こんにちは!malcoです。
「笑うマトリョーシカ」第10話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
清家一郎(櫻井翔)の論文を鈴木に送ったのは誰なのか…。鈴木(玉山鉄二)は論文を処分しようとして浩子(高岡早紀)に止められ、その後浩子が持ち帰ったと言う。論文は浩子が持っているはずである。それならば、家に出入りできる人物が怪しいのではないか。
道上(水川あさみ)は、浩子と一緒に住む夫の小松(堀内正美)やヘルパーの田所(和田光沙)について調べ始める。小松は元・精神科の開業医だった。田所は、ヘルパーの資格を取るために東京の専門学校に通っていたが、入学前の素性はいくら調べてもわからなかった。しかし、道上は田所礼子の名前と生年月日を見て何かに気がつき、急ぎある場所へ向かう。
一方、鈴木は佐々木に会いにきていた。鈴木は、清家の秘書を辞めてから佐々木を避けていた。元々、鈴木に清家のブレーンになるよう勧めたのは佐々木だ。佐々木もまた、浩子に利用されていたのではないか。そう考えたからだ。しかし佐々木は、鈴木が秘書を辞めてから、清家の後援会長を降りたのだと言う。ずっと支えてきた鈴木を清家が切ったことを、許せなかったのだ。そして、浩子に清家の様子を報告していたと話す佐々木。何年も前から、浩子に内密に頼まれたのだと言う。
そんな中、道上は再び愛媛を訪れる。山中(丸山智己)と鈴木、由紀(真飛聖)も一緒だ。佐々木(渡辺大)が経営する春吉に集まり、そこへ浩子を呼び出す。そこへ、小松と田所もやってきた。関係者一同を呼び集めた道上は、清家を操っているハヌッセンを突き止めようとする。
実は道上は、事前に小松に話を聞いていた。小松の話のよると、浩子は随分前から清家に縁を切られていた。浩子は一郎が代議士になった年に縁を切られ、精神的に参ってしまい、小松の診療所に来たのだった。まだ傷は癒えていない。さらに、浩子は病を患っており、もう長くはない。それを清家に手紙で伝えたが、返事が来ることはなかったのだと言う。
なぜ清家が浩子を縁を切ったのか、真実を突き止めてほしいと小松に頼まれた道上は、田所に話しかける。「清家一郎の論文を盗み出し、鈴木さんに送ったのはあなたですよね、真中亜里沙さん」田所は、整形をした亜里沙(田辺桃子)だった。田所礼子の名前と生年月日から、道上は亜里沙が偽名を使っているのではないかと考え、亜里沙の母親・西川礼子へ確認しに行っていたのだ。母親は、田所の写真を見て、すぐに娘だと気がついた。「田所礼子」は、亜里沙の母親の旧姓だった。
亜里沙は失踪したフリをして、清家とこっそり会っていた。浩子や鈴木には内緒で、清家を裏からコントロールしていたのだ。代議士になった年には浩子を縁を切らせ、鈴木のことは利用できる限り利用するつもりだった。そして、清家が官房長官になったら、二人は一緒になると約束していた。
道上は、武智(小木茂光)と鈴木の事故を指示したのは亜里沙ではないかと疑う。武智の事故は、亜里沙が仕組んだものだった。当時、どうしても清家を27歳で代議士にしたかった亜里沙は、武智に近づき愛人になっていたのだ。しかし、鈴木の事故については知らないと言う。なぜなら、亜里沙も3年前に清家に縁を切られたからだ。浩子を疑った亜里沙はヘルパーとなり顔を変えて、浩子に近づいた。しかし、浩子に清家と繋がっている気配はない。そのため、論文を盗んで鈴木に送りつけて様子を探っていたのだった。
では、今は誰が清家を操っているのか。清家を亜里沙から奪ったのは誰なのか。振り出しに戻ってしまう道上だったが、浩子はBG株事件の証拠のテープを道上に預ける。
東京に戻った道上たちは、浩子から渡されたテープを聞く。すると、宇野と取引に関する話をする諸橋(矢島健一)の声が入っていた。そこに羽生(大鷹明良)も参加し、二人が事件に関わっていたことが発覚する。
政権を揺るがす大スクープに興奮する山中。そこへ道上に電話が入る。清家からだ。今から会いたいと言われ、事務所を訪れる道上。清家は道上に「僕のブレーンになってくれませんか」と申し出る。
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ネタバレ感想
今回は、みんなを集めて「誰が清家のブレーンなのか」道上の推理を聞かせる会が開催されました。
なんと、浩子は清家に縁を切られていました。
なんだか、かわいそうでしたね。
清家と浩子は繋がりが強いと思っていたので。
しかし、裏には亜里沙がいたという展開でした。
亜里沙の行方については、いつか明かされるだろうと思っていたけど。
生きてましたね〜。
まさか、失踪を装っていたとは。
大学時代から3年前まで、ずっと清家とコソコソ会っていたなんて。
「自分が清家のブレーンでいたおかげで清家が出世した」と思っていた鈴木にとっては、なかなかの屈辱でしょう。
しかし、亜里沙も3年前に清家に捨てられていました。
3年前に何があったんだろ?
嘉和(梨本謙次郎)も武智も浩子が殺したかもしれないと疑っていた時には、亜里沙も殺されたのかもしれないと思っていましたが。
嘉和は和田島(加藤雅也)、武智は亜里沙ってことは、実は浩子は誰も殺していないってことですよね。
みんなで道上の憶測に振り回されていたと。
それなのに家に押しかけられて、周囲を嗅ぎ回られて、あんなに疑われた浩子…。
最終的に道上に、清家を助けてあげてほしいとお願いしてましたけど。
こうなってくると、浩子はもっと道上に怒っていい気がするなぁ。
さて、BG事件に誰が関わっていたのかも明かされたので、残るは最近起きた事件の黒幕ですね。
鈴木の事故、それから富樫(吉岡陸雄)が誰に殺されたのかも、まだわかりません。
兼高(渡辺いっけい)の事故は、諸橋の指示で富樫が動いたと言われてましたが。
本当に諸橋の指示なのか…怪しいところです。
鈴木に関しては、清家の「現在のブレーン」が殺そうとしたという展開になっていますが。
そもそも「清家にブレーンがいる」前提で話が進んでるのが、やはり奇妙です。
みんなで「誰が清家のブレーンなのか」を推測しあって、誰も「清家本人の意思なのでは」と言い出す人がいません。
考えてもみたら失礼な話です。
「清家は僕がないとダメなんだ」と鈴木が思っていたのと同じように、みんなで「清家は誰かがいないとダメ」と思ってるってことですよね。
物語の中では「清家はみんなを魅了する才能がある人物」という描かれ方をしていて、魅力のある清家を奪い合うという形になってますが、実はみんな「あいつは脳なしだ」って思ってて、奪われたとか誰ものだとか、清家を意思のない人形扱いをしてる気がします。
だからマトリョーシカなのかなぁ。
これまでは、清家というマトリョーシカを開けたら誰が出てくるのか、という印象でしたが。
清家は中身がない人形で、誰かがその中にブレーンとして入って、楽しんでる。
今はそんな印象です。
なんか、こっちの方が怖いですね。
まぁしかし、最終的には清家はマトリョーシカでも中身のない人形でもなく、やはりマトリョーシカの核にある人形は、清家本人なのではないでしょうか。
自分のブレーンになってくれる人を清家が選んで、その人が自分のために一生懸命になるようにコントロールしていたと。
みんなはマトリョーシカの中に入って遊んでるつもりだったけど、実は清家が中身を出し入れして遊んでいたと。
そんな結末ならば腑に落ちるかなぁ。
他に黒幕がいたのなら、鈴木も亜里沙も気がつかないなんて、無理だと思うし。
次回は最終回ですね。まだ9月入ってすぐなのになぁ。
そんなタイミングで道上が清家のブレーンに?
なんで道上なんだろう?って疑問でいっぱいですが。
道上は、清家を取り巻く真実に気がつけるのか。
はたまた、ミイラ取りがミイラになってしまうのか。
清家が浩子を捨てたままなのか、というのも気になるところ。
だって、清家は浩子と関係を絶っても、外国人などのマイノリティを保護したいという浩子の思いの通りに動いてますからね。
なんだかんだで、最後はお母さんのためなんじゃないかな〜とか思ったり。
お母さんが長くないと知って、総理になるのを急いでるのかな?と思ったり。
次回、最終回で全てが明かされて、スッキリできるといいな〜。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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