こんにちは!malcoです。
「ニッポンノワール」第4話が放送されました。
うーん、まさに謎が謎を呼ぶ展開。誰が黒幕か…さっぱり分からなくなってきました!
以下、あらすじはありませんが、ネタバレ含む感想&考察です。視聴がまだの方はご注意ください。
まずは事件の整理
4話で判明した事
4話で分かった事実(…かどうかはさておき)を、まとめてみました。
●薫(広末涼子)のスマホには、「明日の夕方会いたい」という南武(北村一輝)からの留守電と、「これから真犯人に会ってくる」という才門(井浦新)宛のメールが残っていた
●シャツに残っていた才門の指紋とDNAは南武の捏造だった
●フェイク動画は、謎の組織が公安に依頼して造らせた
●薫の父親は元警察庁長官
●南武と江國(杉本哲太)はつながっていた。南武と喜志(栄信)もつながっていた→南武は人の弱みを握って利用するのを常套手段にしている
●南武には奥さんと子どもがいたが、離婚した
●南武は江國と一緒に海外出張に行っていない→喜志に偽造パスポートを作らせ、捜査二課の大西に行かせた
●薫が殺された日、南武は克喜の再検査に付き添って病院にいた
●南武は誰かに盗聴されていた
●克喜(田野井健)は遊佐(賀来賢人)の子ども
●謎の組織の名前は「ニッポンノワール」、マークはNNが重なった形
また、南武は一連の事件を公安の仕業にしたがっていて、公安は一連の事件を南武が仕組んだと思っているようです。
結局、分からなかった事
「ニッポンノワール」からフェイク動画の依頼を受けたのは、仁平(相島一之)なのでしょうか? 一体誰からどのようにして依頼が来たのか…。まさか、ボイスチェンジャーの怪しい男じゃないですよね(^^;; 仁平が依頼を受けたのなら、組織の人間を知ってるってことでしょうか?
また、南武の部屋に盗聴器を仕掛けたのは、「ニッポンノワール」なのか、才門なのかも判明しないままでした。
ガスマスクの男に襲われていた遊佐を、才門が助けた…というのも、本当かどうか。でも、これは本当のような気がしています。ガスマスクの男は遊佐を鉄パイプで殴ろうとしてましたからね…。殴られていたらもっと大怪我してるはずです。
最大の謎は、南武はなぜ海外出張に行かなかったのか、という点です。まさか、克喜と病院に行くから…ってことはないですよね〜?
ちょっぴり考察&感想
まだまだ怪しい南武
「南武はなぜ海外出張に行かなかったのか」という謎について、少し考えてみました。
南武は、偽造パスポートを作ってまで、別人を海外出張に行かせる理由があったわけです。しかも捜査二課の人間。南武は捜査一課長なのに、なぜ捜二?
克喜の病院の付き添いならば、検査の日程をずらすとか、付き添いを他の人に頼むとか、他に方法があったはずですよね。それなのに、法を犯してまで別人に行かせたわけです。どう考えてもただ事じゃないですよね〜。
南武は、江國との電話で「克喜が俺たちのアリバイを崩す証拠を持ってる」と言っていたので、江國と何かを企てていたのでしょうか。
それとも、克喜の持っていた写真こそがアリバイ工作であり、実は南武が薫殺しの犯人とか? 写真の南武が、たまたま?日付が大きく載った新聞を広げて読んでいたのが気になりました。一度疑惑を晴らしておいて、やっぱり犯人でした〜というのは、ミステリにはよくある手法ですね。
前から気になってはいたけど…
遊佐が毎回飲んでいるドリンクが、やっぱりどうしても気になりますね〜。以前、深水(笹野高史)が渡しているシーンがあったので、深水が用意しているんでしょうか。
あと、克喜も何か薬を飲んでいます。
遊佐は記憶を失い、ガスマスクの男に見せられた「NNマーク」を見て意識が朦朧として、記憶を少し取り戻したようでした。克喜は突然暴れ出したり、短期間で性格が変わったり、病院の再検査があったり…。
何か共通したものを感じます。あのドリンクと薬に何か秘密があるのかな〜。
あとは、深水の秘密の部屋?が気になりました。店の奥に小さいドアがありましたね。扉の感じからすると、部屋というよりは押し入れ的な大きさでしたが。
秘密の部屋といえば、遊佐は隠し部屋を持っていました。彼の隠し部屋は、コンセントを押すと家具が動いて部屋の入り口が現れるという、入念な隠されようでした。しかし深水の場合は、押し入れや勝手口と間違えて開けてしまいそうな扉。この違いも気になりました。
どちらにせよ、遊佐も深水もまだ秘密を握っていそうです。遊佐の記憶はボチボチ戻ってきそうなので楽しみです。隠し部屋に防犯カメラまで必要だった遊佐の過去…気になります!
黒幕予想
毎回1人ずつ容疑をかけられては晴らされているようで、毎回ちょっとずつ「結局どういう事なの?」っていうモヤッとした謎が残る。すっかりケムに巻かれた気分です。考えれば考えるほど、真犯人の予想がつかなくなってきました。
そんな中で、やっぱり怪しさが残るのは南武ですね。弱みを握って人を操るのが巧みですから。
あと、名越もこの先何かしでかしそうな予感がしています。さすがに名越が黒幕ってことはないでしょうが、コマになっている可能性はありそうです。
今回のエンディングは南武でした。話している感じを見ると、奥さんとの別れ話かな〜と思いました。この先、南武の奥さんや子どもが絡んでくる可能性もありますね。
感想
シリアスな展開が続いた4話の中で、刑事たちのトランプシーンと3年A組の華ちゃんと須永くんのデートシーンが、ほっこりして笑えました(^ω^)
次回は第1部完結ということで、新しい展開がありそうですね。克喜は遊佐の子どもだった…というところで終わりましたが、それも本当かどうか。失っているのは3ヶ月間の記憶だけではなさそうですね。
記憶操作…というのも考えられそうですが、私の好きな展開ではありません。「ミステリだと思っていたのに犯人がお化けだった!」みたいな展開と同じニオイがするので、ちょっとやめてほしいな〜。「現実」という制限の中でいかに視聴者・読者を欺くか、そしてそのトリックこそがミステリの醍醐味だと思っています。SFも好きなんですが、それならば最初から「SF」と銘打ってほしいな。
納得のできる展開と結末を願うばかりです…。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。