こんにちは!malcoです。
「青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー」第2話が放送されました。
以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
ざっくりあらすじ
妊娠3ヶ月の英語教師・水野(山口紗弥加)の机の引き出しからハツカネズミの死骸が出てくるという事件が発生。受験を控えた3年生の担任をしている水野の妊娠を、快く思わない人物がいるようで、水野が担任をしているクラスの生徒の仕業ではないかと疑いが持たれます。
事件の噂が広まり、水野を慕う成田(田端志真)という女子生徒を中心に、生徒間で犯人探しが始まります。そこで浮上したのは「流産すればいい」と悪口を言っていた大林(荒木飛羽)という男子生徒。大林と成田が揉めて、騒動になります。
夜になると、嶋田(藤原竜也)は生徒のプロフィールを勝手に持ち出して、大林の周りにいる生徒について調べ、父親が大学で研究をしている三上(木村聖哉)という男子生徒に目をつけます。
その後、嶋田は理科室で残業していた青木(渋谷謙人)を見つけます。青木は水野のクラスの副担任で、妊娠中の水野を積極的にフォローしていました。教師の仕事が楽しいと語る青木。
嶋田が「亡霊」の噂について尋ねると、小川という教師のことではないかと答えます。小川は音楽の教師で、一年前に自宅アパートの階段から転げ落ちて亡くなっていました。
翌日、学校に大林の母親が訪ねてきます。職員室で水野を見かけるなり頬を叩く母親。ハツカネズミの件で大林を犯人扱いをしたと怒っており、受験生の担任ならプライベート犠牲にして生徒に尽くせと怒鳴ります。嶋田は母親に対して威力業務妨害だと迫り職員室から連れ出します。
この騒動を受けて、水野は「出産ギリギリまで働いて、産後も2ヶ月から復帰する」と言い出します。水野の代わりに臨時教員を雇うはずでしたが、水野が早く復帰するなら臨時教員はいらないと言う校長(高橋克己)。そして、水野が休みの間の英語の授業を、英語の教員免許も持っている青木に受け持つよう指示を出します。その指示に動揺する青木。
嶋田は、事の発端となったハツカネズミの事件を起こした犯人を捕まえるべく動き出します。
犯人は大林でした。三上に頼んで父親の研究室から実験用のハツカネズミを持ち出させ、大林が水野の机に死骸を入れたのでした。
騒動が収まったかに見えたある日、水筒の飲み物を飲んだ水野が倒れ、救急車で病院に運ばれます。
水野の水筒は何者かによってすり替えられていました。嶋田が鑑識に水筒の中身を調べてもらった結果、パラリーセという無香料のハーブが混入されていました。パラリーセには子宮強壮作用があり、人によっては流産を誘発するという危険なものでした。
水野の水筒には特製のドリンクが入っており、そのレシピを成田に教えていました。そして成田は他の教師にそのレシピを教えていて…。その話を聞いた嶋田は、すぐさま犯人確保に向けて動き出します。
一方、病院に運ばれた水野は母子共に無事で、すぐに退院することができました。
病院からの帰り道。水野は背後から何者かに襲われて…というストーリーです。
★「青のSP ー学校内警察・嶋田隆平ー」は、作家・佐々木充郭さんによる小説「スクールポリス」が原案です。
ネタバレ感想
生徒同士の揉め事だけかと思ったら、教師が教師を襲うという深刻な事件に進展してしまいました。
まさか無免許の教師がいるとは。
なかなか意外な展開でした。
妊婦に危険なハーブを飲ませたりバットで襲ったり、許されない行為ですが、校長が余計なことをしなければ青木が追い詰められる事もなかったと思うと、青木一人を責められない気もしました。
テーマがマタハラという事もあってか、妊婦に対する暴言が酷すぎました。
こんなにあからさまにモラルが欠けた職場が一体どのくらいあるのか、気になる所ではありますが。
あるとすれば、そりゃ少子化にもなるわって話ですよね。
少子化が進めば教師だって職を失うかもしれないのに。
なぜ子どもが産まれることを喜べないのか。
今回の場合、受験生の担任だったからいけなかったって事なのかな?
それにしても水野先生が可哀想すぎました。
何より、大林くんのお母さんは本当に自分で子どもを産んだ経験者なのか…。
男性教員や未婚で仕事一筋の女性教員が、妊娠した同僚に理解がないというのならまだ分かりますよ。
しかし子どもを産んで育てた経験のある女性が、妊婦にあんな暴言と暴力…ないわ〜。
最終的には、集会で嶋田が言っていた「一番大事なのは自分」という考え方が問題だというメッセージだったのでしょうか。
自分さえ良ければそれでいいって事かな。
大林くんのお母さんは、自分の子どもさえ守れれば。
他の教員たちは、自分の仕事の負担が増えなければ。
無免許の青木は、自分が教員を続けられれば。
それでいい。
だから、妊婦の苦労やお腹の子の命なんて知ったことかと。
コロナ禍である今の状況にも通じるものがあるように思いました。
スクールロイヤー制度って何さ?
嶋田がやりたい放題ですね。
法律をかざして学校関係者をビビらせたり、何かとすぐに容疑を付けて逮捕するくせに、自分は盗聴器を仕掛けたり生徒をトイレに連れ込んで脅したり。
なかなかアウトローな刑事です。
しかしこの赤嶺中学校はロクな学校じゃないから、このくらいで丁度良いのかな。
嶋田は学校の亡霊の噂に拘っていますが、これが縦軸のストーリーになっていくのでしょうか。
ラストで浅村が「スクールロイヤー制度」を提案すると言っていました。
そして「それがもっと早くに導入されていれば、死なずに済んだかも」と嶋田。
スクールロイヤー制度って何さ?と思い、調べてみました。
スクールロイヤー制度とは
スクールロイヤーは英語で「school lawyer」。lawyerとは弁護士の事です。
いじめ、学級崩壊、体罰、学校と保護者間でのトラブルなど、学校が抱えるさまざまな問題を、法律家である弁護士が介入して解決しようという制度です。
こちらは実際に日本でも導入されている制度で、既に取り組んでいる市町村もあるようです。
弁護士事務所で通常勤務をしながら、学校からの依頼を受けて弁護士が派遣される事が多いようです。教育委員会に職員として勤務するケースもあるそうです。
と、これを調べていて思い出しました。
神木隆之介くん主演のスクールロイヤーをテーマにしたドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」を観てた…。
その時にスクールロイヤーについて少し調べたのに。忘れてた(;ω;)
スクールポリスとか、スクールロイヤーとか、学校の問題を教師だけでは解決できない時代になっているのか。
それとも昔は放置されていた問題が、情報化社会によって表面化しているだけなのか。
どちらにしろ、子を持つ親としては不安な気持ちになります。
ドラマの話に戻しますと。
小川という教員が、そのスクールロイヤー制度があれば死なずに済んだかも…という事ですね。
果たして、赤嶺中学校にスクールロイヤー制度は導入されるのでしょうか。
「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」では神木くんがほぼ学校に常駐してた気がします。
同じようになると、学校に刑事と弁護士がいて見張られてるわけですよ。
…先生たちは、さぞかし働きづらいだろうな(ー ー;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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