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絵本「せかいいちうつくしいぼくの村」ネタバレなしあらすじ&感想 考えさせられる絵本。戦争が奪うものとは

 

こんにちは!malcoです。

今回は絵本の紹介です。

先日、小学3年生の次男くんが学校から絵本を借りて帰りました。

「せかいいちうつくしいぼくの村」というタイトルの本です。

担任の先生に勧められて読んでみようと思ったようです。

この本は絵本作家の小林豊さんの作品です。

1995年に発表され、経産児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。小学4年生の教科書に掲載されることもあるという有名な作品です。

授業で読んだという人も多いのかもしれませんが、私は初見でした。

なかなか衝撃を受けました。

ネタバレはなしでご紹介したいと思います。

 

せかいいちうつくしいぼくの村

あらすじ

アフガニスタンにあるパグマンという村に住むヤモという少年が主人公。アフガニスタンでは何年も内戦が続いており、ヤモの兄・ハルーンは戦争に行っています。ヤモは父と一緒に街へ行き、兄の代わりに果物を売りの仕事を手伝います。

パグマンは、おいしい果物が採れる美しい村。街ではさくらんぼや山桃が好調に売れていきますが、ヤモは街で戦争の話を聞いたり、戦争から戻った人の姿を見て、兄のことを心配するのでした。

 

ネタバレなし感想

簡単に言えば、戦争に行った兄を心配しながら、父の仕事の手伝いをする弟の話です。

作者の小林さんは中東やアジアの諸国へ旅をしており、作品には訪れた国々の様子や文化の違いが多く描かれているそうです。

この本の他にも「ぼくの村にサーカスがやってきた」「ぼくの村にかえる」というシリーズ本があり、「ぼくは弟と歩いた」という本は小学4年生の教科書に掲載されました。

2作も教科書に載るなんてスゴいことだし、とても信念を感じる作家さんだと思います。

本書も、賞を取ったり、教科書に乗る価値のある作品だな〜と感じます。

戦争が奪ってしまうものとは何なのか。

一瞬で突きつけられるような。

そしてその後のことは自分で考えなければいけない。

そんな作品です。

読むなら、周囲について考えられるようになってくる小学生中学年以降が良いと思います。

我が家では次男くんが読み聞かせをしてくれました。

次男くんも衝撃を受けたようで、学校から帰ってすぐに私に読んでくれました。

その後、仕事から帰ってきた旦那にも読んであげてました。

学校の読書感想文の課題で、この本を選んだようです。

書きがいはあるけど。ちょっと難しそうだなぁ。でも感想文の出来上がりが楽しみ(´∀`)

広く読まれて欲しい作品なので、ぜひ図書館や本屋さんで目にしたら、手に取ってみてください。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。