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「竜の道 二つの顔の復讐者」第8話(最終回)感想 分かっちゃいたけど、ラストが悲しすぎたわ…

こんにちは!malcoです。

「竜の道 二つの顔の復讐者」第8話(最終回)が放送されました。

  

以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

 

ざっくりあらすじ

 沖(落合モトキ)は斎藤和成について調べ上げており、竜一(玉木宏)と入れ替わった真相や、キリシマ急便へ復讐している事にまで辿り着いていました。

沖の狙いは悪事を暴いて記事にすることではなく、それをネタに強請ることでした。すべての真相と、竜二(高橋一生)や美佐(松本穂香)の写真まで載せられた記事を送りつけ、金を要求する沖。窮地に立たされた竜一は、沖を殺してしまいます。

翌日、竜二は竜一が沖を殺したこと知ります。

竜一は自分のやり方で復讐を遂げると言い出し、邪魔者を全て殺してしまいそうな勢いでした。竜二がそれ止めようとすると2人は殴り合いの喧嘩に。

竜一は「邪魔をするならお前も殺す」と、竜二に拳銃を突きつけ…というストーリーです。

 

 

ネタバレ感想 

復讐の終わり

一応、復讐できましたね〜。

源平(遠藤憲一)が悪事を喋る動画を拡散するという方法でした。UDコーポレーションならではの手法って事でいいのかな。凛子(奈緒)がその手腕を発揮してくれました。

竜一は沖をさっさと殺してしまったので、源平もやっちゃうのかとハラハラしましたが、まさか動画を撮っていたとは。曽根村(西郷輝彦)からデータをもらえないから、自分で撮ろうと思ったのかな。

きっと復讐はただ殺せばいいってものではなかったのでしょう。沖は生かしておけば必ず害を成すので殺してしまいましたが。

それにしても、その方法。

もっと前に実行しようと思えばできたんじゃ?

いやむしろ、最初からそういう路線で進んでおけば…と、今さら言ったところで詮ないことですね。

まぁ突っ込みどころはあったものの、全く悪びれる様子のない源平にひと泡吹かせることができて、少しスッキリできました。

 

最終回で驚いた事が2つありました。

1つは、曽根村の子どもが沖だった事。

その意外性って、このドラマの中で必要だったんだろうか。

お付きの人ですら「竜一さんと竜二さんなんじゃ…」って言ってたのに。きっと彼もそっちかーい!って思ったに違いない。

しかし曽根村も、ずっと沖を放置しておいたくせに、好き放題言ってましたね。そんな文句言うなら自分が育てろよっと。

もう1つは、竜一が源平に渡した拳銃に弾が入ってなかった事。

思わず「えぇーっ!入ってなーい!」って叫びましたよ。源平の代わりにね( ̄▽ ̄;) 

あのエンケンさんの「ふん!ふんーっ!」って必死に自分を奮い立たせる演技に夢中で、弾が入ってないだなんて思いもしませんでした。

いや〜。なんつーお仕置き。

社会的な制裁がなされて家にマスコミが押し寄せ、源平ももういい年だし、これから挽回していくのは容易ではないでしょう。今後の人生を憂いて、生きる事より死ぬ事を選んだのに、覚悟も決めたのに、そこで死なせてもらえないっていう…。

なかなか酷な罰になったのではと思う反面、金だけは持ってそうだから海外で悠々自適って道もあるのか〜。そう考えると、ちょっとビミョーですね。

 

竜一の最後

悲しすぎるラストでした。

きっと竜一は最後に何らかの形で死ぬんだろうなと、分かってましたけどね。

手を汚し続けて、とうとう沖を自らの手で自らの意思を持って殺してしまって。

大野木の息子が沖の荷物に着目した時点で、こいつに殺されて終わるんだろうなと。

しかし恨むべきは大野木の息子ではなく、沖ですよね。

沖は正義感ではなく、金のために動いていた悪党でした。そんな身勝手な理由で大野木の息子に近づいて、巻き込んでしまいました。

 

曽根村は沖の事をダメな奴みたいに言ってましたが、曽根村だって所詮は悪党。悪党の息子が悪党になっただけ。血は争えません。

そういう面では、大野木の息子も同じかもしれません。

中学生といえど、様々な選択肢がある中で「竜一を刺す」という選択をしたわけですから。(ドラマを盛り上げるためとか、そういうのはナシでね)

「行けよ。大丈夫だ」と言って指紋を拭き取った竜一の行動を、息子くんはどう受け取るのかな〜。

この一件が、息子くんの人生にどんな影響を与えるのか、いろいろ考えさせられました。

 

刺されたはずの竜一が、突然美佐と竜二に合流して買い物を始めた時には驚きましたが、すべては妄想でした。

これが切なくて泣けました。

竜二が豆腐を何回も入れるの。

笑いながら泣きました。

 

最後は感動したのだけれど、最後まで竜一のことが好きになれなかったな〜(玉木宏さんは好きだけど)。

このドラマでの復讐は、竜一ありきだったと思います。私にはずっと竜一の自己満足にしか見えてなくて。

おそらく竜一が復讐にこだわらなかったら、みんな普通に暮らしていたんだろうし、3人がお互いに幸せになる道を探していたら、ラストの妄想鍋パーティーは現実のものになっていたでしょう。

「誰かのため」と言いながら結局は自分勝手でしかない竜一というキャラが好きではなかったし、もうやめればいいのにと痛々しく思ってました。

 

でも、どんなに間違った事をしようと最後まで己を曲げることなく、源平に自分の信念をしっかりぶつけたところと、大野木の息子の恨みを受け入れたところは潔くて良かったかな。

死んでしまった竜一はやっぱり和田として葬られるんでしょうか。

なんだか、、そこが結構悲しかったりして(;ω;)

 

それぞれの最後

最終回は美佐が男前でした。

曽根村の家にひとりで乗り込んで、迷惑がかからないように誰にも言わずに来たっていうシーン。かっこよかったなぁ。

竜一と再会して「2人がその道を歩いてきちゃったんなら、これからは3人で分け合いたい」というセリフも、竜一のどうしようもない部分も含めて受け入れてるんだと感じて、最後の最後で一気に美佐を尊敬してしまいました。

 

竜二は国交省を辞めました。竜二ならどこでも生きてけそうだからいいんだけど。

まゆみと結ばれなかったのは少し残念でした。

しかし、まゆみは思った以上に成長していました。少し前のまゆみだったら、竜二も殺されてたかも。

まゆみは、竜二以上の人に出会えるのかなぁ。

もう道を踏み外しませんように。

 

最後は悲しかったですが、すべてが不幸というわけではなく、それなりに救いもあって納得できる結末だったと思います。

コロナ禍で話数が短くなってしまったようですが、逆に展開がスピーディになっておもしろかったです。

役者さんもすごく良かったです。少しくらいのモヤモヤは演技で吹き飛ばしてくれたので、結果、満足できるドラマになったと思います。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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★第7話の感想はこちら!

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