こんにちは!malcoです。
「ハケンの品格(2020)」第7話が放送されました。
以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
ざっくりあらすじ
東海林(大泉洋)がリストラ候補に入ってしまった事を知ってしまい、落ち込む里中(小泉孝太郎)。
そんな時、里中は宮部社長(伊東四郎)から以前里中が提出してお蔵入りになっていた「S&F直営コンビニ」の企画書を渡されます。AIの情報分析を使ってコンビニの企画が成功し、業績を回復できればリストラせずに済むと言われた里中は、東海林やその他の社員たちのため、企画を成功させようと奮闘します。
一方、いつものように勝手に里中のパソコンを使う東海林が、リストラ候補のリストを見つけてしまい…というストーリーです。
ネタバレ感想
いや〜。今回はヤバかったですね。
人のパソコンを勝手に使って、会社の極秘情報をみんなに見せてしまう東海林。
リストラ候補のリストに動揺して仕事も手につかず、上司の机を荒らす社員たち。
火が出てるのに消化器も用意せずにボーッと突っ立ってたり。
あまりにもモラルがなさすぎました。
そんなだからリストラ候補に入るんだよって思ってたら、東海林が言ってくれました(^◇^;)
今までダメ社員を放置しておいて、今度はAI導入でコンピューターの言いなり。
確かにこんな会社ダメだと思います。
リストラした先には何がある
リストラ候補データの流出で大騒ぎになったS&F。
さて、ダメ社員を放置した挙句、リストラしていった会社に何が残るんでしょうかね…。
前回もお話しましたが、私が勤めていたブラックな企業でもリストラがありました。
ちなみに、社員教育といえば「人間力だ!」と言って顧客のご機嫌を取る事ばかりを考えていた会社です。
「リストラ」となった時点で残っていたのは、長年勤めてるのにあまり仕事ができない社員や、意欲がない社員でした。リストラ対象です。
本当に仕事ができる人・頭の良い人は、ヤバい会社だと気づくと早めに辞めてしまう事が多く、結果、仕事ができない人が多く残っているのが実情でした。
しかしこの時点ではまだ、自分の能力を高めようと自主的に勉強したり、会社や顧客のために創意工夫を重ねて頑張っている社員もいました。もちろんリストラ対象外です。
リストラで社員は少しずつ減っていきますが、業績目標は下がらないので仕事量は減りません。
つまり人が減るたび、残留組社員の負担が増えていくのです。
みなし残業制なので、どんなに残業しても給与は増えません。
仕事量が増えるとスピードが求められるので、クオリティは落ちていきます。
クオリティを落とす事は、仕事に対するプライドを捨てるのと同じです。
そんなこんなで、残って頑張っている人たちまで「やってられるか!」となって、辞めていきました。
新しく社員を雇っても、こんな会社に長く勤めるはずがありません。
それでも辞めない社員は、能力がなくて他に行き場がない人、やる気がなくてノラリクラリと立ち回る事ができる人、家庭やその他の事情があって簡単には辞められない人です。
つまり、若くて優秀な人材は残らないし、育たない。
そうやって、企業としての力がどんどん削がれていきました。
(それでもまだ倒産はしてません)
長くなりましたが、これがS&Fの行く末かな。
どうすれば回避できるのか、経営に携わった事のない私には分かりませんが、ちゃんとした社員教育、社員が気持ちよく働ける社風は大切かと思います。
S&Fは今の日本の縮図なのか
S&Fは会社として見ればありえないレベルのダメ企業なんですが、社員それぞれを見てみると案外実在するんじゃないでしょうか。
大して仕事をしないのに口だけ偉そうな上司
失敗を部下のせいにしたり隠匿しようとする役員
パスワードに関して注意されたのに、深く考えず変えようとしない里中
リストラリストに大騒ぎして里中の机を荒らし、一方的に里中をディスる社員たち
傍観するだけ、ただ騒ぐだけの社員たち
「自分の気持ちがわかるのか」と自分の事ばかりを訴える社員たち
仕事を投げ出し、勝手な行動を取る社員たち
それでも「みんなのため」と働く里中や春子(篠原涼子)たち
どれがどういう人の事なのかはご想像にお任せしますが、今の日本の状況と照らし合わせると、ただのコメディドラマだとは思えなくなってきました。
S&Fがダメ企業で倒産する運命にあるのなら、春子が言っていた「日本沈没」というのも本当に起こりうるのかな。
なんだか、いろいろ考えずにはいられませんでした。
ドラマの感想から話が外れてしまったかな。すみません(^◇^;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
ブログ村のランキングに参加しています。
ポチッと、応援していただけると嬉しいです(´∀`)
★第6話の感想はこちら!