こんにちは!malcoです。
今回は、うちの息子二人の兄弟ゲンカのお話です。
兄弟ゲンカ
うちには中1の長男と小3の次男がいます。
子育てあるあるだとは思うのですが、兄弟ゲンカが絶えなくてため息が出ます。
ケンカの内容はしょうもないことです。
そして、ケンカになると、たいてい長男の方が強気で横暴です。
先日のこと。
子ども部屋にて、次男が長男のベッドに寝そべっていました。
我が家には2段ベッドがあり、長男は一人でベッドで寝ますが、次男はまだ私や旦那と寝たいと言うので、次男のベッドスペースには布団が敷いてありません。
長男のベッドスペースには、本やぬいぐるみやフィギュアなどお気に入りのものが置いてあり、楽しそうな空間になっています。
そこへ、次男が寝そべって、置いてあるぬいぐるみで遊んでいたのです。
それを見つけた長男が「どけ」と言います。
しかし次男は退かない。
それでケンカになりました。
「長男のお気に入りのテリトリーなのだから、次男が潔く身を引くべき」
「ちょっとベッドで遊ぶくらい許してあげたらいいのに」
普通はそんな感想を抱くでしょうか。
しかし少し事情がありまして、長男は次男の布団の中に入ってゴロゴロすることがたまにあるので、お互い様なのです。
そして、長男のベッドの周囲に置いてあるぬいぐるみのほとんどが、次男のものなのです。(最近次男が遊ばなくなったのをいいことに、自分のもののように持ち込んでいる)
私は「これは次男に分があるな」と思いつつ、キッチンで夕飯を作りながらケンカを見守っていました。
しかし、負けたのは次男でした。
長男のワガママ放題の屁理屈と、強気の姿勢と、激しいケンカ口調に耐えられず、ベッドから降りてきました。
我が家では、たいていの場合こうなります。
兄の方が絶対に譲らないんです。
例えば、Aというお菓子とBというお菓子が一つずつあって、長男も次男も「Aが欲しい!」となった場合、ジャンケンになりますよね。
勝った方がAのお菓子を取る。
しかし、次男がジャンケンで勝った場合、長男は大袈裟に悔しがり、自分がそれを欲しがる正当性を主張し(そんな正当性はないのだけれど)、それを見た次男は譲ってあげるのです。
ここ最近、そんなことが増えていました。
今回のケンカもまた次男が譲ったのかと思い、「嫌なことは嫌って、ちゃんと主張しないとダメだよ」と声をかけました。
すると次男。
「だってさ、“負けるが勝ち”って言うしさ」
次男の戦法は「負けるが勝ち」
1、2年くらい前に買った「ことわざ辞典」に「負けるが勝ち」ということわざが乗っていました。
次男は、そのことわざから「しょうもないケンカに勝っても意味はなく、負けておいた方がケンカを長引かせず、嫌な思いをする時間も余計な労力も少なくて済む」と考えたらしいのです。
小3にして悟っている…( ̄◇ ̄;)
「負けるが勝ち」ということわざはよく聞きますが、どうして負ける方が勝ちなのか、あまり考えたことがありませんでした。
改めて調べてみると、
ケンカに勝とうとムキになって、ひどいことを言ったり誰かを傷つけたり、人として惨めな姿を晒すのは、周囲からの信頼を失い、人としての株が下がる。しかし、大人な対応をして負けておけば、周囲からは人格者に見られるので、一時のケンカには負けたとしても後のことを考えれば勝ったも同然である
と、大体そんな意味でした。
なるほど〜。
確かに、長男のワガママに次男が譲るという場面を何度も見てきて、その度に「長男はワガママ、次男は優しい」という印象が私の中に出来上がった気がします。
それは次男くんの「負けるが勝ち」戦法のせいだったのか〜( ̄◇ ̄;)
驚きです。
小3次男の術中にハマっている中1の長男。頑張れ。
とはいえ、小3で「自分の欲求を我慢して譲る」というのは、やろうと思っても出来ない子もいると思うので、それはそれでスゴイことですよね。
しかし、鬱憤を溜めて、思春期に爆発しなきゃいいなと思います(ー ー;)
それにしても、ことわざってスゴイですね。
「まさにその通り」というのを身をもって実感しました。
そして、何気なく買った「ことわざ辞典」の内容を、しっかり理解していた次男くんに驚かされた出来事でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。