こんにちは!malcoです。
今回は【70代母のウクレレ日記】第二弾。
歳をとって友人付き合いも趣味も減ってしまった70代の母に、ウクレレを勧めてみた話の続きです。
母がウクレレを始めてから約10日経ちました!
★前回の記事はこちら
「バラが咲いた」を弾く母
実家にソプラノウクレレを置いて帰って数日後のこと。
LINEで母に様子を尋ねてみると「ちゃんとした音が出ないからつまらない」と返信がありました。
そうか…もう諦めモードなのか…。
そんな風に思っていたのですが。
先日、父の遺品整理の手伝いで実家に戻ったときに、ウクレレの話を聞いてみると、なんと「バラが咲いた」が何とか弾けるようになったと言うのです!
父の遺品整理は後回しになり、早速ウクレレをすることに。
そして、そこで衝撃の事実が判明したのです。
初心者はチューニングが難しい
母がウクレレを出して音を出すと、何故か開放弦の音がバラバラ。
そして「この音を合わせるのが難しくって」と言うのです。
詳しく話を聞くと、どうも母はウクレレの練習が終わるたびに一回一回弦を緩めていたようなのです。
前回ウクレレを渡した時に、私は「練習をしない日が何日も続くようなら弦を緩めるように」と言っておきました。「でないと、ネックが曲がるんだよ」という説明も一緒にしておいたのです。
すると母は「練習をしない日が何日も続くようなら」の部分をすっ飛ばして「弦を緩めておく」という部分だけを覚えていたようで。
毎日少しでも練習するんなら弦はそのままで良いのだと説明すると、なんだ〜早く言ってよ〜と嘆く母。
実はチューニングをするのが難しくて億劫だったのだとか。
チューナーを使って合わせてみても、本当に音が合っているのかどうか判らず、変な音だなと思いながら弾いていたそうです。
母がLINEで言っていた「ちゃんとした音が出ない」というのは、そういうことか!
合点がいきました。
確かに、私も始めたばかりの頃はチューニングが億劫だったと思い出しました。
回すペグを間違えてしまって、ソドミラの音に耳馴染みがないから元に戻すのも大変で、ペグどっち回しだっけ?ってなったりして…。
今はどんなに弦を緩めていてもチューナーさえあれば簡単に合わせられるし、途中で弦が伸びれば音がおかしいと気が付けます。継続は力なりですね。
母の奇跡
もう一度チューニングの説明をしながら、音を合わせてあげました。
曲を弾いてるうちに弦が伸びて音が変わるから、チューニングはこまめにするようにと注意もしておきました。
そしてチューニングバッチリのウクレレで「バラが咲いた」を弾く母。
弾けてる!
Fはやっぱり苦手で、音がちょっと変だけど。
でもコードチェンジは格段に素早くなっていました。
多少つっかえる事はあっても、最後まで弾けるようになっていたのです!
それどころか、前回「バラが咲いた」の楽譜と一緒に書いていた「もみじ」と「春が来た」も、少し弾けるようになっていました。
チューニングが合わなかったのに、よく弾けるようになったなぁ、おい( ̄▽ ̄;)
母の奇跡を見たのでした。
今回はアルペジオを教えてみました。
「左手と右手を一緒に動かすのは無理」と言うので、とりあえずCで練習するように教えると、一生懸命弾いてました。
歳をとっても一生懸命練習する姿は素敵ですね。
なんだか可愛いし。
両手を動かすのは脳トレにもなるので、是非とも頑張って欲しいです。
少しずつでも練習するならと、ソプラノウクレレはまた母の元に置いて帰りました。
「あげるよ」と言ったのですが、「いつまで出来るか判らないから借りておく」とのことでした。
そして、これまでの曲よりも少し長い「大きな古時計」の手作り楽譜も置いて帰りました。
練習してくれるかな〜。
あ。その後ちゃんと、父の遺品整理もしましたよ(^^)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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