こんにちは!malcoです。
次男くんが通う幼稚園では、月に2、3度のペースで園の図書室から絵本を借りる事ができます。
先日次男くんが借りてきた「おふとんさんとハリーちゃん」という絵本が、あまりに可愛くてたまらなかったので、ご紹介したいと思います。
おふとんさんとハリーちゃん
「おふとんさんとハリーちゃん」とは?
2018年に出版されたコンドウアキさん作の絵本です。
コンドウアキさんは「リラックマ」や「うさぎのモフィ」を生み出されたイラストレーター・キャラクターデザイナーで、絵本も手掛けていらっしゃいます。
この「おふとんさんとハリーちゃん」は「おふとんさん」のシリーズで、現在は全部で3作品出版されているようです。
あらすじ
いつも優しく包んでくれる、ふっかふかのおふとんさん。
ハリーちゃんが寝るのを待っていますが、ハリーちゃんは眠たくありません。
だって、もっともっと遊びたいから。
なかなか寝ようとしないハリーちゃんを、おふとんさんはじっと待ちます。
そのうち目が虚ろになってきたハリーちゃん。
おふとんさんは、ここぞとばかりに「おふとん」の中にハリーちゃんを誘います。
おふとんさんの優しいぬくもりに癒されて、素敵な夢を見たハリーちゃん。
しかし、翌朝起きるとおふとんさんに異変が…というストーリーです。
感想
きっと、寝るのが嫌な子どもが楽しく寝られるようにと考えられたお話なんだろうと思います。
寝るのを嫌がる子を寝させるために日本の親が言う事といえば「お化けが出るよ」とか「
明日の朝起きれないよ」とか、どちらかといえば脅しに近いものが多いですよね。
しかし。この「おふとんさん」は違うんですよ。
まず、ハリーちゃんに「寝ましょう」と言う時の表現が可愛いんです。
「だっこの じゅんび ばんたんですよー」
両手(?)を広げてそう言います。
「寝る=おふとんさんが抱っこしてくれる」という、この可愛らしすぎる表現。
たまりません。
あぁ、私もおふとんさんに抱っこされたい。
そう思うのは私が疲れた中年だからなのか…。
特に今のような寒い季節は、ますますおふとんさんが恋しくなります。
布団を擬人化するというのも、私には意外性がありました。
オチもちゃんと用意されていて、笑えてほっこりできて、何より優しい気持ちになれます。
オチもね、優しいんですよ。おふとんさんが。
おふとんさんは、いつも優しくてあたたかくて、かわいいのです。
シリーズの他の作品も見てみたくなりました。
寝る時に子どもが感じる暗闇への不安を増長するのではなく、おふとんさんと一緒で気持ちいいねと言いながら寝られる、布団に入るのが楽しみなるような素敵な絵本でした。
まぁしかし、子どもに「ウチのおふとんさんは、ふかふかじゃないね」と言われたらどうしよう…なんて不安も、少しよぎったりしてね…ギクリ(ー ー;)
布団干さなきゃ。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。