こんにちは!malcoです。
「逃亡医F」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
最終回でした。
目を覚ました妙子(桜庭ななみ)がこれまでの謎や事件のことを話し、藤木(成田凌)と拓兄(松岡昌宏)は佐々木(安田顕)と決着をつけに行くというストーリーでした。
佐々木は、長谷川(桐山照史)を刑務所内で殺害したことで警察と政治家に手のひら返しをされ、逃亡者になってしまいました。
追い詰められて飛び降りた佐々木を、藤木が助けるという展開。
きっと最後は佐々木を助ける展開になるんだろうと前々から思ってましたが、助けられた後の佐々木を見られなかったのは残念でした。
金儲けのためではなく、誰かを救いたいという欲求を持って薬を開発していた佐々木。
その欲求は「他人の生死や人生を左右したい」という卑しくおこがましい考えだと、藤木に言われていました。
なるほど。誰かを救うということは「感謝されるべきこと」だと考えてしまいがちですが、藤木の言ったような「大それたこと」と捉えることもできますね。
助けられた方の意識によっても変わると思いますけど。
助ける側である、藤木と佐々木の違いについても考えさせられました。
藤木は方々でいろんな人たちを助けて感謝されて来ましたが、佐々木は何百人、何千人もの人を救う仕事をしていても、藤木とは全然違います。
佐々木は「俺が救ってやったんだ。ひれ伏せ」みたいな感じですもんね。
しかし、藤木の中にも佐々木と似た一面はあるのかもしれないし、佐々木の中にも藤木と似た一面があるのかもしれない。
二人は鏡合わせのような存在のように思えました。
そんな佐々木は、追い詰められて、死んでしまおうと飛び降りて。
そして藤木に助けられて。
藤木に生死を左右されてしまった佐々木が、目を覚まして感じたのはどんなことだったのか。
見てみたかったです。
もう一つ残念だったのは、拓兄の戦闘能力が活かされなかったこと。
せっかく仲間になって「追う者」から「護る者」へと立ち位置が変わったのに、廃団地で怪我をして戦えなくなって、その後もそんなシーンは無くなってしまい、あまり役に立ってなかったような…。
今回は最終回なので、ひと暴れするのかと思ってましたよ。
幹(堺小春)あたりと戦ってみてほしかったなぁ。
最終的には薬も研究データも烏丸が持って行ってしまいました。
しかし藤木も妙子も、そんなことは全く気にしていないようで。
このドラマのキモは、藤木の容疑を晴らすことと妙子の死の真相を解明することであって、薬のことも研究データのことも案外どうでも良かったのかな。
なーんだ。
けっこうな副作用が出てるのに、それについての研究を続けようとしないのが不思議でした。
楽しかった記憶だけが消えてしまうってのは悲し過ぎますね。
あの二人はそれでも楽しそうだったけど、記憶の中に一つも楽しいことがないなんて。
普通だったら精神を病んでしまいそう。
そんな薬を持って海外で契約した烏丸…大丈夫なんだろうか。
こっちはお金が儲かればOKなタイプなのか。
佐々木が電話で言っていた「無視すると将来に重大なダメージが残る」というのは、この副作用のことだったんでしょうか。
結局、何も言わずに飛び降りてしまって。
その辺りはモヤっとしたまま終わりました。
美香子がずっと藤木を好きだったことも判明しましたね。
切ない終わり方でした。
まぁ、好きでなきゃあそこまで付いて行って助けられないですよね。
自分のことを忘れているのを喜ぶってのは悲し過ぎました。
でも、拓兄との友情みたいなのは微笑ましかったなぁ。
最終回だというのに、そんなに盛り上がることなく終わってしまった印象です。
私の中では、都波さん(酒向芳)が死んだあたりが一番盛り上がってました。
初回は見続けられるかどうか不安でしたが、なんだかんだで面白く見られたかな。
いろんな意味で( ̄∀ ̄)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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