こんにちは!malcoです。
「下克上球児」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ざっくりあらすじ
2018年高校野球夏の地方大会。越山高校野球部は、伊賀商業との決勝戦を迎えていた。
そんな中、越山高校の校長(小泉孝太郎)は、甲子園出場の費用について、関係者と相談していた。最低でも3000万円は用意する必要があった。地域や卒業生などに寄付を募る。
決勝戦は、相手チームに先制されるも見事逆転。優勝を手にした。
甲子園出場の資金は、寄付や募金であっという間に集まり、越山高校野球部は甲子園へ行くことができた。これまで聞いたこともないような応援の中、部員たちは球場に入る。南雲(鈴木亮平)は部員たちに「この景色を一生忘れるな」と檄を飛ばす。
試合の結果は惨敗。2018年の夏が終わった。
2023年冬。部員たちはそれぞれの道を歩んだ。しかしOB会ではみんなが顔を合わせ、あの頃と変わらない笑顔が広がるのだった。
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ネタバレ感想
最終回でした。
いや〜、部員たちの笑顔がキラキラしてましたね〜。楽しそうでした。
序盤の彼らのキラキラ具合に、面白くなりそうな予感はしたものの、試合自体はやはり前回の盛り上がりは越えられなかった印象です。
なんか途中で、正々堂々じゃなくてもいいじゃん、みたいな展開になってしまって。
賀門監督(松平健)が敬遠してでも勝とうとした時の気持ちを、南雲が知った場面だったんだろうな〜と、理解はできるんだけど。
だからって「そうだそうだ!」とはならなかったな〜。
それから、前日の試合で疲れていた根室(兵頭功海)の代わりに出てきたピッチャーも謎でした。
誰だったっけ?
後で相関図を見てみたら、載ってました。阪くん(中山翔貴)という1年生でした。
正直なところ、後輩たちの中で名前が分かるのは中世古くん(柳谷参助)くらい。山住先生(黒木華)がスカウトしてきので、他の新入部員より少し印象が強いです。
でも他の人は、名前やポジションを覚えられるほどの印象はなかったんですよね。
3年が主体なのは分かるけど、最後の最後で「誰?」って部員を出すなら、もう少し他の部員をクローズアップするエピソードも作って、後輩も育ってるところを見せといてほしかったです。
そもそも、なかなか翔(中沢元紀)を出さないのが納得できませんでした。
準決勝で翔を下ろした理由は納得できたし、根室にも活躍してほしかったので、良かったんですけど。
今回の試合は、あんなに温存する理由が分かりませんでした。
今までずっと翔に頼りきりだったのに、全然出してもらえなくなってしまって。
お前はもうダメだよって言われてる気分でした。
最後は翔と根室とで補い合って勝ってほしかったな〜。
その辺で、盛り上がりの欠ける決勝戦になってしまったと思います。
野球以外のエピソードにしても、翔が犬飼(小日向文世)にプロの野球選手になるかと聞かれて、「他になりたいものがある」って言ってたのに、それがはっきり分からなかったのも、モヤッとしました。
南雲のような教師になりたいと思ったんだろうと、私は捉えたんですけどね〜。
でも、なぜか2023年には野球部のコーチをしていてる。
大学にも行かなかった様子。
え?ひょっとしてまた頭が足りなくて落ちたの?
犬飼家が没落してお金がなくなったとか?
もう、いろいろ余計な想像をしてしまいましたよ。
本当はコーチとか野球部の監督になりたかったのかな?
うーん、モヤっとです。
それから、甲子園出場前の南雲のスピーチも謎でしたね。
「負けてもそこで終わりじゃない、次を目指してる限り終わらない」ってセリフは、まぁ、このドラマのテーマだったので、伝えたかったんでしょう。そこまでは良かったです。
でも、「思う存分高校生活を楽しんでくれ」って、どういうこと?
壮行会なんだろうに、なぜか入学式のスピーチみたいになってしまって。
保護者がいっぱいいたような気がするんだけど。誰のためのスピーチだったの?
全体的にいろいろとズレてる感じがして、首を傾げてしまうシーンが多かったです。
まぁしかし、面白くなかったわけではないです。
3年生を中心に「この試合で最後かもしれない」と、全員がみんなのために全力を出し切るのは、やはり見ていて感動しました。
甲子園に行くのって3000万円もかかるんだ!とか、仰天もしたし。
金策してる大人たちの慌てぶりも楽しかった。
このドラマを見た甲子園球児は、恐縮しちゃったかもしれませんが(ー ー;)
何より、野球部のみんなが良い顔をしてました。
試合のシーンは全て、演技とは思えない奮闘ぶりでした。
キャストの皆さんが野球経験者だからか、迫力もあったし、本当に野球の試合を見ている気分になれました。
野球を好きでも何でもない私でも、こんなに楽しめて感動したんだから、スゴいことだなと思います。
「スポ根ではない野球ドラマ」と言われて、確かにいろんなことがありましたが、やはりスポーツドラマは普通にスポ根してほしいな。
部員たちが頑張っているシーンが、一番楽しいと思えるドラマでした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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