こんにちは!malcoです。
「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
最終回は、九条先生(松岡茉優)が2周目の人生の続きを生きるために、1周目で突き落とした犯人を突き止めて向き合うというお話でした。
正直なところ、最終回が一番イマイチでした。
犯人はやはり星崎くん(奥平大兼)でしたね。
クラスが深刻な状況でも一人ヘラヘラしていることが多く、あれ?と思うことは確かに多かったです。
みんなと同じように感じられない人というのはいると思うし、そもそも大多数が同じように感じているのかも疑問なところだと思います。
大多数と違っていたり、一般的な道徳感と違う自分を隠しながら生きている人も、案外多いんじゃないかな。
なので、星崎くんのようにみんなと違うことや、自分だけ変われないことに悲嘆する人が、クラスにいるというのは、何も不自然ではありません。
ただ、どうして九条先生を巻き添えにするのか、その動機がよく分かりませんでした。
2周目は、俺だけ変われない→先生が変えてくれなかった→なんでもするなら一緒に死んでよ、と解釈することはできます。
しかし、1周目にどうして九条先生が選ばれたのか。
一緒に死んでくれる人が欲しかったようですが。
なんで先生?
まぁ、「誰でも良かった」という事件はあるので、たまたまその時目についただけかもしれないし、理由を求めても無駄なのかな。
それから、もう一つ疑問。
星崎に寄ってきた生徒たちが、涙ながらに「こんなことするな」と訴え、「俺たちのために死ぬな」と言うほど、星崎くんとクラスメイトって仲良かったっけ?
このクラスメイトたちがいるから生きてみろと言われたところで、卒業した後、このクラスメイトたちが本当に心の支えになるのか…。
このシーンで、ちょっと気持ちが引いてしまいました。
まぁ、生きてみなくちゃ分からないか。
自分を囲むクラスメイトに色がつき、その奥の夕日が赤く見えた星崎くんは、モノクロの日々が変わるという経験をした。
それだけで、未来の可能性が広がったのかもしれませんね。
しかし、これまでに星崎くんとクラスメイトとの関係性がもう少し描かれていたら、共感しやすかった気がします。
そんな具合で、納得しようと思えばできるけれど、本当にそれで良いのか?とモヤモヤする最終回でした。
ここ数話、特に鵜久森さんが亡くなって以降かなり盛り上がる展開が続いていたので、最終回だけ別物のような印象になったのもイマイチだった原因の一つかなと思います。
そうそう、サブタイトルが回収されましたね。
「託された」でした。
生徒にっていうか、主に鵜久森さん(芦田愛菜)に託されたっぽいけど。
それにしても、重いなぁ。
2週目の一年、九条先生は死んでしまった1周目の運命を変えるために頑張ってきました。
それって「自分の人生を終わらせないため」という目標があったから、頑張れたんだと思います。
これを毎年毎年何年間も続けるとなると、大変すぎて寿命が縮みそうです。
もちろん、鵜久森さんの訴えは九条先生へではなく、視聴者への訴えだろうから、「頑張らなきゃいけないのは私たち」ってことなんでしょうけどね。
単純に、学校の先生の仕事としては過酷すぎるなと思ってしまうのは私だけでしょうか。
ドラマ全体としては、とても面白かったです。
2周目の人生という設定がキャッチーで惹かれましたし、九条先生や鵜久森さんが行動することで出来事が変化していくのも、とても興味深く見られました。
鵜久森さんの強さにも目を奪われましたし、九条先生の授業もいろんな事を考えさせられたり気付かされたりしました。
セリフシーンが多かったにも関わらず、役者さんたちの演技力で引き込まれることも多く、毎度いろいろ事件が起きてハラハラできて、飽きずに最後まで楽しめたドラマでした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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