こんにちは!malcoです。
「ペンディングトレイン ー8時23分、明日 君と」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
は?
どゆこと?
結局どうなったん?
こういうの、なんて言うんだっけ。
そう。
チンプンカンプン( ̄◇ ̄;)!
…最終回でした。
まぁね、いろんなことを放置して終わりそうな予感はしていましたよ。
けっこう前から。
本当に決着がつくのかと、前回の感想にも書きましたし。
しかし、想像以上のチンプンカンプン結末でした。
途中までは、小惑星衝突は避けられるんだろうか、きっと助かるよねって思いながら観てました。
怪しくなってきたのは、スイスの防災シェルターがどうのって話になった頃かな。
え?逃げるの?自分達だけ?
5号車に寺崎さん(松雪泰子)がいたから助かるって展開ですよね。
世間の人たちが5号車の人たちの言うことを信用したかどうかとか、膨大に出回る情報の中から真実を見極めようとしたかとか、要点はそこではないんですね。
国のトップに近い人間と知り合いかどうか、目をかけてもらえる存在かどうか。
重要なの、そこ( ̄◇ ̄;)?
萱島(山田裕貴)が、群がってきた人たちに演説したのは何だったんだろう。
「あんたら誰と話してんだよ。誰の何の話をしてんの」
自分の目で、ちゃんと見極めようとしろよと。
そういうことかと思って、演説はすごく感動したのになぁ。
なのに結局5号車の人たちは、自分達だけ助かるためにコソコソとスイスに行ってしまって。
萱島が白浜(赤楚衛二)を迎えに行った時も、感動したんだよ〜。
ずっと反発していた萱島が、本当はずっと白浜に助けられてきてたんだと言った時には、ちょっと涙が滲みましたよ。
それくらい熱のあるメッセージでした。
たくさん衝突してきましたもんね。
拒否され続けても、ずっと白浜は諦めなかった。
だから、お前みたいなのがいるから、この世界も悪くないと、そう言った時には、あぁ良かったね、白浜さんって思って、ビバ二人の友情!って、感動したのになぁ。
やれるだけやってみようって、肩組んで、二人はどこに行ったのさ?
萱島は白浜に「お前を助けに来たんだよ」とか言ってたけれど、それはどういう意味なのか。
キミもスイスに行って、一緒に生き延びようよと。
そういうことなの?
白浜が一緒に生き延びられたらそれでいいの?
他の人たちを置いて、自分達だけ生き残る選択肢をとるのなら、何のために戻ってきたのか。
一個人としてはそういう選択もあると思うけど、それをドラマとして堂々と、しかも正義のように描くのは、どうなんだろう。
それとも、スイスには行かず、ギリギリまで隕石衝突を避けるために模索しようってことなのかな。
うーん、わかりにく〜い(ー ー;)
ロケット打ち上げの結果がどっちだったのか、間宮さんの演技も微妙なところでした。
どっちかと言えば、成功したっぽかったけど。
どっちにも取れる感じ。
そういう風に演技したんだろうな〜。
そもそも、スイスに防災シェルターがあったとしても、日本からよく分からん人たちが大勢押しかけて、本当に入れてもらえるんだろうか。
スイスの人たちは、スイス人を優先するんじゃないかな。
日本も防災シェルター作りなよって。
最終回で良かったのは、萱島の演説かな。
これだけストーリーがチンプンカンプンなのに、部分的にでも演説だけで感動させられる山田裕貴くんの力量って、どうなの。
すごすぎるでしょ。
まぁしかし、このドラマは、たまにポツポツ良いセリフが出て来てました。
今回の萱島のセリフもなんだけど、前回の「命だけ助かっても救われないんだよ」とかも好きだったし、過去にも白浜の「もう他人じゃない」とか、萱島が働かない5号車の人たちに「いつまでも誰かがやってくれると思うな。働け!」と喝を入れたり、とてもメッセージ性のあるセリフが出てくるんですよね。
そういう、ちょいちょい出てくるセリフは良かったんだけどな〜。
これまでのことを考えたら、萱島と白浜の関係性も良かったです。
常に真っ直ぐすぎる白浜と、常にひねくれ続けている萱島の対比。
その二人が、数々の対立と衝突を乗り越えて、実はものすごく信頼し合えるようになっていたという展開はすごく良かったです。
ただ、他があまりにもズサンで…(;ω;)
何がいけなかったんだろう。
もうよく分からないくらい、たくさんあるけれど。
未来でサバイバルなんて、ドラマではそうそうお目にかかれない設定で、おもしろくなりそうな要素がたくさんあっただけに、残念さもひとしおです。
せっかく山で撮影をしたなら、もっと過酷なサバイバルを感じたかったし、未知の世界に行ったのだから、周囲に何があるんだろう、地球はどうなってしまったんだろうっていうドキドキワクワクも感じたかったです。
無駄な喧嘩とか、6号車との対立とか、そんなことをするよりも、サバイバルの大変さと、その中で5号車の人たちが成長して信頼しあっていく様子が見られたら良かったなぁ。
ホント、一番謎だったのは6号車の存在ですよ。
あの人たち、どこ行ったの?
最後は田中(杉本哲太)だけ、未来に残されてる感じだったけど。
6号車の人も、山本(萩原聖人)も、まだ残ってたはずですよね。
こんな風に中途半端に存在を消し去るんだったら、最初から5号車だけで良かったんじゃないの。
ここまで中途半端な終わり方するくらいなら、未来には主人公クラスの人が残って、もっとファンタジーに終わってほしかった。
畑野さんと、一緒に白浜か萱島のどちらかが残って、現代は人類が助かったかどうか有耶無耶にして、未来も現代も人類が生き残れるのか絶滅してしまうのか、視聴者に想像させる形で終わってしまう。
かなりパラレルだし、未来に残った2人が人類を創生できるのかってのも壮大過ぎるけれど、こんな中途半端よりは、ファンタジーに振り切ってもらった方が良かった気がします。
あぁ、あまりの結末に、感想が長くなってしまいました。
ある意味、忘れられない作品にはなったかもしれません(ー ー;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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