こんにちは!malcoです。
「天国と地獄 〜サイコな2人〜」第8話が放送されました。
以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★第7話の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
久米正彦の息子・幸彦が殺害されました。φのマークがあり、これまで連続殺人と同一犯による犯行と思われましたが、これまでと違うのは、現場が清掃がされておらず遺留品がたくさん残っていたこと。防犯カメラの映像に犯人らしき人物も映っていました。これにより、捜査を一気に事件を解決しようと警察は躍起になります。捜査を外されていた河原は、捜査会議に忍び込んで情報を得て、それを元に東朔也探しを始めます。
東朔也らしき人物が緊急搬送されたと知らせを受けた彩子《日高》が、病院に再び駆けつけると病室はすでにもぬけの殻でした。
その頃、湯浅は陸と共に病院を脱走していました。
同じ頃、日高《彩子》は久米幸彦が殺されたという報告を八巻から受けていました。幸彦が殺された頃、彩子《日高》は正彦の家に潜んでおり、幸彦殺しは不可能と考えた日高《彩子》は、これまでの連続殺人の犯人は朔也だと推理します。派遣会社の東朔也の登録情報を手に入れた日高《彩子》は、ついに朔也の顔を知ります。そこに写っていたのは陸の師匠・湯浅でした。
そんな中、彩子《日高》が日高《彩子》に会うためコ・アースにやって来ます。そして、日高《彩子》が捕まる可能性があるため社長職を辞任して欲しいと話します。日高《彩子》は「なんで私が捕まるの?犯人はこの人なのに」と朔也の写真を見せて、日高自身は本当は何もやっていないのではないかという疑念を彩子《日高》にぶつけます。どんな事情があっても殺人は許されることではなく、人として死守すべきルールだと説得する日高《彩子》。彩子《日高》は、兄を庇うことは諦める代わりに、早急にコアースの社長を辞任するよう言い渡して帰って行きます。
帰宅した日高《彩子》は、部屋に置いてあった証拠品がなくなっていることに気がつき、陸に電話をして事情を聞きます。陸は「クウシュウゴウ」かもしれない人と一緒にいると打ち明けます。日高《彩子》はすぐに朔也の顔写真を送ります。送られた写真に湯浅の顔を見て、愕然とする陸。
「兄を庇うことは諦める」と約束した彩子《日高》でしたが、朔也が捕まらないための裏工作の準備を始めていました。鑑識で朔也の遺留品のデータを入手して同じものを購入。偽の証拠品を作り、遺書と一緒に橋に置いて自殺に見せかけたのです。
翌日、警察は彩子《日高》が置いた偽の証拠品を見つけて、連続殺人犯が自殺したと騒ぎになります。すぐに川の中の捜査が始まります。
一方、日高《彩子》は約束通り社長職を辞任しました。彩子《日高》に捜査の進展状況を確認すると、彩子《日高》は「兄は自殺した」と言います。すぐに嘘だと見抜いた日高《彩子》は、自殺を偽装しても警察にバレるのは時間の問題だと話します。それを聞いて「大丈夫ですよ。問題なのはその少しの時間なんですから」と意味深に呟く彩子《日高》。
日高《彩子》の予想通り、警察はすぐに自殺が偽装だと見抜きます。捜査会議に河原が入ってきて「東朔也」の存在について話し始めます。河原は朔也の写真を入手していました。その顔と、幸彦殺害時の防犯カメラに写っていた人物の顔をコンピューターで照合すると98%同一人物だと出たと話す河原。朔也は5年前、正彦が経営する警備会社で働いており、源証券の警備に派遣されていました。当時、源証券では幸彦が現場研修をしており、朔也と一緒に働いていました。ある日、幸彦が自己都合でビルのオートロック機能を設定からオフにしてしまい、それが原因で窃盗犯がビルに侵入します。窃盗犯は逮捕されましたが、原因を作ったのが社長の息子というのは会社にとって都合が悪く、身代わりとして朔也が罪を負わされてクビになっていたのです。
朔也の過去を会議で報告した河原は、彩子《日高》がパソコンで東朔也について検索していたことも追及します。言い淀む彩子《日高》。そこへ、新田が幸彦が飼っていた犬のフンから乳歯が出てきたと言って、会議室へ飛び込んできます。それは、日高の乳歯でした。河原が「東朔也と日高が一緒に飲んでいたという証言が取れている」と報告したこともあり、朔也と日高が緊急配備されることに。捜査員全員が一斉に動き出す中、なかなか動き出せない彩子《日高》は次の一手を考えていて…。
「緊急配備がかかった」と八巻から連絡を受けた時、会社にいた日高《彩子》は、五木に警察の対応を頼んで上手く逃げ出すことに成功します。
社外で五木と落ち合い、入れ替わりのことを話します。信じられないと言いながらも、これまでの不可解な事を思い返して納得する五木。日高を大学時代から知っている五木は、日高には人殺しはできないと話します。「朔也に同情して加担することはあり得る。それでも日高はあなたを助けると思います」と、五木は決定的に彩子を助ける方法について示唆します。それは、もう一度彩子と日高が入れ替わるという方法でした。半信半疑な日高《彩子》でしたが、そこへ彩子《日高》から電話がかかり、歩道橋に呼び出されて…というストーリーです。
【キャスト】
彩子:彩子《日高》(綾瀬はるか)
日高:日高《彩子》(高橋一生)
八巻(溝端淳平)
河原(北村一輝)
幅(谷恭輔)
新田(林泰文)
陸(柄本佑)
湯浅(迫田孝也)
五木(中村ゆり)
優菜(岸井ゆきの)
五十嵐(野間口徹)
十久河(吉見一豊)
九十九(中尾明慶)
これまでに分かった事
これまでに分かった事や伏線になりそうな事柄を、覚書きとして羅列しています。
【殺害された人】
○一ノ瀬正造
3年前に神奈川で起きた事件。戸田一希が金銭目的で一ノ瀬の個人情報を売った。
売った相手は「φ」。口座名義は「クウシュウゴウ」。口座の契約者は十和田元。
○田所仁志→落書きの数字は2
凶器は丸い石のようなもの。
犯行後は清掃されており、手にはφマーク
口にパチンコ玉を詰められていた→微量の革の組織が検出された→日高の革手袋が疑われる
○四方忠良→落書きの数字は4
犯行後は清掃されており、手にはφマーク
四方が殺害された翌朝、陸が帰宅してゴミ袋の中から血のようなものがついた防護服を見つける。日高《彩子》の元には殺人の動画が送られてくる。
朔也の父に負債を押し付けた人物?
○久米幸彦
久米正彦の息子。リストにない人物。口内にタバコが詰められて、手にはφマーク
清掃はされておらず、現場からゲソ痕と血紋が出る。防犯カメラの映像に不信人物が写っており、東朔也と98%の確率で同一人物だと照合される。
幸彦の飼っている犬のフンから日高の乳歯が出てくる。
【事件の関係者】
○東朔也/湯浅和男
日高の双子(二卵性)の兄。幼い頃に両親が離婚して離れ離れに。日高は母に引き取られ、朔也は東家に残った。右掌にホクロがある。
日高が歩道橋で落とした歯を持っていた。
5年前、久米正彦のプロセーブ総合警備保障で働いており、源証券の警備に派遣されていた。幸彦と一緒に勤務しており、幸彦の過失の罪を被せられて会社をクビになる。
膵臓癌を患っており倒れて病院に救急搬送されるが、病室から逃げ出して陸と行動を共にする。陸を奄美大島に誘う。
○クウシュウゴウ(φ)→東朔也?
「便利屋りっくん」の依頼人。歩道橋の落書きを消す依頼をしている。
落書きを描くのはその都度人を変えて依頼している。
戸田一希から一ノ瀬の個人情報を買った人物でもある。
40代の男性。右の掌にホクロがある。
○日高と朔也の母
奄美大島出身。東と離婚して、日高を連れて家を出て、満と再婚。
○十和田元
故人。死因は自殺。死後3ヶ月で発見される。
遺品の中に漫画「暗闇の清掃人 Φ」があった→東朔也が持ち帰る
○久米正彦→落書きの数字は9
彩子《日高》が久米家に入って殺害前の工作をする。
しかし殺人は行われなかった。
【キーアイテム】
○日高のマンションの段ボールの中身
①サンプルQと書かれた液体の容器
②「暗闇の清掃人 Φ」→漫画。清掃会社に勤める主人公・Φが、ミスターXの指令を受けて、法では捌けない悪い奴らを殺していく。ミスターXからは数字で指令が来る。
内容:主人公は存在感が薄く、名前も覚えてもらえない。丁寧に掃除をしても気づかれず、邪険に扱われることも。ある日、ミスターXに「闇の清掃人」としてスカウトされる。「誰にも覚えられない、振り変えられないえないのは君の才能だ」と言われ、クウシュウゴウというコードネームを与えられる。クウシュウゴウというのは「そんな人はいないよ」という意味。誰にも気付かれず、この世の掃除をしていく。この世に「そんな人はいないよ」というサインだけを残して…。
③3年前の神奈川での官僚殺しの写真
④奄美大島行きの搭乗チケットの半券
⑤被害者の田所を含む数名の氏名・住所が書かれたリスト
⑥「日高はるとさま」と書かれた封筒(中は手紙「明日3時。学校のそばの歩道橋で待ってます」)→東朔也が書いて、日高の下駄箱に入れた。
※彩子《日高》はこれらをコインロッカーに預ける→中身は陸が持ち出す→日高マンションから彩子《日高》が取り返す
○日高のカーキの革手袋
母親からもらった物
左手:道端で小学生が拾った→警察の手に渡った?→八巻がすり替える(間違えて右を入れる)
右手:インスタで発見。日高の指紋を検出。田所のDNAは手袋がバクテリアに分解されて不検出(日高の仕業?)→屋外で普通に付くようなバクテリアではない
○奄美大島の丸い石
奄美大島の浜辺の石。血のついた石を日高が持っていた。
福岡の実家の日高の部屋に血がついていない石が飾ってある。
奄美の地元民は「その石を持っていると呪われると言われている」と話す。
優菜は「どこかへ転がってもまた戻ってくるお守り」だと話す。
○トルヒノーム(TORHINORM)
膵臓癌の薬?
日高《彩子》が覗いていた家の近くに落ちていたのは「TORHINORM」
湯浅が落としたのは「トルヒノーム」
東朔也が飲んでいるのも「トルヒノーム」
【その他】
○入れ替わりについて
入れ替わりは奄美大島の「太陽と月が入れ替わった」という伝説に関係がある?
日高は奄美大島に渡り、緋美集落を訪れていた→東朔也と一緒に奄美に行っていた。その時、日高は「東朔也」と名乗っていた。
彩子《日高》は、血の付いた奄美の石を持ち出し、日高《彩子》と一緒に歩道橋の階段から落ちる。
○犯行は新月の夜に行われている。
歩道橋に数字の落書きがある。その数字を見た日高がリストから人物を割り出し、部屋の清掃などをしていた。
○湯浅が住むアパートの部屋の表札は「三枝」
○陸は以前、証券会社で働いていた。
○「お前が15分先に生まれてくりゃ、お前の人生は俺のもんだったんだよ」と湯浅が日高を責める回想
○湯浅は福岡の畑中小学校そばの歩道橋で「こっから間違ったんだよ俺」
○日高に緊急配備がかかり、日高《彩子》は、彩子の殺人動画などのデータを消去してスマホをトイレのタンクに隠して逃げる
ネタバレ感想
湯浅はそのまま東朔也でした!
湯浅はミスリードという展開もあり得ましたが、このドラマはストレートにやってくれました!
ここで東朔也の正体が分かってしまうって事は、それ以上の何かがまだあるって事なんでしょうね。
入れ替わりの謎も残ってますし。
湯浅が朔也だったのなら、彩子《日高》が覗いていた家は一体誰の家だったのでしょうか。
あそこに薬の空き容器が落ちていたのも不思議です。
うーん…日高と朔也の母親とか?
実父の東貞夫とか?
血が繋がった親なら、同じ病気を患っていてもおかしくないし。
それとも、朔也があの家に通っていたのか。
事件に実の両親が関わっている可能性は大いにありそうです。
日高が朔也の犯行を手伝う動機として、単純に「兄弟だから同情して」というのは、やはり薄すぎる気がします。
でも他の家族が関わっていれば、もっと複雑な事情が生まれる可能性もあります。
ちなみに母親・茜役は徳永えりさん(現在32歳)。
実の父親・東貞夫役は浅野和之さん(現在67歳)。
回想のみに出てくる夫婦役としては、年齢が違いすぎますね。
年齢的に、貞夫は今後も出てくる可能性が高いです。
その他に気になったのは、朔也が源証券で警備をしていたというエピソード。
陸も証券会社で働いていたんですよね。
陸が勤めていた会社名までは出ませんでしたが、同じ証券会社というのは偶然とは思えない一致。
気になるところです。
もう一つ気になったのは、東朔也が湯浅だというのは事実のようですが、殺人犯であるというのは状況証拠だけで、確実な物証が出ていないこと。
近くの防犯カメラに映っていたのが湯浅だったとか、被害者に恨みがあるという情報は出したのに、肝心の現場から出たゲソ痕や血紋が、湯浅のものであるとは断定されませんでした。
湯浅が連続殺人犯であると断定するのは、まだ早いのかもしれません。
彩子と日高は、河原にずいぶんと追い詰められていますね。
河原はそのうち絶対に味方になると思っていたので、彼の単独捜査のせいでここまで窮地に陥る展開になるとは意外でした。
やっぱり普通は「入れ替わってる」なんて真相には辿り着かないですよね。
河原の発想が常識的であって、八巻や陸はやはり少し変わっているようです。
人として死守すべきルールがあると日高《彩子》に言われ、そんなことは何百回も考えたんだと泣きそうになっている彩子《日高》を見て、胸が締め付けられました(´;ω;`)
常に強気で余裕で冷静であった日高が、あんな表情をするなんて。
こんなになってまで、どうしても止められない事情って何なんでしょう。
想像もできません。
そしてラスト。
日高と彩子、陸と湯浅。それぞれが同じタイミングで歩道橋の上にいたので、陸と湯浅も入れ替わるのかと思いましたが、湯浅は陸を奄美に誘いました。
うーん。奄美で何をする気なんでしょう。
嫌な予感しかしません。
彩子《日高》の方は、逮捕をするフリをして階段落ち。
この窮地に、日高は再び彩子と入れ替わろうとしました。
なんだかんだでいいヤツなんだな。
しかし、気がつけば階段落ちも3度目ですね(-。-;
ドラマがドラマなら、あっという間に死んで殺人事件の被害者になってしまうところですが、このドラマは3回落ちても2人とも平気…強いな。
さて、2人は元に戻れたのでしょうか。
彩子の事を思えば、そろそろ戻ってあげてほしいけど。
もうちょっとオネエな高橋一生さんを見ていたい気もするなぁ。
やっぱり、まだ戻っていませんように〜( ̄∀ ̄)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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