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「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第6話 ネタバレ感想 世界はそれを愛と呼ぶんでしょう

こんにちは!malcoです。

「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」第6話が放送されました。

以下、ネタバレを含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★前回の感想はこちら!

www.maemuki-malco.com

 

ざっくりあらすじ

一平(香取慎吾)の選挙用のプロフィールに、家族のことが書かれているのを見た正助(志尊淳)。一平が選挙に出るために利用したと認めると、大森家を出ていくと言う。しかし土曜はひまりの誕生日で、みんなで祝うのを楽しみにしている。正助は土曜までは待ってほしいと頭を下げる。一平が真壁(安田顕)に相談すると、同居の解消だけは絶対に避けろと言われてしまう。

そんな中、都(冨永愛)の店のこども食堂がテレビで紹介された。調理を手伝っているひまり(増田梨沙)も取材を受け、取材の中で亡くなった母のレシピの話をして「お父さんにも食べてほしい」と言う。「お父さん」という言葉に正助は喜ぶのだが…。

翌日、都の店を訪れた一平は、取材でひまりが「お父さん」と言ったのに、翌朝には「正助くん」と呼んでいたことを話す。それに対して都は、お父さんとは正助のことではないと言う。取材の前に、ひまりが「最初のお父さんがテレビを見るかもしれない」と話していたというのだ。そこへ、店の外に怪しい人影が。二人が出てみると、植木鉢に「食券10枚分」と書かれた封筒とお金が置かれていた。また別の日には、食券100枚分のお金が置かれていて、都と一平は戸惑う。

一方、正助は「ひまりの前の父親に連絡を取りたい」と言い出す。悩んだ一平は、父親の部屋でハガキを見つける。その文字を見て、筆跡が食券の封筒と似ていることに気がつく。

一平と正助は、都の店に食券のお金を置きに来た男を捕まえる。その男は陽菜(向里祐香)の前の夫・康太だった。康太は離婚届を置いて突然消えた男だ。その頃、友人と会社を立ち上げたが上手くいかず、陽菜が家計を支えていた。そんな中でひまりが生まれ、支えてもらうばかりの自分が情けなくなり、重圧に耐えられず逃げたのだと謝る康太。その後、会社は畳んだ。借金が残っていたが、友人が事故死して、担保のために入った生命保険の保険金で借金は返済。その時に康太自身も保険に入っており、保険金の受取人をひまりにしているため、ひまりを探していたのだという。正助の連絡先を聞いて帰ろうとする康太を、一平が呼び止める。康太が保険金をひまりに残すために、自死を選ぼうとしているのではないかと言うのだ。償いのためにはそれしかないと言う康太に、ひまりはそんなことをしても喜ばないと責める一平。選挙で当選したら、康太のような人間でもどうにか生きていける社会を作ると約束するのだった。

ひまりの誕生日。正助は康太を招待し、父娘は久々に再会する。その誕生会で、ひまりは正助のことを「お父さん」と呼んでもいいかと康太に確認する。正助をお父さんと呼ぶと、本当のお父さんがいなくなってしまう気がしていたのだ。そんなひまりに一平は、正助のことを「パパ」と呼ぶことを提案。ひまりは受け入れる。父親が二人になったひまりに、笑顔が戻るのだった。

 

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ネタバレ感想

ひまりの実父現るという展開でした。

康太の「食券のお金を置いていく」という行為と、食べ物を届けに来る「ごんぎつね」をリンクさせたわけですね。

なるほど〜。

ごんぎつねは小学校の時に習った覚えがありますが、正直言うと感動した記憶は皆無で。

一平と真壁みたいに、誰が一番かわいそうなのかとか、そんなの考えたこともありませんでした。

覚えてたのは、ごんがキツネだったなってことくらい^^;

親になって、子どもたちの宿題で音読を聞いて、こんな話だったんだ〜と。

その音読を聞いても、大した感想は持っていなかったんですが。

一平の「ごんだって寂しくなかったら悪戯なんかしなかった」というのを聞いて、ハッとしました。

そうか。そういう話だったんだと。

作者はどうして、ごんをキツネにしたんでしょうか。

人間の子どもでも成り立つ話ですよね。

それだと兵十が殺人者になってしまって、子どもが読むには残酷すぎるからかな。

でも、主人公をキツネにすることで、伝わりにくくなってしまった部分があるんじゃないかな〜。(あ、しまった。ごんぎつねの感想になってる)

ごんぎつねを読んで「村が悪い」というところまで考えられる一平はすごいですね。

行き当たりばったりなところも多い一平ですが、人の気持ちに関しては細かいところまで気がつけるのかもしれません。

そう考えると、康太が自死するつもりだと、いち早く気がつけたのも納得。

康太を説得するシーンは、じーんとしちゃったなぁ。

なんだかんだで子どもたちのことを大切に思ってるのも伝わったし、いいこと言いながらも「官民連携できそうじゃん」とか自分の選挙への利害までキッチリ考えてたりして。

それが逆に味わい深くて、面白くて、一平の凄さを感じられました。

それから、利用と愛情、対価の話も面白かったです。

家庭での労働に賃金が支払われないのは、役割分担だからだと思うので、別にいいんじゃないかと思うんですが。

でも、単なる役割分担じゃなくて、そこに愛情があるから家族なんだろうと思いました。

元気で健康でいてほしいとか、喜んでくれるかなとか、そんなことを考えるからできることもたくさんあるわけで。

世界はそれを愛と呼ぶんでしょう。

ただ、愛って家族だけのものじゃなくて、いろんな種類がありますよね。

濃淡も強弱も様々だと思うし。

社会ではみんなが利用し合って対価を支払い合っているわけだけど、それだけでは殺伐としてしまいそうです。

殺伐としないのは、そこに何かしらの愛があるからなのかなと。

そんなことを考えさせられました。

だからこのドラマは、家族関係が複雑なんですね。

ラストの誕生会のシーンでは、陽菜がきっかけで繋がった3人が、陽菜なしで一緒にいるのがなんだか奇妙だと感じました。

でも、元は赤の他人だった男3人が関わっていく中で、何かしらの愛が少しだけ芽生えたのかなと思えました。

そこに、このドラマのテーマがあるのかもしれませんね。

 

次回はお父さんが登場するようです。

あれ?死んだんじゃなかったっけ?

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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