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ウクレレ&ドラマ大好き主婦の徒然日記

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【子どもの低血糖】脱水と低血糖で吐き気と闘う長男。アセトン血性嘔吐症かも?

こんにちは!malcoです。

今日は、小学5年生の長男が寝込んでしまったお話です。

病院で脱水と低血糖という診断をされました。

症状が出てから回復するまでの経過を残しておきたいと思います。

 

剣道の稽古後にダウンした長男

体調を崩した経緯

剣道の稽古中に長男が「気持ちが悪い、お腹が痛い」と言い出しました。

毎年夏の稽古中に必ずなるヤツです。

症状を聞いただけでは、脱水症状なのか、水分の摂りすぎなのか、素人では判断が難しいです。

とりあえず休憩させて、冷やしたり扇いだり外に出したりしました。

少し良くなると稽古に戻ってしまい、その後20分くらい稽古をして帰宅しました。

稽古に戻ったのは、あまり休んでいると先生に怒られるからだと言っていました。

帰宅してからトイレにこもりました。お腹を壊していました。

これも毎度お馴染みです。

トイレから出ても症状は改善せず、しんどいしんどいと言って夕飯も食べられず、そのまま寝てしまいました。

大抵はトイレから出たら回復しているか、翌朝起きたら治っているか、どちらかです。

しかし今回は、翌朝起きても治っていませんでした。 

 

 

 

症状と経過について 

1日目

症状は、吐き気とめまいと頭痛と腹痛です。

起き上がったり、頭を動かしたりすると天井がグルグルすると言っていました。

1日目はまだマシでした。このまま休んでいればすぐに回復すると思いました。

この日は、朝ごはんも昼ごはんもおやつも食べましたが、吐き気があったため全てごく少量でした。

メニューは白ご飯と吸い物の汁のみと、リンゴです。

一応、水分、塩分、糖分を意識して出してます。

しかし夜になって一気に悪化し、ご飯が食べられなくなりました。

水分はスプーンに1杯とか、そのくらいしか口にできず、息が荒くなっていました。

ひどい吐き気と腹痛に襲われて苦しそうでした。

夜中に手が痺れてきたと言い出したので、慌てて夜間の救急相談窓口に電話をして相談をしてみたら、朝まで様子を見て大丈夫だと言われました。

2日目

そんな状態でなんとか一晩乗り切って、翌朝、小児科を受診しました。

点滴1時間と血液検査のための採血をしました。

血糖値がかなり下がっているとのことで、点滴に糖を追加されました。

点滴中はグッタリして、ずっと気持ちが悪いと言っていました。

点滴が終わって家に帰ると3時間くらい寝続けて、起きたら多少顔色がマシに。

その日はリンゴのすり下ろしとお粥を2口食べました。

1日目は夜中に吐き気と戦っていて、あまり寝られなかったのですが、この日は一度起きてポカリスエットを飲んだだけで、あとは寝られたようです。 

3日目

朝起きたら、前日の夜よりも顔色が悪く、吐き気が酷くなっているようでした。

糖分を取らせるために、リンゴをすり下ろして少し食べさせて、あとはポカリスエット

飴を舐めさせてみたら、気持ちが悪いと言ってすぐに出しました。

あまりに吐き気が辛そうなので、前日に病院でもらった吐き気止めを飲ませたら、あっという間に嘔吐してしまいました。

午前中に小児科を再受診。

前日に先生とお話をして、水中毒を疑っていたのですが、血液検査の結果ではナトリウムの数値はそんなに下がっていませんでした。

それよりも脱水の方が酷かったようです。

長男の不調は、脱水と低血糖から来たものでした。

糖分を多めに、飲み物で塩分・糖分・水分のバランスを取っていくように言われました。

点滴は2時間。前日は点滴中もグッタリしていましたが、この日はDVDを見られるようになっていました。

翌日も受診するように言われて、帰宅しました。

点滴は一時凌ぎにすぎず、帰宅してからも自分で血糖値を上げる努力をしなければいけません。

家では、20分おきくらいにポカリスエットとリンゴジュースを交互に飲ませました。

気持ちが悪くて飲めない時は少し待って、吐き気が弱まった瞬間を見計らって飲ませます。

飲むと気持ちが悪くなります。しかし、ここで飲まなかったら治らないと諭して、少しずつ(ティースプーンで1杯か2杯)飲ませました。

「ここで飲まなかったら治らない」というのには理由がありますが、それは後ほどお話しします。

根気よく飲ませて、2時間くらいしたら少し吐き気が治まって来ました。

その後、様子を見ながらスプーン2杯から3杯、4杯へと飲む量を増やしました。

その日は朝まで寝ることができました。

4日目

朝起きると、だいぶ調子が悪そうでした。

吐き気が戻っていました。理由は、寝ている間に糖分を取ってなかったからだと思われます。

またスプーン1杯からやり直しです。

前日に、根気よく飲んでいくと吐き気が軽減されるという経験をした長男は、辛くても頑張って少しずつ飲みました。

午前中、小児科に行く頃には少し症状が軽減していました。

しかし小児科で血糖値を測ってもらうと、あまり良い数値ではなかったようで。

また2時間の点滴。

この日も点滴をしながらDVDを見る余裕がありました。

しかし念の為、翌日も受診することに。

帰ってからも、とにかくポカリとリンゴジュースの繰り返しです。

少し時間が空くと吐き気が酷くなりますが、定期的に飲んでいると調子が良くなるのが解るようで、本人もやる気満々でした。

夜にはコップで直飲み(1口か2口)できるようになっていました。

先生から「炭水化物を少し与えてみよう」と言われていたので、夜にうどんを少しとゼリーを1口だけ食べました。(この時点ではまだ食欲はありません)

夜中に一度起きてポカリを飲みましたが、それ以外はグッスリでした。

5日目

朝起きて少し気分が悪そうでしたが、前日に結構飲めていたおかげか、これまでの寝起きよりはずいぶんマシなようでした。

ポカリとリンゴジュースの繰り返しで、1時間ちょっとくらいで起き上がれるようになりました。

小児科でも先生に「顔色がいいねぇ」と言われ、やっと点滴なしで帰れました。

帰ってから、またポカリとリンゴジュースの繰り返しでしたが、コップから直飲みをするようになって量が増えて来たので、間にお茶を挟むようにして、時間も30分くらい空けるようにしました。

この日は、朝にうどん、昼にうどん、おやつにバナナ、夜はうどんと卵のお吸い物。

何故うどんばかりかって、長男がお粥を嫌がるからです。

前日まではほぼ寝たきりでしたが、この日は起き上がっている時間が長くて、やっとお風呂に入れました。

夜中に一度起きてポカリを飲み、それ以外はグッスリ寝られたようです。

6日目

朝からかなり調子が良く、目が覚めてすぐに起き上がって来ました。

ポカリやリンゴジュースを飲んでみて、調子が良さそうなので朝ごはんを食べました。

卵の吸い物と白ご飯です。やっと普通の食事っぽくなって来ました。

お喋りをする余裕が出て、夏休みの宿題も少しだけやりました。

お腹が空いたと言うようになり、お昼ご飯は朝と同じメニューに、パンを少しだけ食べました。

午後から小児科を受診。

小児科に通って5日目なので看護士さんたちにすっかり覚えてもらい、しっかり歩けて顔色も良くなったので、みんなに良かった良かったと言ってもらえました。

血糖値も基準値に。

しばらくは油物や刺激物は控えながら食事を戻していくように指示をいただいて、この日で小児科の受診は終了です。

次男くんと喧嘩できるくらい、すっかり元気になりました。

ホントに、良かった良かった。

 

最後に、点滴と採血後の長男の手。

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点滴初日はグッタリしていて、どんなに針を刺されても無反応でしたが、症状が良くなってくると痛そうな顔をしていました。

「痛い」って、生きてる証拠だなぁ。

 

 

 

アセトン血性嘔吐症かも?

小児科で低血糖だと言われたので、子どもの低血糖について調べてみたところ、アセトン血性嘔吐症というのが長男の症状にピッタリ当てはまると気が付きました。

アセトン血性嘔吐症とは

体調不良時に頻繁に嘔吐を繰り返す病気で、昔は「自家中毒」と呼ばれていました。

体を動かすエネルギーとして使われるのは糖ですが、子どもは貯蔵量が少ないためすぐに使い果たしてしまいます。糖が足りなくなると、脂肪からエネルギー源を摂取しようとして分解を始めます。その時に分解産物として排出されるのが「アセトン」という物質です。

アセトンは血液を酸性に傾かせ、吐き気や腹痛、頭痛などの症状が現れます。

吐き気や嘔吐があると飲食ができなくなり、飲食でエネルギー源が摂取されないと体はさらに脂肪をエネルギーに変えようとしてアセトンが排出され、吐き気や嘔吐が止まらなくなるという、悪循環に陥ります。

2歳から10歳くらいまでの痩せ型で神経質な男児に多いそうです。

思春期ごろ(身体が成長して筋肉量が増える頃)には自然となくなります。

 

doctorsfile.jp

 

長男の場合

長男がこの症状になったのは初めてではありません。

以前にウィルス性胃腸炎に罹った時に、何度か同じ症状になりました。

腸炎で嘔吐した時の対応としては、嘔吐が落ち着いたら少しずつ経口補水液などを飲ませて、量を増やしていきます。

しかし長男の場合はそれをしても全く回復せず、嘔吐を繰り返し、どんなに時間が経っても吐き気は治まりませんでした。

大抵3日くらいは絶食する羽目になります。

どんどん痩せこけてミイラのようになっていって、寝ているのか死んでいるのか判らない状態になります。

「よほど強いウィルスに感染したのか、胃腸が弱すぎるのか」と思っていましたが、おそらくアセトン血性嘔吐症だったと思われます。(病院で診断を受けたわけではありませんが)

今回はウィルス性胃腸炎が原因ではなく、稽古の時に水分を取りすぎて下痢をして、その後ご飯も水分も取らずに寝てしまったのが原因だと思います。

下痢で脱水気味になり、稽古で使ったエネルギー(糖分)も失われたまま長時間が経過したのが悪かったのでしょう。

 

基本の対応は嘔吐下痢と同じです。(経口補水液やイオン水をティースプーン1杯から与えて、少しずつ増やしていく)

ただ、どうもこの症状の場合はイオン飲料や経口補水液だけではダメなようです。

糖分が足りません。

長男の場合は、ポカリスエットとリンゴジュースを交互にあげるくらいで丁度良かったです。

しかしそれも、吐き気がひどい時には与えられませんし、そんな状態ではどんなに飲ませてもスプーン1、2杯なので、1日に必要な糖分と水分を取らせるのは難しいです。

症状がひどい場合は、点滴が必要です。

長男は点滴で症状が回復したことで、ある程度飲めるようになりました。

飲むと吐き気を催しますが、かといって飲まなければ糖分が失われて、またアセトンを排出してしまうので、どうにか飲み続けなければいけません。

飲ませるタイミングが難しいですし、かなり苦しい闘いです。

しかし、根気良く繰り返すことで症状が改善しました。

 

 

 

終わりに…

あくまで「うちの長男の場合」の話です。

嘔吐=アセトン血性嘔吐症ではありませんのでご注意ください。

しかし、同じようにお子さんが嘔吐や吐き気を繰り返して悩んでいるお母さんのヒントになってくれたら嬉しいです。

苦しそうな子どもを見続けるのは、親としてはとても不安ですが、焦らず、根気が大事だと感じました。

なんだかんだで、病院で血糖値を測ってもらったり、点滴をしてもらうのが一番良いです。

他の病気が隠れている可能性もありますので、病院での受診は必要だと思います。

 

子育ては病気との戦いですね。

うちの長男は、今まで私が知らなかった病気をたくさん教えてくれます(ー ー;)

いろんな経験を積ませてもらってますが…。

できれば平穏無事に過ごしたいものです。

 

※イオン飲料や経口補水液、ゼリーなどの市販商品には、人工甘味料が使われている場合があります。

人工甘味料は体内に糖分として吸収されずに排出されますので、糖分を摂取することはできません。

この症状の場合は糖分が大切なので、原材料をしっかり確認してから購入することをお勧めします。

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。