こんにちは!malcoです。
「マルス ーゼロの革命ー」第9話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
証拠データの受け渡しのため、零(道枝駿佑)はウド(戸塚純貴)と待ち合わせていたが、ウドは国見(江口洋介)に捕まり、零は逃げる羽目になってしまう。国見は大城の正体がウドだと初めから知っていて、利用していたのだ。国見はゼウスを使って国民のスマホのウィルスを除去し、救世主となるつもりのようだ。
証拠データを手に入れられなかったが零だが、ウドが言った「マルスの魂が眠る場所」という言葉が引っかかっていた。そして、ある場所を思いつき、データを手に入れるために走り出す。
一方、ウドを捉えた国見は、ウィルス除去アプリ・ゼウスが起動しないというトラブルに見舞われていた。それはウドの仕業だった。ウドが持っていたUSBの中身は空っぽ。ウドは本物のデータを別の場所に隠していたのだ。国見はデータの隠し場所に検討をつけ、データ奪取に向かう。
零が向かった先は、エリの墓だった。そこでUSBを発見する。しかし、同じくデータを取りにきた国見と遭遇。二人はデータをめぐって殴り合いの喧嘩になる。
そんな中、マルスの一員として警察に追われる身となった渾一(板垣李光人)たちは、学校の一室に身を潜めていた。しかし、校内の生徒に見つかってしまい、学校には警察やマスコミが押しかける。渾一は校内放送のマイクを通して、自分達の無実を訴えるが、警察の突入により捕まってしまう。
渾一たちが連行される最中、全員のスマホが同時に動き始める。テレビではエンダーグループの会長・西城が会見を開き、サイバーテロはクロッキー社の陰謀で、マルスのおかげでウィルスは除去されたと発表。西城はマルスに協力し、クロッキーの闇を暴いたのだ。国見は中国へ逃亡し、日本には日常が戻った。
渾一たちは卒業するが、零は事件が解決して以来、学校には来ていなかった。ウドによると、零は名前も年齢も偽造で、ウドでも正体を知らないという。ウドから、もう戻らないのではないかと言われ、寂しさを覚える渾一の元に、零は再び姿を表すのだった。
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ネタバレ感想
そうか〜。起こしたかったのは小さな革命か〜。
渾一の放送は、感動的なシーンにされてましたけど。
けっこう派手なことやってたのに、どの口が?って思ってしまったなぁ…。
マルスの活動って、隣の誰かに手を差し伸べるような、思いやりのある「小さな革命」と呼べるような活動でしたっけ?
汚い大人だからって、顔も名前も動画で晒して断罪して。
救ってもらった人もいるのかもしれないけど、あのやり方には思いやりなんて感じられなかったな〜。
優しさや思いやりで周囲の意識を変えるというより、「悪いことしたら晒すぞ」って恐怖心を植え付けるような気がします。
なんだか、言ってることとやってることがチグハグに感じました。
国見も、国民の危機感を煽ったようなことを言ってましたが、スマホを使えなくすることで危機感を煽ったつもりってこと?
なんのこっちゃ。
何日かスマホが使えなくて、みんなが困って終わっただけでしたね。
スマホが使えないことがどんな危機に繋がるんだろうと、その先にあるかもしれない可能性を見せてくれるのかと思っていたので残念です。
革命だとか、この国をぶっ壊すとか、こんな国滅んで当たり前だとか、セリフの世界観の大きさと、やってることの大きさが噛み合っていませんでした。
この世界情勢が不安定な中で、スマホが使えないくらいで危機感とか言われても、ピンと来ません。
まぁ、そのくらい日本が平和ってことですかね。
最後は無難にまとまってしまいましたが、個人的には革命的な何かを求めていたので、思ってたんと違う展開と結末でした。
全体的にセリフが強かったですが、説得力はなかったですね。
悪いことをした人を一方的にネットで晒して断罪するというやり方に賛同できないので、主人公やその仲間に正義を感じることはできませんでした。
このドラマを見て、真似をする若者が出てこなければいいなと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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