こんにちは!malcoです。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」第7話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
「夏の夜の夢」の売上は芳しくなかった。毎週120万円をオーナー(シルビア・グラブ)から課せられている大門(野添義弘)は、骨董品を売って金を作り、売上を水増しする。うる爺(井上順)が抜け、その穴を是尾(浅野和之)を引き入れて埋める久部(菅田将暉)。是尾は「冬物語」をやるよう久部に指示を出す。キャストたちは、夜は「夏の夜の夢」を上演し、昼は「冬物語」の稽古に明け暮れる。
そんな中、はるお(大水洋介)にテレビ番組のレギュラー出演のオファーが来る。そのため、フォルモン(西村瑞樹)とのコンビを解消しなければならず、はるおは迷っていた。相談に乗った久部は、はるおの背中を押す。前金として受け取った150万円を、これまでの感謝としてフォルモンに渡すと言い出すはるお。久部はフォルモンには自分が話をして渡すと言って、150万円を預かる。
久部から話を聞いたフォルモンは、自分を見捨てるはるおに腹を立てる。久部はそんなフォルモンに、はるおは感謝の気持ちとしてお金を置いて行ったという。金額は5万円。バカにするなと、さらに激昂するフォルモン。
その後、WS劇場を出ていくはるおと、フォルモンが鉢合わせる。はるおに怒っていたフォルモンだったが、必死の笑顔ではるおを見送り、いつか前説にでも呼んでほしいと頼む。それに対し、冷たい態度でフォルモンに邪魔だと言い捨てて去っていくはるお。フォルモンの元を去ったはるおは泣いていた。
一方、久部ははるおから奪った金を大門に渡し、来週の売上が足りない場合に使うよう話す。その会話は蓬莱(神木隆之介)に聞かれており、咎められた久部は罪悪感に苛まれるのだった。
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ネタバレ感想
苦しい回でしたね…。
周囲(というかほぼ久部)に翻弄された挙句、フォルモンとコンビを解消して去っていくはるお。
芸人として認められるのは嬉しいけれど、フォルモンには本当に感謝していたようで。
それなのに、去り際に冷たく接して「どけよ」と恫喝したのは何故なのか…。
甘いことを言うフォルモンに喝を入れるためなのか。
それとも自分の戻る場所、退路を断つためなのか。
うーん、両方かな〜。
フォルモンとの関係を、なぁなぁで終わらせてはいけないと思ったのかも知れません。
でも、手切金5万円を渡されて一方的に解散されたフォルモンにとっては、ツラい出来事でしたよね。
必死に笑って見送ろうとしたのになぁ。
あそこでフォルモンが、ヘコヘコして下手に出ずに、もう二度と戻ってくんなよと言ってあげれば良かったのか。
どの道、コンビ解散して別の道を歩くなんて、どんな別れ方したってツラくなるもんですよね。
二人が前を向いて歩いて行けるよう、祈るしかないな。
もう一人、苦しかったのは久部ですね。
どうにか、はるおの150万円をせしめてやろうと、言葉巧みにやり込めるあたりはコントでしかなかったんですが。
はるおを騙し、フォルモンを騙し、蓬莱の口を封じて。
気がつけば、演劇やめますか、それとも人間やめますか、みたいな帰路に立たされてしまって。
で、人間やめちゃいそうな久部。
自分に嫌悪しながらも、どうしても演劇を愛してやまないんですね。
トニー(市原隼人)の稽古を見る久部のシーン、切なくて涙が出そうでした。
トニーは何度も久部を救ってくれますね。
久部は自分の演劇愛のために悪事にまで身を染めているわけですが、久部が諦めちゃうと、WS劇場がノーパンしゃぶしゃぶになっちゃうからな〜。
総じて、みんなのためでもあると思うんですよね。
だからって、はるおの150万円を水に流せるもんでもないかもしれないけど。
蓬莱は「いつまで続けるんですか」って言うけれど、じゃあ、やめてしまっていいのか?と逆に問いたいです。
演劇をやめてノーパンになるか、解散してみんなで路頭に迷うのかと。
そう考えると、久部だけじゃなくて、全員の必死さが必要なんだと思います。
始まって以降、ずっと崖っぷちの人たちの話でしたが、今回はひときわ崖っぷち感があって心が痛みました。
演劇でWS劇場が救われる話になるのだと思って見ていましたが、結局どうにもならないという結末もあるのかも知れないと感じた回でした。
救われてほしいけれど。どうなるのかな〜。
久部と蓬莱に間に生じたであろう溝も埋まってくれるといいけどな〜。
次回はリカ(二階堂ふみ)の元カレ・トロ(生田斗真)が大暴れ?
ナイフとか拳銃とか出てきて、物騒な回になりそうです( ̄◇ ̄;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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