こんにちは!malcoです。
「対岸の家事」第3話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
星夏(吉玉帆花)がおたふく風邪になり、仕事を1週間休まなければならなくなった礼子(江口のりこ)。取り敢えず1日だけ星夏を詩穂(多部未華子)に預かってもらい、出社して同僚の今井(松本怜生)に仕事の引き継ぎをすることに。今井が快く仕事を引き受けたため、驚く礼子。会社が肩代わり制度を導入したため、礼子の仕事を肩代わりする今井に調整手当てが支給されるのだ。
詩穂がこの話を中谷(ディーン・フジオカ)にすると、他人の子どもをタダで預かるのはお人好しすぎると言われる。中谷は対価をもらうべきだと主張。そして、詩穂も礼子の育児を「肩代わり」しているのだと言う。「肩代わり」という言葉に引っかかる詩穂。
中谷は礼子とばったり会い、詩穂に対価を払うつもりはあったのかと問いただす。
数日後、星夏が元気になって出社できるようになった礼子だったが、今度は篤正(寿昌麿)がおたふく風邪になってしまう。いつも仕事を肩代わりしてくれている今井は、有給を取る予定になっていた。今井が有給を諦めて出社すると言ったが、礼子は篤正が病気の間、詩穂に預けて出社することに。今度は対価として8万円を詩穂に渡した。
篤正を預かった詩穂は自分の家事ができず、苺(永井花奈)も外で遊ばせられず、生活のペースが乱れて困ってしまう。
後日、詩穂は礼子に8万円を返し、自分のペースで家事と育児をしたいのだと、自分が専業主婦になった理由を伝える。お金をもらって礼子の大変さを背負うことはできないが、少し肩を貸すことならできると言って、今後も礼子に協力すると話す。
一方、礼子の職場では今井の様子がおかしかった。気づいた礼子が声を掛けると、飼っている犬のココアが病気なのだという。心配で仕事も手につかず、有給もココアの手術のために取ったのだった。しかし、子育てと仕事の両方を頑張っている礼子を見て、泣き言は言えないと思っていたようだ。礼子は、自分が弱音を吐かないせいで今井を苦しめていたと思い、自分もいっぱいいっぱいなのだと泣き言を言う。二人はこれからもお互いに協力していこうと約束するのだった。
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ネタバレ感想
今回も礼子の家庭はバタバタでしたね〜。
よく頑張ってますよね、ワンオベで。
旦那さん、何やってる人なんだろう。
全然家にいませんよね。いつもラインでしか登場しません。
両親とも仕事が本気モードで忙しい家庭なら、もっと育児を計画的にしないとダメですね。時間がないなら、お金をかけるべき。
どうして病児保育で預かってもらえなかったのか分かりませんが、都会の生活圏なら、他にも病気の時に預かってくれるサービスがありそうなもんだけど。
そういう所を探して登録しておくとか、子どもが病気でも来てくれるシッターを雇うとかしないと、難しいでしょう。
仕事の肩代わり制度ってのも、なんだか変な制度だな〜と思いました。
育児や介護で休んだ人の仕事を肩代わりした人に手当を支給って。
休んだ人の仕事をまるまる誰か一人が請け負うんでしょうか。
今回みたいなパターンだと、今井くんは1週間も二人分の仕事をしないといけないってこと?
その分お金がもらえるとしても、負担がヤバすぎるでしょ。
今井くんって、どんだけ仕事できるオトコなの?
今井くん以外の人は協力してくれないの?
「みんなで分担」は無理なのかな〜。業務の内容にもよるだろうけど。
分担して仕事量が増えてもお給料は増えないってなると、不満は出るか〜。
なんだか、子育てが「社会の負担」になってしまう世の中だな〜。
少子化になるしかない社会構造だなと、改めて感じるエピソードでした。
礼子は、もう死に物狂いで詩穂に篤正を預けて、仕事に行ってしまいましたね。
詩穂のようなお人好しのお隣さんがいてラッキーだねと思う反面、ものすごくモヤモヤしました。
「もうこれ以上会社に迷惑をかけられない」という気持ちは痛いほど分かります。
でも、こっちの生活のことも考えてよって感じ。
それに、お金をもらって子どもを預かってしまうと、ベビーシッター的な「仕事」みたいになってしまいますよね。
こういう関係が続くと「お金払ってんだからやってもらって当然」みたいになる時が来そう。
対価を払うっていうのは、責任や罪悪感を手放して、相手に押し付ける行為になると思うんです。
今回の場合は、罪悪感の方が強かったかな。
お金払うんだからいいでしょって、自分を納得させるための手段というか。
そしてお金をもらう方は、相手が手放した責任や罪悪感を受け取ることになります。
お金もらってるからには、ちゃんとしなきゃとか、金額分の働きをしなきゃとか、そんな感じで。
上辺ではギブアンドテイクが成立しているように見えても、ビジネスという視点に立っていない「ママ友」や「お隣さん」という関係だと、かなり歪んだ関係になる気がします。
トラブルを避けるためのマニュアルも契約書もないしね。
詩穂の方にビジネスとして成立させる気持ちとスキル・資格があれば問題ないんですが、友達やお隣さんという立場ではかなり重たいです。
ここまで3話に渡ってこのドラマを見てきて、専業主婦が絶滅危惧種になったせいで、いろんな問題が起きてるんだと、考えさせられますね。
専業主婦って、社会の潤滑油的な役割をしてたのかもしれないな〜と。
なかなか深いドラマです。
次回はまた新キャラが登場して、小児科開業医の後継問題の話になるようです。
いろんな所に首突っ込むよな〜、詩穂(ー ー;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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