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「大豆田とわ子と三人の元夫」第10話(最終回)ネタバレ感想 とわ子と三人の元夫の関係に名前をつけない物語

こんにちは!malcoです。

「大豆田とわ子と三人の元夫」第10話(最終回)が放送されました。

以下、ネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

www.ktv.jp

 

★第9話の感想はこちら!

www.maemuki-malco.com

 

ネタバレ感想 

前回が最終回っぽかったので、最終回は何をやるんだろうと思っていたら。

お母さんの話でした。

なるほど。お母さんについてはいつかやるんだろうと思っていたのですが、かごめ(市川実日子)とか小鳥遊(オダギリジョー)の事とかいろいろあって、ちょっぴり忘れてました^^;

とわ子(松たか子)はずっと、お母さんにわだかまりを持っていたんですね。

「私のために我慢してた。お母さんは幸せそうじゃなかった」

手紙を見てとわ子がそう思ったのなら、そう思わせる何かがお母さんにあったのでしょう。

唄(豊嶋花)の思いつきで、マーさん(風吹ジュン)に会いに行って良かったですね。

マーさんが女性だったのは意外でしたが、素敵な人でした。

マーさんとつき子の関係は、とわ子とかごめの関係に近いのかとも思いましたが、それよりももっと近しい関係だったのかな。

「恋人だったの?」と聞かれて「素直にそう言えるって素敵だね。今の子はそうなんだね〜」と言いつつも、「そこだけで私たちを語られるのは嫌だったけど」と語ったマーさん。

マーさんの部屋での、あの短い会話の中から想像するしかない関係。

そこから全てを理解するのは難しい関係なのでしょうし、他人に簡単に理解されても困ると思われるかもしれません。

しかし、マーさんがつき子を信頼していたのも伝わったし、マーさんが精神的に自立していて思いやりのある人だというのも伝わりました。

 

甘勝くん(竹財輝之助)の出番が案外少なかったですね。

初恋の人という事で、もう少し揉めるかと思ったけど。

詐欺師の船長が逮捕されたかと思ったら、今度はパイロットの帽子被らされて写真撮られて。

また何か騙されるのかと、今回も少しドキドキさせられましたが、ササッと決着がつきました。

「男が10人いたら9人は好きになる。俺は残りの一人だけどね」

事前にどんなに褒めちぎられても、何だかもう全面否定された気分になる。そんなひと言。

その上、自動ドアに挟まれるし。

あのシーンは可愛かったです。

途中で電話かかって来て「ぎゅーってされてる」と微妙にホントなウソを話すとわ子。

何故そこで見栄を張るのか…。

甘勝くんの全面否定な発言があったので、終盤の元夫たちとの時間がより一層愛らしく感じました。

優しいし。ゆるいし。とわ子が好きっていうのが伝わってくるし。

あれだけ元夫たちをウザがっていながら、3人にプロポーズされて満更でもないとわ子。

「私のために喧嘩しないで」とか、お決まりの台詞を言っちゃうのも可愛かったです。

夢だったけど( ̄▽ ̄;)

慎森(岡田将生)のハワイ土産が爆笑でした。

まさか全員英字新聞マンになってしまうとはね。

とわ子と慎森のだけちょっと色が違ってて、2人だけよりお揃い感が出てる所に慎森の策略を感じました。

「パーティーの後片付けは大変なほうがいいよ」というセリフも良かったなぁ。

私はどちらかと言えば、後片付けが面倒だからパーティーなんてゴメンだと思う方なので。

どれも楽しかった思い出。愛に囲まれて生きてる証拠だって。

これからは後片付けの概念が変わりそうです。

やっぱり元夫3人の雑談が見ていて一番楽しいです。

たぶん慎森は、鹿太郎(角田晃広)のおかげで雑談ができるようになったんじゃないかな。

八作(松田龍平)は「中村さん」って呼んでるのに、鹿太郎は「慎森」とか呼んじゃって。

2人の仲の良さが分かりますね。

でも慎森はずっと「佐藤さん」って呼ぶんだろうな( ̄∀ ̄)

 

このドラマは、人と人との関係に名前を付けない物語なのだと感じました。

恋人、友達、元夫、親子、家族、仕事仲間。それぞれに定義付けはあるけど、その一辺倒なイメージには当てはまらなかったり、複合されている部分もあったり。

つき子とマーさんの関係、とわ子とかごめの関係。小鳥遊も松林さん(高橋メアリージュン)も。元夫同士の関係も。

ドラマの中だけでなく、人間関係ってそういうものなんだなぁと。

このドラマは「大豆田とわ子と三人の元夫」というタイトルであり、一般的な表記ではそういう関係になるのだけれど、一般的な表記では片付けられない関係ですよね。

一般的には別れた夫3人とパーティーとかキャンプとか。たぶんないですからね。

外側から見ただけでは解らないいろんなものが、ドラマに詰め込まれていました。

「私の好きは、その人が笑っててくれる事。笑っててくれたら、あとはもう何でもいい。そういう感じ」

別れたからどうでもいいってわけではなく、ちゃんと大切に思っていて、大切な人には笑っていてほしいし幸せでいてほしくて、それが自分の幸せにも繋がっている。

そういうのを体現しているのが「とわ子」というキャラで。

とわ子は素敵な主人公だと思えたし、素敵な主人公だからこそ3回も結婚できたのだとも思えました。

だからって愛に溢れる聖人君子みたいな人ではなく、3回も離婚してしまうような人間味と面白さがちゃんとあって。

離婚してからも元夫たちから「最高」だと言われて追い回される「魅力的な女性」というオチにも、見ていて心底納得できました。

 

あ〜。いいドラマだったなぁ。

ずっと、とわ子と元夫たちの会話を聞いてたいと思わせてくれるドラマでした。

富士山キャンプも見たかったし、お揃いの英字新聞シャツをどういう時に着るのかも気になるし。

終わってしまって寂しいです。

でも、終わってしまって寂しいドラマに出会えたことに感謝です。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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