こんにちは!malcoです。
学生時代に「るろうに剣心」の漫画を友達から借りて読んでいました。
でも卒業すると友達とは疎遠になり、途中から読めなくなってしまったんですよ。
自分で買えよって話なんですけどね。
学生時代はそんなにお金もないので、半ば諦めていました。
でもやっぱり続きが気になる!と、大人になってからもずっと心残りがあったんです。
実写映画がついに最終章を迎えるという事もあって、どうしても読みたくなり、この度ついに全巻大人買いしてしまいました!
文庫版です。全14巻でした。
しかし、念願だった「るろ剣」を全巻制覇できた!と思ったら、北海道編の連載が始まっていたのです( ̄◇ ̄;)
…まだ続いてるんだ…。
ネタバレなしあらすじ
舞台は明治時代です。
主人公は、幕末の京都で「人斬り抜刀斎」と恐れられていた最強の剣士・緋村剣心。
剣心は、明治維新後「不殺(殺さず)の誓い」を立て、人を切ることができない「逆刃刀」を手に、困っている人を助けながら旅をしていました。
東京で剣術道場を営む女性・神谷薫に出会い、薫と共に様々な事件に巻き込まれていく剣心。周囲の大切な人たちを守りながら、幕末からの因縁の宿敵と戦い、抜刀斎としての贖罪の答えと新しい明治という時代での生き方を探していく物語です。
「るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー」とは?
週刊少年ジャンプで1994年から1999年まで連載されていた和月伸宏さん作の漫画です。
1996年にテレビアニメ化、1997年にアニメ映画化、2012年と2014年に実写映画化されています。2021年には実写映画の最終章が公開されます。
流浪の旅を続けていた主人公・剣心と、ヒロイン・薫やその他の仲間との出会いを描いた「東京編」、明治政府に恨みを持つ志士雄一派との戦いを描いた「京都編」、剣心の過去が明かされて因縁の人物と対決する「人誅編」の3編で構成されています。
2017年からジャンプスクエアで北海道編が連載中。
※ 2021年4月現在の情報です。
ネタバレなし感想
歴史モノなので理解しながら読もうとすると小学生には少し難しく、場面によっては文字が多く感じます。
しかし大まかな内容としては「めちゃ強いヒーローが仲間と一緒に戦って悪を倒していく」という王道ものですので、そういう面では読みやすいかと思います。
歴史上の人物が登場するので、歴史を習う中高生くらいになれば、より面白く読めそうです。
「歴史上の実在人物が出てくる」というのは、大人にも面白いです。
一番よく出てくるのは新選組の斎藤一。あとは、大久保利通、山縣有朋、桂小五郎や高杉晋作なども少し出てきます。幕末の動乱や、それによる被害者の心情なども見えて、そういう部分も興味深く読めます。
ちなみに、剣心をはじめとする主要キャラたちも、幕末に実在した人物がモデルになっているようです。
るろ剣の一番の魅力は、やはり剣心の強さでしょう。
普段は頼りなく見えるくらいの優男な剣心が、誰かの危機となると圧倒的な強さでバシッと敵を倒してくれます。
剣での戦いですが、剣心は「不殺の誓い」を立てていて、「逆刃刀」という刃と峰が逆になっている刀で戦っているので、残虐に誰かを殺すこともありません。
まさに正義のヒーローなのです。(実際問題、鉄の棒であんなに強打したら、どんなに切れない刀だとしても死んでしまうのですが、そこはフィクションなので多めに見てあげましょう)
まぁしかし、「不殺の誓い」を立てた裏には凄惨な過去があるわけで。
そういう暗い過去を背負いつつ、人々を守るために自らを犠牲にするのが剣心という男の魅力です。
終盤まで読むと「剣心はなぜ戦うのか」という根本の部分に行きつき、彼の正義と人間性を知ることができます。
敵キャラのアクが強いのも面白いです。
宇宙人とか鬼とかは出てこないので、一応みんな人間なのですが、見た目が妖怪のような不気味なのもたくさん出てきます。
その見た目ゆえに差別を受けて育っていたり、誰かに裏切られた過去を持っていたり、身内に虐げられてい育っていたり、様々な背景を持っています。
敵だけど案外良い奴もいたり、敵なのか仲間なのかよく判らないような人もいたり、非常に幅に広いです。
それぞれの正義と信念をかけて戦う姿に胸を打たれます。
実写映画ではアクションという形で、剣心の飛天御剣流にスピード感のある動きを与えてくれています。
しかし、ストーリー上の細かい部分が省かれていたり、名場面や名台詞がなくなっていたり、惜しいところも多々あります。
映画をより深く理解するためにも、ぜひ一度原作漫画を読んでみてほしいです。
映画「るろうに剣心 最終章」ついに公開!
4月下旬から佐藤健さん主演の映画「るろうに剣心 最終章 The Final」が上映されますね。
去年の夏に公開予定でしたが、新型コロナで延期になってしまいました。
「最後なので映画館で観よう!」と心に決めていた私にとっては、とても悲しい出来事でした。
今年もまだ新型コロナは終息していないので、映画館に行こうかどうしようか悩んでいる所です。
最終章は、漫画の本編でも最後の戦いになる人誅編です。剣心の背負っている過去や、頬の十字傷の秘密が明かされます。
この人誅編。剣心の仲間である少年剣士・弥彦の活躍が素晴らしいのです。原作通りなら、ですが。
見ていて涙が出るほど、弥彦が成長しているのですよ。…原作通りなら、ですが。
漫画を読んでいて、ずっと剣心のファンでしたが、最終的には弥彦のファンになってしまいました。
カッコ良い大人を見て育つと、必然的にカッコ良い男になるんですね(;ω;)
これまでの映画は、大まかなストーリーは漫画と同じですが、途中の展開が変えられていたりするので、弥彦は活躍しないかなぁ。
漫画、アニメ、実写映画。全てが素晴らしい作品
「るろうに剣心」は私の中で、漫画、アニメ、実写映画の全てにおいて大成功を収めた、数少ない作品だと思っています。
漫画やアニメは、笑えたりほのぼのしているシーンが結構あって、手に汗握る戦闘シーンや剣心の暗い過去とのギャップが魅力です。
比べて、映画はシリアスにまとめられていて、日本のアクションもここまで来たかと思える迫力満点の戦闘シーンが見どころですね。
漫画、アニメ、実写映画、それぞれに良さと見応えがある素晴らしい作品です。
ひとつ短所を挙げるとすれば、剣心が使う飛天御剣流の技の名前かなぁ。
たしか、映画には技の名前が出る事は少なかったと記憶していますが、漫画の方には技の名前がガンガン出てきます。
「飛天御剣流・龍槌閃」とか「飛天御剣流・龍翔閃」とか、そんな名前です。
個人的には、同じような漢字の羅列で読みにくく、噛みそうな名前の技があってイチイチ読んでいると戦闘シーンのスピード感が失われる…と感じるのですが。
少年漫画って、なんでそんなに技に名前をつけたがるのかな。
ま、感じ方は人それぞれかと思います。
映画はそこも見どころかな(´∀`)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。