こんにちは!malcoです。
「ミステリと言う勿れ」第5話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
今回も面白い構成でした。
隣のベッドの患者が、昔の事件をクイズ形式にして整に解かせるという展開。
患者の牛田役は小日向文世さんでした。
孤独なおじいちゃん感がすごかったなぁ。
深みがね。さすがでしたよ。
キントリのシーズン4の時も思ったけど、もう定年退職とか、年取って病気で死んでしまうような役をするお年なんだよなぁ。
なんだかちょっと寂しくなりました。
個人的にはコンフィデンスマンのリチャードが好きなので、いつまでもオシャレで小粋で可愛いオジ様でいてほしい…。
最終的には整(菅田将暉)が未解決事件の概要を聞いただけで犯人を当てて、犯人だった霜鳥(相島一之)は牛田の残した捜査資料のせいで捕まってしまいました。
奥さんと結婚した時に、実家が警察の天下り先だってことは分かってただろうに。
揉み消すために2人も人を殺して、自分も死にかけて片腕失うくらいの大怪我をしなきゃいけないような不倫なんて。
最初からしなきゃよかったよなぁ。
なんでそこまでやらなきゃいけなかったのか、動機は最後まで謎でした。
で、牛田は幽霊だったと…。
もうビックリでした。
「ここ、出るらしいぞ」と言ってる本人が幽霊なんてさ。
出るらしいぞ、じゃなくて、今まさに出てますよ、でしたね(・_・;
マルクス・アウレリウスの自省録の引用が難しかったです。
「正気に返って自己を取り戻せ」というやつです。
自分を悩ませていたのは夢だったと気づいて、夢の中のものを見ていたかのように、現実のものを眺める。
うーん。どういう意味だろう。
単純に「目を覚ませ」と捉えるのは、ちょっと違うかな。
ちょっと解釈が難しかったです。
この自省録というのはマルクスの日々の備忘録だそうですが、彼自身が哲学者でもあったため哲学的な内容が多いようです。
というのを調べて、なるほどと思いました。
整の話は、常に哲学的ですもんね。
整はずっと頭の中で哲学してるんだろうなぁ。すごい大学生だなぁ。
そして、この作品の作者自身が哲学的な思考が好きな人なのかもしれないですね。
ひとつひとつの思考が練られているから、整の話が面白いです。
今回は闘病についてでした。
病気と闘うのは医療であって患者ではない。
負けるのも、その時点の医療であって患者本人ではない。
どうして苦しい思いをして亡くなった人に対して「負けた」という厳しいレッテルを貼ってしまうのか、というのはよく理解できました。
整は優しいですね。
でも「病と闘うぞという気持ちも大事」という、牛田の言葉にも納得。
これはどちらが正しいとかではなく、人によって答えが違っていいものだと思いました。
当事者になって、初めて分かることでもあるのかもしれませんね。
さて、今回はまた濃すぎる新キャラが登場しました。
自省録を丸暗記して、暗号にして伝えながら会話をするライカ(門脇麦)。
強烈だったな〜。
あの早口のペースで本の中から言葉を見つけ出せる人しか、彼女と会話ができないのか…。
自己紹介はしてたけど。
牛田さんは、ライカと会話できたんだろうか…。
「版が違うと使えないかもしれない」と言ってたってことは、牛田自身も「使った」ってことかな。
なんてこった。
みなさん、考えられない頭の良さですね。
次回は、そんな彼女に整が翻弄されるようですが。
事件自体よりも、ライカがどうしてそんな風になってしまったのか、という問題の方が気になるわ〜。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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