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「イチケイのカラス」第9話 ネタバレ感想 裁判員裁判は国民が司法に参加する機会

こんにちは!malcoです。

イチケイのカラス」第9話が放送されました。

以下、ネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

www.fujitv.co.jp

 

★第8話の感想はこちらから!

www.maemuki-malco.com

 

ネタバレ感想 

今回は、裁判員裁判のお話でした。

裁判員裁判!まだやってたんだ!というレベルでお久しぶりな話題でした。

調べると、裁判員制度が導入されたのは2009年5月。

その頃にずいぶん騒がれて、ドラマなどの題材としても取り上げられたように記憶していますが、ほとんど覚えておらず…。印象に残ってるのは生田斗真さん主演の「魔女裁判」くらいかな。

母と「裁判員の通知が来たらどうする?」なんて話してましたが、結局その後、周囲で「裁判員の通知が来た」とか「裁判員に選ばれた」という話や噂すら耳にすることなく、22年が経ちました。

改めて裁判員の話を見ると、やはり怖いな〜と感じます。

もし判断が間違っていたら大変な事ですし、被告人や関係者から顔が見えているので、顔を覚えられて恨まれたら…と想像しただけでブルってしまいます。

しかしドラマ内でも誰かが言ってましたが、「せっかくの機会」である事は間違いないですね。

司法に国民が関わる事で、犯罪への意識も変わると思うし、人がどうやって罪を犯して裁かれていくのかを知る事も大切なのかなと。

普段、テレビのニュースを見てるだけじゃ解らない、被告側の事情やら被害者側の気持ちやら、たくさんの事を学べそうです。

ドラマ内では、最初は無駄口が多くて井戸端会議にすぎなかった裁判員たちのおしゃべりが、公判が進むにつれて、迷ったり悩んだり、自信が無くなったりしながらも、しっかり考えて発言するようになっていくのが興味深かったです。

 

職権発動するも、みちお(竹野内豊)たちが捜査に出る場面はなく、そこは「裏で井出くん(山崎育三郎)たちが頑張ってるんだろうな〜」と想像でまかないました。

まぁしかし、あの人数で口々に捜査依頼をしていたら、検察官も弁護士も死にますね…(ー ー;)

イチケイメンバーの活躍が少なくて、イレギュラー感は強かったですが、今回も名言は飛び出しました。

今回は「人は矛盾している。善人にも悪意はある、悪人の中にも善意はある。決して一色には染まらない」という千鶴(黒木華)の言葉が印象的でした。

きっと、善意と悪意だけでは表現できない感情もたくさんあると思います。

事件自体も、そういう人間の難しい部分がちゃんと感じられました。

助けるのと死なせるのと、どっちが良かったのか。

みちおは「正しかったのか間違っていたのかは、これからあなたが自ら見つけていく事」だと言っていましたが、一生答えが出ないようにも感じます。

ただ見ているしかできなかった被告人に「自殺幇助」という罪状は、重いのか、それとも妥当なのか…。

それも正直わかりませんでした。

被告人の最後の「どうすべきでしたか?教えてください」という言葉が辛かったです。

 

あ〜。裁判官って難しい仕事だな〜。

私だったら、とっくに胃に穴が空いて病院送りだろうと思います。

素人の裁判員が裁くには難しい事件でした。

しかし、もし私が裁判員に選ばれたら、イチケイ担当の事件がいいな…なんて思ってしまう第9話でした。

 

 

★原作は浅見理都さんの漫画です。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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