こんにちは!malcoです。
「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
前回は時間がなくて感想が書けず、気がつけばもう最終回。
うーん。予想と違った!
「持続可能な恋だから結婚するのだ」という結論に至るのかと思っていたんですが。
真逆でした。
颯(磯村勇斗)の最後の言葉。
「持続可能な恋は叶わなかった恋だけ」
深い〜。そして切ない〜。
失恋しちゃうと、恋のまま止まってしまうから。
初恋の人は、いつまで経っても初恋の人。(←私は叶わなかったので)
確かにそうだな〜。
生きることは変化すること、だったかな。
いつだったか、林太郎(松重豊)も言ってましたもんね。
恋をして、結婚してもしなくても、関係が続けばいつかは「恋」とは違う「何か」になっていくわけですね。
このドラマ、恋愛ドラマとしてはそんなに面白いとは思わなかったんですけど、いちいち言葉が深くて感心してしまうことは、毎回のようにありました。
そういう面では良いドラマでした。
今回は「足るを知る」という言葉が出てきましたね。
私の好きな言葉です。
足るを知る。中道。私はこの二つの言葉が好きです。(実践は難しいですけどね)
どちらも仏教由来の言葉だと思っていましたが、林太郎が「足るを知る」は老子の言葉だと言ってました。
以下、林太郎のセリフにあった老子の言葉です。
足るを知るものは富み、強(つと)めて行う者は志有り。
その所を失わざる者は久し。
死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。
↓現代語訳です。
満足することを知っている者は心が豊かで、努力を続ける者には志がある。
自分本来の在り方を忘れない者は長生きをする。
死んでもその志が亡びないものが本当の長寿である。
調べてみると、現代語訳はいろんな解釈がありました。
全然違う意味にとれる訳もあって、理解の仕方は人それぞれのようです。
時代背景によっても受け取り方が変わってきそうですね。
言葉って、便利なようで不便というか、意図したものがきちんと伝わり切らない曖昧さを回避するのが難しいですよね。
だから宗教戦争が起きるし、六法全書があんなに分厚くなるんでしょう。
受け取る側によって解釈が変わってしまうのが、全ての語学の共通の面白さでもあり、問題点でもあるのかなと思います。
どうやったら正しく伝えられるのか…。
林太郎のような学者さんたちは、いつもこんなことを考えているのかなぁ。
このドラマは本当にいろんな言葉を伝えてくれたし、それによって考えさせられもしたけれど、全ては受け取る側によって三者三様な答えが出ているのでしょうね。
話を戻しましょう。
「足るを知る」は恋愛関係で使うと、相手にものすごく失礼な気がしますね。
杏花(上野樹里)があのまま颯のプロポーズをOKしちゃったら、どうしようかと思いました。
ま。視聴者的には、颯がフラれるのは分かっていたけどね。
結婚式の招待状を譲ってあげるという、最後までお人好しな人でした。
予想通りに可哀想でしたけど、招待状を受け取って一旦走り去って、戻ってきてハグをする晴太(田中圭)が良かったなぁ。
これには颯も、ちょっと救われたんじゃないかなぁ。
最終的に、お父さんになってくださいとか、お父さんでもお母さんでもどっちでも良いですというのは、このドラマらしい結論づけだったと思います。
晴太と一緒にカレー屋さんをしながら、ヨガインストラクター。
二人らしい楽しそうな生活ですが…。
海辺のあの店はどこら辺なんだろう。
そんなにリピーターがいそうな場所には見えなかったけど、経営は大丈夫かな。
最後の最後は、ちょっと心配になってしまう結末でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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