こんにちは!malcoです。
「DCU〜手錠を持ったダイバー〜」第9話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
最終回でしたが。成合問題解決せず…!
それだけでなく、全体的にモヤっとした結末だったように思いました。
結局、内通者は部長の佐久間(佃典彦)でした。
縦軸の事件の真相を整理しますと。
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15年前に瀬能博士が開発した遠隔操作システムの設計図を、東都重工の楢原社長がブラックバタフライに売り渡そうとしており、その企みに気がついた瀬能博士は設計図を隠して逃亡。
海保では内部にブラックバタフライのスパイがいるという情報があり、その極秘調査を佐久間が新名(阿部寛)と成合(吉川晃司)に指示。
一方で楢原は、瀬能博士をブラックバタフライの内通者だとして、海保に彼の確保を依頼。新名と成合は瀬能博士の確保に向かい、その時に船の爆破が起きた。
成合は爆破されて沈みかけた船から鍵を探し、鍵は新名の手に渡り、成合は海に沈んで死んだものと思われていた。
楢原社長は瀬能博士に、佐久間は成合に罪を着せ、二人がテロリストの内通者だということにして世間を欺き、一件落着。
15年後、隆子(中村アン)がブラックバタフライについて探り始めたため、佐久間は隆子を殺すよう指示を出した。
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ざっくりと、そんな真相でした。
全部の伏線は回収されませんでした。
続編のためにあえて謎のままにしているのか、それとも伏線回収し切れなかったのか、細かい伏線はどうでも良かったのか…。
一番の謎は、瀬能博士の鍵がどうして発見できたのかってこと。
そもそも、鍵があると知っていないと、探しに行かないですよね。
目的は瀬能博士の確保だったんですから。
成合が探しに潜ったってことは、15年前の成合は瀬能博士と通じていて、設計図の在り処について知っていたということでしょうか。
そう考えると、成合が瀬能に近づいたのも納得できるかな。
でも、1話ラストで瀬能(横浜流星)が、成合が新名をスパイなのかと疑うような記憶を思い出していたのは、結局何だったんだろう。
瀬能を助けたのは結局どっちだったのかという疑問も残りました。
15年も経って突然成合が現れて、設計図を探し始めた理由も分かりません。
15年間もいらなかったのものが、突然必要になったのはG20のため?
G20が終わったら帰ってやると言っていた成合は、G20で何をするつもりだったのか。
何もかも不明なまま。
「水はどんな器にも形を合わせることができる。考えろ」
と新名に言ってましたが、ドラマが終わってその言葉を思い出してみると「真相は視聴者に丸投げ」という意味のように感じられました。
真相については自分で考えろってことね。
その他、縦軸事件に関係なく最終回だけでも、よく分からない点が多々ありました。
佐久間は、ブラックバタフライのボスに鍵を渡したかったようですが、成合ではなくボスに渡してどうなりたかったのか。
笠原(岡田浩暉)は鍵を探しにDCUに忍び込んで、どうして新名を襲ったのか。
佐久間に何を言われたんだろ?どうやって入ったんだろ?
大友隊員(有輝:土佐兄弟)がピッキングできるのも謎だったし。
いろんなことがモヤッとして終わってしまって、上っ面感だけがものすごく残りました。
シーズンを通して思ったのは、やはり海保やダイバーの話である必要性が感じられなかったということ。
無理やり水にこじつけている印象が強くなってしまい、それがドラマの面白さを半減させていたように思います。
良いところもありましたけどね。
全体的にはなんとなくカッコ良い雰囲気は出てたし、キャストも好きでした。
最終回を終えた今思い返してもキャストの皆さんは素敵でしたし、ストーリーの細かい部分や設定を気にしなければ面白かった方だと思います。
潜るシーンは予想より少なかったですが、潜ったのがプールだったとしても、水の映像はキレイだったし、その反面、水の怖さというのを感じることもできました。
が、それを活かし切ることができてなかったのが残念です。
なにはともあれ。寒い中での撮影、お疲れ様でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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