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「対岸の家事」第10話(最終回)ネタバレ感想 いろんな生き方を尊重できる社会とは

こんにちは!malcoです。

「対岸の家事」第10話(最終回)が放送されました。

以下、ネタバレを含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★前回の感想はこちら!

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ざっくりあらすじ

実家に行った詩穂(多部未華子)は玄関先で父・純也(緒形直人)とばったり会うが、話をできずに戻ってきてしまう。虎朗(一ノ瀬ワタル)はそんな詩穂を「許せないと思うなら許さなくてもいい」と尊重する。

中谷(ディーン・フジオカ)も母と再会したが、厳しくしたことを謝る母親を無視して立ち去ってしまうのだった。中谷は自分が親になったことで、母親が必死だったことを理解できるようになっていた。詩穂に「母親を許すべきか」と相談するが、詩穂は分からないという。だが、理解できることと許せるのは違うのではないかと話す。

一方、量平(川西賢志郎)の転勤に伴い退職を決意した礼子(江口のりこ)は、今井(松本怜生)から「辞めるのはダメ」と言われる。働くのが楽しいと言っていた礼子が、ここで仕事を辞めるのはトゥルーエンドではないというのだ。「仕事と家事の両立」というルール設定がメチャクチャな「クソゲー」をやらされたまま、ゲームオーバーになってはダメだと言われ、礼子は戸惑う。

そんな中、詩穂は再び実家を訪れ、父と話をする。純也は、詩穂がいなくなってから、主婦業の大変さを知ったと話す。家事は誰にでもできるものだと思っていたのだという。詩穂も「1日だけでも誰かにご飯を作ってほしかった」と自分の思いを語る。純也は詩穂にコロッケを作って食べさせ、「誰かにご飯を作ってもらいたくなったら、いつでも作る」と言って送り出す。詩穂が帰ろうとすると、虎朗と苺が迎えにきていた。詩穂は苺(永井花奈)に「おじいちゃんだよ」と純也を紹介する。苺から「おじいちゃん」と呼ばれた純也は涙を流すのだった。

同じ頃、中谷も訪ねてきた母親と話をしていた。中谷は、母だけが悪かったのではないと理解していた。しかし、会いたいと思えるようになるまで、会いにこないでほしいと話す。「本当に僕のことを尊重するなら、待っていてほしい」と言うと、母親は静かに納得した。

七夕が近づき、詩穂と中谷は、礼子やはるか(織田梨沙)たちを呼んで七夕パーティをすることに。パーティでは、みんなで短冊に願い事を書き、和やかに進んでいった。詩穂は密かに礼子の送別会もしようと計画していたが、話をする中で礼子が突然「仕事を辞めるのをやめる」と言い出す。楽しんでいる姿を子どもに見せたいという。それを聞いた量平は、転職を決意。転職先が決まるまで主夫業をやると宣言する。詩穂は、たくさん迷って悩んで決めた答えなら、それが正しいのだと、礼子たちの生き方を尊重するのだった。

 

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ネタバレ感想

詩穂も中谷も、拗れていた親との溝を少しだけ埋めて、最終回となりました。

溝が深ければ深いほど、埋めるのも大変でしょうから、時間がかかっても仕方ありませんね。

それに、あのお母さんの謝り方も、なんか腹たつのでね。

「いくらでも謝るから」って、ナニその言い草。

許されることを前提としているというか、許すことを強要しているというか。

逆に許したくなくなっちゃうな〜。

 

それに比べて、詩穂の父・純也からは反省や後悔が伝わりました。

家の中も、きちんと生活しているのが伝わる様子で。

詩穂や詩穂のお母さんがやっていたことを考えながら、一人で頑張ったんでしょうね〜。

家事って、やらなくても生活自体は成り立つので、いかようにもできたと思うんですよ。

そこをきちんと生活できていたのは、やはり詩穂たちのことを思ったからなんだろうと感じました。

苺に「おじいちゃん」って言われた時は、思わずウルッとしてしまったな〜。

詩穂には、まだわだかまりがある雰囲気でしたが、かなり前進したのではないでしょうか。

親が亡くなる前にわだかまりを解消できるのが、ベストだと思います。

 

礼子も仕事を辞めずに済んで、良かったですね。

量平が転職するという道を選びました。

なんとなく、そうなるだろうという気はしていました。

すごく現代的な決断だと思います。

ひと昔前ならあり得ない選択ですね。

中谷の「育休2年」というのも、すごいですよね。

この辺が、このドラマが「子育てを分かってるな」と思える部分です。

普通は男性の育休なんて、数週間くらいなんじゃないでしょうか。

たった数週間仕事を休んで育児をしたからといって、それが何になるのか…と、ずっと思っていました。

中谷のように年単位のスパンになれば、夫婦で協力して休んで、保育園や幼稚園に預けやすくなるタイミングを模索できそうですが。

育休が数週間となると、家事の練習とか、子育ての思い出づくりくらいにしかならないんじゃないかなぁ。

初産なら、お母さんも初めてだらけでしんどいから、最初の1ヶ月くらいは旦那さんがいてくれたらありがたいけど、それはあくまで「お母さんが育児に慣れるためのサポート」くらいにしかなりません。

子育ては「それ以降」も、大変ですからね。

やっぱり、育休数週間ってのは「子育てを甘く見てるな」と思います。

ただ、中谷のように2年も仕事を休んだら、浦島太郎状態になりそうなのも事実。

それはそれで大変ですね。

 

ドラマとしては「いろんな生き方を尊重できる社会がいいよね」という結末でした。

結局、答えは自分で見つけるしかないんだなと。

「いろんな生き方ができる」ということは、自分で生き方を見つけるしかないということですね。

今の日本の仕組みの中で、どう生きるのが最適解なのか。

悩んで試行錯誤してみないと、誰にもわからないのかもしれません。

悩んで試行錯誤してるうちに、子育てが終わってしまいそうですけどね。

人生100年時代と言われる中で、子育てができる期間は20年前後くらいでしょうか。子どもの人数にもよりますが。

でも、人生のほんの一部でしかありません。

ほんの一部だけど、本当に大切な時間になるんだと思います。

子どもたちと出会えたことに感謝して、幸せを噛み締めながら過ごしていきたいと思えるドラマでした。

なんて言いつつ、今日も子どもたちをガミガミ叱ってばかりの自分…。

反省です(ー ー;)

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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