こんにちは!malcoです。
「ラストマン ー全盲の捜査官ー」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
最終回でした。
恋人を奪われ、亡くし、子どもたちと離れ離れになり、牢獄で一生を終える。
鎌田(津田健次郎)が可哀想すぎる真相でした。
黒幕は、思った通り清二(寺尾聰)でした。
清二は、善人ヅラしてなかなか悪どい人物でしたね。
自分のせいで孫が死にそうになっても、まだ嘘をつき通そうとして、その上、鎌田まで殺そうとするなんて。
弓塚(石橋蓮司)なんかよりも、全然腹黒い。
それを庇おうとする京吾(上川隆也)の言葉には、あまり説得力はありませんでした。
そして、尊敬していた父親が犯罪者だったなんて、子どもにとって、なんと情けないことだろうと思いました。
清二が本当に心太朗(大泉洋)に対して愛情を持っていたのかどうか。
やはり、立場としては人質同然だったように思います。
鎌田が口をつぐむことで、皆実少年は父親(だと思っている人)が母親を殺したという事実知らずに済んだのかもしれないけど、代わりに心太朗が「父親が強盗殺人犯」ということに苦しみながら生きていく羽目になってしまって。
結局、鎌田の決断は子どもを苦しめることになったのだと思うと、遣る瀬ない話ですね。
護道家は正義の家だというのが初回から強調されてきましたが、それは清二の後ろめたさの現れだったのかなと、今となっては思います。
自分は不正をしすぎてしまったから、息子には正義の大切さを教えた。
そして孫にも受け継がれた。
しかしそれが元で、身を滅ぼしてしまった。
そんな感じでしょうか。
それにしたって、汚職だらけの弓塚と手を切らなかったり、暴力団を使える立場だったり、都合の悪い人物はすぐに殺そうとしたり。
正義のせの字もないな、とも思いますけどね(ー ー;)
そもそも清二は、どうして弓塚に手を貸したのか。
清二が手を汚すことで何を守ろうとしていたのか、もう少し清二側の事情が理解できるエピソードもあれば、納得できたような気がします。
自己保身のためだけだったら、本当にただの最低なじーさんだな。
皆実が日本に来るのを止めず、41年前の事件の再捜査をすると知った時にも口を出さなかったのは、見通しが甘かったのか、それとも、いざとなったらどうにでも隠滅できると思っていたのか。
悪あがきをせず「鎌田の子どもたちに暴かれるのなら仕方ない」と受け入れていれば、それなりの正義を感じられたのかもしれません。
で。
肉じゃが問題ですよね。
皆実(福山雅治)と心太朗は兄弟でした。
兄弟であるならば、父親違いかと思っていたんですけど。
両親とも一緒…( ̄◇ ̄;)
や、やっぱ、似てなさすぎる…。
この真相には、さすがにビックリしました。
「似てないよね」ってツッコミが誰かから入るかと思ったんですけど、そんなシーンもないのでネタにもならず、違和感が残ってしまった気がしました。(私だけかもしれないけど)
そして肉じゃがの味も、心太朗が食べてたのは、ひょっとしてまだ離乳食?って年齢でしたよね。
懐かしい味って思うには、ちょっと無理があるような。
心太朗が肉じゃがの味を覚えているなら、皆実だって鎌田のことを覚えていそうです。
食堂なんて特殊な空間があったわけだし、年上だったんだし。
さらに言えば、10歳で母から肉じゃがを習うなんて、皆実少年はどんな子どもだったのか。
父親譲りのお料理上手なのか。
なんて良い子なんだ…。
この肉じゃが問題は、鎌田と勢津子(相武紗季)が同じ料亭で働いていたって設定がせっかくあるんだから、賄いで出ていた肉じゃがを、二人で一緒に作っていたから同じレシピを知っていて、皆実は勢津子が、心太朗は鎌田が作った同じ味の肉じゃがを食べていた、みたいなワンクッションがあると、家族の思い出の味として真実味が出たかなと思いました。
と、そんな文句をブツブツと書きましたが、鎌田が意識を取り戻したシーンでは号泣でした。
「心太朗、腹減ってないか」
うわーん(ToT)ですよ。
横たわる鎌田の目頭に溜まっていく涙…。
さらに泣けました。
ツダケンさん、前期の議員役ではめっちゃ嫌なヤツに見えたのに、今回は男前だったなぁ(;ω;)
なんだかんだで感動的な最終回でした。
伏線もほぼほぼ回収してくれたし。
今シーズン、頭の中を「?」がグルグルする最終回が多い中で、やっとこさ最終回っぽい最終回が見られました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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