こんにちは!malcoです。
「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」第10話が放送されました。
以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
ざっくりあらすじ
瀬野(田中圭)が入院することになり、みどり(石原さとみ)が担当薬剤師になりました。
瀬野の重複癌で問題なのは、標準治療が確立されていない副腎癌。既存の薬を使って治療を開始しますが、数週間経っても効果は現れませんでした。薬を増量し、瀬野は痛みや副作用で苦しみます。
そんな中、七尾(池田鉄洋)が海外の薬FP258という治験薬を提案してきました。しかしこの治験薬を使うには、病院内で治験審査委員会を開き承認を得る必要がありました。
みどりはこの治験に希望を抱きますが、委員会で承認を得られる可能性が低いわりに準備に膨大な時間と労力がかかる事から、刈谷(桜井ユキ)から「時間の無駄」だと一蹴されます。
瀬野も治験を受けることに反対していました。瀬野の母親は、七尾が提案した治験薬を使っても病状が改善せず亡くなっていたのでした。
行き詰まって落ち込むみどり。見かねた調剤部のメンバーたちは、みどりに協力することに。
瀬野も、戻ってきてほしいと話す調剤部メンバーの言葉に、治験を受ける覚悟を決めます。
FP258の治験は、医師たちや七尾のサポートもあって、どうにか審査委員会で承認を得ることができました。
そして治験開始の当日、待ちに待ったFP258が調剤室に届きます。
しかし、覚悟を決めたはずの瀬野は病室から姿を消していて…というストーリーです。
ネタバレ感想
薬を拒否する丸岡
瀬野さんの治験の話がメインだったので、心筋梗塞で搬送された丸岡(近藤公園)は少し存在感が薄くなってしまいましたが、個人的には印象に残りました。
死んでもおかしくない病状で運ばれたのに、薬を出されて「え、これ全部飲むんですか、いつまで飲むんですか、いくらかかるんですか」って質問がなかなかのインパクトでした。
病院で出された薬を「要りません飲みません」っていう選択肢があるなんて。
確かに、治療だって薬だってお金がかかりますもんね。
うちの母親の言葉を思い出しました。
「貧乏人は病気にかかったら死ぬしかない」
お金があればどこの病院のどんな名医にでも診てもらえるけど、貧乏人はお金がなくて病院にも行けずに死んでいくしかないという意味です。
母は戦時中生まれなので、貧乏人のシビアさを感じます。
だいぶ極端に感じる言葉ですが、母曰く昔からそんな事は当たり前なんだそうで。まぁ、歴史を辿ればそうですよね。
今は保険とか補助制度とか整っていて、病院に行きやすい環境になってますが、それでも家庭環境や病気の種類によってはお金のあるなしで人生が左右されるでしょう。
命も健康もお金じゃ買えないとか言いますが、ある意味正しいんだけど、全ての人が平等ではないな〜と思います。
瀬野さんは、生きていると信じるぞ。
今回のメインエピソードだった瀬野さんの重複癌。ドラマとはいえ辛そうでした。
特にお母さんのお墓の前でのシーン。
先の見えない苦しみって、想像以上に辛いだろうと思います。
緩和ケアをしてもらって、早く死んでしまった方が楽なんじゃないかと。こんなに苦しんでまで生きている意味があるのかと。
お母さんの苦しみを見ている分、余計に怖かったのかもしれません。
そんな人を取り囲んで、頑張って戻ってきてって言うのは…なんだか残酷だったな〜。
それにしても瀬野さんの治験、第一相の治験だから大学病院とかの大きな病院でって話でしたよね。だったら転院した方が良かったんじゃ…と思う反面、委員会での七尾副部長の熱弁には感動しました。あんなに熱意のある人だったとは。
七尾の言葉を聞くと、治験は人類の未来ためには必要な事なのだと思えました。
でも患者側の瀬野さんからしてみれば、未知の恐怖なわけで。
どちらの言い分も分かるだけに、難しい問題です。
ラストで突然2年後って書かれていたのには驚きました。
え、まさか2年後には瀬野さんは治っていて…っていう未来をエンディングで流して終わるのかな。じゃあ、最終回は何するんだろうって、思いながら観ていたら。
まさか、みどりと瀬野さんがいなくなってるなんて( ̄◇ ̄;)
予想外の展開でした。
どうしてみどりが別の病院にいるのか。
そして何より瀬野さんの病気はどうなったのか…。
治験薬を使ったお母さんが助からなかったのに、瀬野さんまで死んでしまったら、視聴者に「治験=やっても無駄」みたいな一方的な印象を植え付けてしまいそうなので、フジテレビはきっとそんな事はしないはず!
私は生きてるって信じますよ!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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