の病気の発覚、台風襲来によるゲガ人続出の大混乱が起きるというストーリーでした。

島の景色は相変わらずでした。

本当にのどかで穏やか。癒される景色でした。

そんな島なのに、事件や事故や病気が多すぎて忙しすぎました〜。

もう、不幸のオンパレードのようで。

美しい島の景色が悲しく映ってしまうほど。

そんなに不幸を詰め込む必要があったのか。

高齢化でお年寄りの不調や病気が目立つのは、仕方ないんですけどね。

コトー先生ですら老いが感じられて、今からお父さんなんて大丈夫?って思うほどでした。

ドラマの頃からおじいちゃんだった人もいるし、働き盛りだった人たちもそろそろガタが来てるから、そろそろ剛洋たちの世代に交代だな〜って話だったら良かったんですけどね。

剛利は漁師を引退するか否かという岐路に立たされ、コトー先生は致死率の高い病気になり、剛洋は大学を辞め、台風で被害者続出。

Dr.コトーって、こんな不幸満載で、こんなに気持ちが沈む作品だったっけ?

最後はみーんな倒れて、あぁ、これは詰んだな…と(ー ー;)

しかも、コトー先生が倒れても、誰一人駆け寄りもしない。

頑張れって言うだけ。

判斗のセリフが頭をグルグルしました。

これまでコトー先生に頼り切りだったこと、島の医療はコトー先生の自己犠牲で成り立っていること。

病人がこんなにも搾り取られているのに、周囲は頑張れとしか言わない。

先生は疲れて休んでるんじゃなくて、病気なのに倒れるまで無理をした結果、倒れてるんですよ。

なんて過酷なんでしょう。心が痛みました。

しかもまさか、あそこからコトー先生が立ち上がるとは。

制作側は、どんな時も諦めないコトー先生の強さや、絶対に助けるという信念と執念を描きたかったのかもしれません。

でも私には、島民の非情さの方が強く印象付けられてしまいました。

結末はおそらく、コトー先生が助かったと思われる演出でしたが、もしもあのまま死んでいたら、島民たちは自分が「頑張れ」と言ったことを悔やまないでしょうか。

診療所がてんやわんやな時に、自分たちを早く診ろとせがみ、自分のことしか考えていないような言動の島民たちにもイライラしました。

島の外から来た若造に、コトー先生に頼りすぎだと一喝されても仕方ない展開でした。

そもそも、沖縄の離島の住人たちが、台風一つであんなに大勢が怪我するもんでしょうか。

もっと台風慣れしてると思うし、身を守る準備も早めにするだろうし、安全な身の振り方も知っていると思います。

そういう部分も含めて、かなり残念な作品になってしまいました。

 

良かったのは、キャストが勢揃いしたことかな。

みなさん、歳をとっていたり、全然変わっていなかったり、それぞれに楽しめました。

何より、剛洋がご本人というのが感無量。

雰囲気が全然変わってませんでした。

親子の空気感もね。

あの会話のない薄暗い食卓。

お父さん、いい人なのは知ってるんだけど、怖いんですよね^^;

それから、エンディングで流れた中島みゆきさんの主題歌も変わらずで、自転車と水平線の映像も懐かしくて懐かしくて、涙が出そうなくらい良かったです。

 

最後はかなり曖昧に終わってしまいました。

コトー先生は助かったと思っておきます。

それにしても、結局どんな治療を選んだのか分からずじまいでモヤモヤ。

剛洋はまた医者を目指すようですが、学費はどうしたのか、復学できたのかも分からず。まさか、またイチからやり直しじゃないよね?

それから、近隣諸島との医療統合の話はどうなったのか。

いろいろ置き去りになって、終わってしまいました。

どう考えても詰め込みすぎでしたね。

さすがに次はもうないだろうけど、今後のコトー先生のためにも、心臓マッサージとか傷の手当てとか、医療行為にならない程度の応急処置ができる島民を増やしてほしいなと思います。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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