こんにちは!malcoです。
「不適切にもほどがある!」第9話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
渚(仲里依紗)が社内報で取り上げられることになった。インタービューで、子育てと仕事について答える渚。しかし、その記事を読んだ渚の後輩・杉山が、小川(阿部サダヲ)にアウティングかつマタハラだと訴えてくる。
杉山は妊活をしており、そのことを渚にしか話してなかったが、記事にそれを匂わせる内容があったのだという。杉山は恋人ができるとすぐに妊活をし、仕事に穴をあけることで有名だった。この騒動の後も、妊活だと言って仕事に来れない日が多い杉山に、渚は「いないものとして仕事を進める」と言ってしまう。渚は仕事を休みやすいようにと言ったつもりだったが、会社で問題視され、渚は1ヶ月の停職処分となる。
一方、昭和のサカエ(吉田羊)は、教師の安森(中島歩)から昭和流の猛アプローチを受け、心を奪われていた。井上(三宅弘樹)から呼び出されて令和に戻ってきたサカエは、ずっと昭和でいいと小川に話すのだった。
そんな中、井上が進めていたタイムマシーン事業にトラブルが発生する。スポンサーが事業から撤退したのだ。タイムマシーンの運行には1往復の燃料に数百万かかるため、動かせなくなってしまったのだと言う。小川はもう昭和に帰れないかもしれないと悩んでいたが、後日、井上が予備の燃料を見つけ、小川に知らせる。
小川は、停職中の渚がハラスメントに厳しくない昭和の価値観に惹かれていることを知り、昭和に誘うのだった。
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ネタバレ感想
今回は、昭和と令和の恋愛の価値観の違いや、マタハラについて取り上げられました。
サカエは、ずっと昭和でいいと言ってましたけど。
恋は盲目って言うからな〜。
秋津(磯村勇斗)が言っていたように、恋がいつか別の感情になることを思えば、そうなった時に昭和の価値観に嫌気が差すことになりそうですよね。
結婚なんてしてしまったら「家事と育児は女の仕事」な時代ですから。
サカエのような、バリキャリにはツラいかも。
てか、それ以前に戸籍がないから結婚できないか。
しかし、サカエが「昭和が良い」と言えるのは、サカエが「昭和の価値観」を「昭和だから仕方ないか」と受け入れている部分が、少なからずあるのだと思います。
つまり、サカエが時代の多様性を認めてるってことなのかなと感じました。
その価値観自体が、令和風ですね。
渚のマタハラは…難しい問題ですね。
ちなみにアウティングという言葉は初めて聞きました。
いろいろ出てきますね…(ー ー;)
仕事と育児や家事、それぞれの生活との両立というのは、矛盾を孕んでいる問題が多いですよね。
どの目線で見るかで、見え方が変わってくるし。
会社からしたら、働いてもらって利益を出すために雇ってるんだから、働けないならいらないよって言いたいだろうし。
働く側からしたら、生活や人生を充実させるために働いてるんだから、それを侵害するような働き方は本末転倒だと思うでしょうし。
その点、EBSテレビは、杉山さんの妊活のために仕事の調整をしようと努力してくれてるんだから、むしろ善良な会社のように思えます。
渚が言った「いないものとして進める」というのは、確かに言い方が悪いのかもしれないけど、言い方の問題を大ごとにして取り上げて、しつこく責め立てる風潮がしんどいなと、だいぶ前から感じています。
当人同士やその周辺で「その言い方はどうなの?」と、問題視されるのは仕方ないとしても、ニュースになって世間で批判されて、白い目で見られたり関係ない人から責められるというのは、行き過ぎだと感じます。
それこそ小川が嘆いていた「寛容ではない社会」ですね。
失言なんて誰にでもあり得ると思います。
叩いて責め続ける人たちは、どんな時でも失言せずに日本語を使いこなしているんだろうか。批判のために発するその言葉自体が、失言になっていないのか。
疑問に思います。
ネットで自由に記事にできたり発言ができてしまう問題は、まだまだ熟慮されなくてはいけない課題ですね。
ネットで自由にすればするほど窮屈になっていく。
そんな気もします。
次回はついに最終回。
渚が昭和に行ってしまうようです。
…帰ってくるよね?
小川はもちろん昭和に戻って生活するんでしょう。
純子(河合優実)がいるからね。
小川は、純子の運命を変えるんでしょうか。
そうなると未来が変わってしまうんだけど。
どうなるのか、最後まで楽しみです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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