こんにちは!malcoです。
「俺の家の話」第7話が放送されました。
以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★第6話の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
観山家の家族旅行は大合唱をしながらの帰路となり、楽しい思い出になったようです。
旅行から帰ると、寿三郎(西田敏行)はリハビリを始め、舞(江口のりこ)と踊介(永山絢斗)は忙しくなってリモート介護に切り替え、寿限無(桐谷健太)は寿三郎の代わりに体験入門の弟子に稽古をつけるという日々を送っていました。そして寿一(長瀬智也)は、さくら(戸田恵梨香)からプロポーズの返事をせがまれ、頭を悩ませていました。
そんな中、寿一は秀生(羽村仁成)の親権をめぐってユカと争っていました。秀生が能の才能を開花させたため、観山家を継ぐには観山に籍をおいた方がいいと寿一は主張します。しかし、ユカ(平岩紙)の再婚相手・早川(前原滉)が秀生を自分の子として育てたいと言い出し、ユカも寿一の態度に腹を立てて親権は渡さないと言って、両者の意見は対立していました。離婚の理由についてユカは、寿一が家庭で殺気を放って怖かったと話します。
一方、観山家では能の面がなくなるという事件が起きていました。寿三郎は旅行先で女性に面をあげたことを覚えておらず、泥棒が入ったのだと言います。寿三郎が持ち出して昔の女にあげているのではと疑う一同。
末広(荒川良々)に相談し、検査入院をすることになった寿三郎。その間に、寿一と舞で家を捜索することに。倉庫を調べると、面に加え帯や扇、袴も無くなっていることが判明。二人は愕然とします。
夜になって舞が帰り、2人きりで夕食のラーメンを食べる寿一とさくら。寿一は、自分と秀生の話を始めます。幼稚園の頃に秀生がプロレスラーになりたいと言ったのを、寿一は反対していました。理由は、寿三郎と同じことをしそうで怖かったから。叱られも褒められもせず、顔色だけを伺う冷め切った親子関係。昔の自分のようにはしたくないと思い、家庭にプロレスを持ち込まないと決めていたのに、ユカから「怖かった」と言われて寿一は自信を無くしていました。また無自覚に大切な人を不幸にしてしまうのが怖い。寿一は、さくらの気持ちには答えられないと言います。
それを聞いたさくらは「ますます好きになった」と微笑みます。そして、寿一は大きすぎるのだと言って、スカイツリーに例えます。「近すぎるとてっぺんまで見えない。でも登って初めて好きになった」と話すさくら。殺気は感じても怖くなかったと言うさくらに、寿一はホッとして喜びます。気持ちが通じ合った2人。寿一はさくらを山賊抱っこして、そのまま2階の部屋に連れて行きます。そして、さくらを降ろして放置し、なぜか手袋を嵌めて静かに階段を降りて行きます。
寿一がこっそりと様子を伺うその先には、目出し帽をかぶって能の面を持ち出している泥棒の姿が。泥棒が近寄ってきた所をすかさず寿一が出ていき、鮮やかに倒して面を取り上げます。
泥棒の正体は、体験入門で稽古に来ていた弟子でした。寿三郎は嘘を言ってはいなかったのだと、疑ったことを反省する寿一たち。
寿三郎の検査入院の結果、寿三郎は要介護2と判定されました。病状が進行していたのです。ショックを受ける寿一。記憶がなくなる日も遠くない。そう感じた寿一は、ユカの自宅へ行き、寿三郎の認知症が進行していると説明して「せめて親父が死ぬまでは稽古を続けさせてください」と頭を下げます。寿一の必死な姿に心を打たれたユカは、秀生がやりたいようにしていいと認めます。
その頃、秀生は授業参観で「父親はプログラマー」という作文を、早川の前で読んでいました。しかし、作文を読み終わった秀生は教室で暴れ出し…というストーリーです。
ネタバレ感想
今回は「認知症だから」 とたかを括っていたのが、事件をややこしくしてしまいました。
認知症だから忘れてしまっている。
認知症だから嘘をつく。
そういう態度はもしかして認知症患者を、密かに傷つけてしまっているのかもしれません。
言葉でハッキリとは言わなくても、雰囲気でなんとなく分かることもありますよね。
あ、ひょっとして疑われてるな、と。
末広が言っていた「自尊心を傷つけられる」というやつですね。
そうやって心が荒むと、脳には悪影響を与えるのかな。
寿限無を疑うような言動もあったので、病気の進行も無関係ではなかったのかもしれませんが、全てが嘘だったり、忘れていたり、被害妄想だとは限らないと。
頭から疑ってかかるのは良くないですね。
それがキッカケで関係が悪くなることもありそうです。
きっと私も寿一たちと同じように疑ってしまうだろうと感じました。
怖いですね。
寿一とさくらの会話が良かったです。
お互いに思いやりを感じられて、良いシーンでした。
さくらが寿一をスカイツリーに例えるのが素敵。
近くだと全体像が見えないくらい大きい。
でも登ってみたら好きになった。
遠くから見ただけでは分からない、登ってみないと分からない良さに気づいたと。
確かに、寿一は懐が大きい気がします。
だからこそ、前回の親子喧嘩が私には意外でショックだったわけです。
突然寿一がさくらを自室に連れ込むという急展開には驚きました。
その上、なぜか手袋を着け始めて。
何プレイ?と変にドキドキさせられたと思ったら、まさか泥棒とは(^◇^;)
華麗に泥棒を倒す寿一。
正直、初めて寿一がカッコ良く見えました。
さくらは惚れ直した事でしょう。
やっぱり寿一はプロレスをやってる時の方がカッコ良いのかも。
観山家に行かせてもらえない秀生が可哀想でした。
寿一のことも寿三郎のことも大好きなのに、会わせてもらえないなんて。
大人の都合で「今日からこの人がお父さんですよ」って言われてもね。
父親に関して、ユカも早川も秀生の気持ちを聞いてあげてないのが、気になって仕方ありませんでした。
それでも秀生は、早川に向けた作文を書いて。
さらに寿一用の作文も書いていて。
本当に優しい子だなぁ。
今回も秀生にホロリとさせられました。
涙をマスクで拭く寿一には思わず笑いましたけど。
能死体もね^^;
作文を読んで腑に落ちずに、教室内を逃げ回るという秀生のささやかな抵抗。
能死体すぎて限界だったんだな、きっと。
もっと早くに気づいてあげて欲しかったです。
そんな秀生の暴れ具合について行けなかった早川。
無理ってなって挙句に茫然自失って。どうなのよ…。
彼の中途半端さと身勝手さと、それまでの無邪気な明るさにも腹が立ちました。
秀生の気持ちも考えずに、自分の子として分け隔てなく育てたいから親権を渡さないなんて。
自己満足のために秀生を利用してるようにしか見えません。
それに比べて、寿三郎のことを考えてユカに頭を下げる寿一。
ここもカッコ良かったなぁ。
今回は寿一がカッコ良さが際立った回でした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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