こんにちは！malcoです。
「元彼の遺言状」第３話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
今回は、不動産屋の主人が殺された事件を解決に導くというストーリーでした。
殺されたのは、住人を立ち退かせようとしている不動産屋の主人・進藤（画大）。第一発見者の黒丑（望月歩）が疑われますが、真犯人は黒丑の家の隣の住人・尾形（おかやまはじめ）でした。
この第３話は「剣持麗子のワンナイト推理」という短編集の中の「家守の理由」というお話が原作だったようです。
なんだか、展開が急でしたよね。
今回はかなりの酷評になってしまいそうです。
事件に興味を持つ間も無く終わってしまったなという印象。
再開発がどうとか、立退きがどうとか、反対派の住人がどうとか、不動産屋がどうとか。
火事があったとか殺人事件が起きたとか、お父さんが埋められてるとか。
複数の事件が絡んでいて、さらに登場人物の関係性が複雑なわりに、それらを映像から読み取らなければいけなかったり、麗子（綾瀬はるか）の早口な説明だけで済まされたり。
とにかく解りにくいし、説明くさい。
こういった複雑な案件は、捜査会議なんかで刑事が改めて説明したり、画面に図を出して関係を説明するような工夫がされているドラマもあるのですが、本作には視聴者に理解させようという工夫が感じられません。
これは第１話の時にも思ったことです。
なんとか理解しようと必死に観ていたら、途中から出てきたお隣さんが突然犯人になっていて。
へーそうなんだ…という結末。
篠田（大泉洋）も推理していように、明らかに怪しかった「黒丑が父親を殺して埋めてるかも？」という視聴者の予測を裏切る形にはなったものの、「あのお隣さん、事件に何の関係があったの？」というのが疑問すぎて、えぇ？あの人が？とは、全然ならない。
尾形が進藤と揉めていたとか、進藤が放火したのを目撃したとか、そんな様子は一切描かれていませんでしたし、登記簿が尾形の義理の父親の名前になっていたというのも、視聴者には解りませんでした。
その状態で、突然尾形が犯人ですって言われて、後からあれこれ情報を出されて。
完全に置いてけぼり状態でした。
伏線の見せ方が下手くそなのか何なのか…。
ミステリーの構成として、どうなんだろ？
原作のタイトル的には「黒丑が立ち退かない理由と、父親の思惑との相違の意外性」というのがポイントだったのだと思いますが、そこも魅力的に表現できてなかったように思います。
それに、サブタイトルが「最強のバディが誕生」だったのに、今回、篠田は何をしたのか？
黒丑の父親が埋められているという推理は外れていました。
火事現場の写真の尾形を見つけたのは紗英だし。
「秋須坂」の文字になぞらえた犯行になっているという推理も、結局意味があったのか偶然だったのか。
全体を通して、事件解決のための役に立ったのかどうか疑問です。
役に立ったといえば、ご飯を作っただけのような…。
「元彼がおかしな遺言状を残した」というのが、このドラマの魅力だったのに、それがなくなってしまった今、いかに麗子と篠田のコンビネーションが面白いかにかかってくると思うんですけど。
こんなんで大丈夫なんだろうか…。
第３話にしてかなりの失速ですね。
次回は栄治（生田斗真）が出てくるっぽいので、単純に嬉しいのだけど。
正直、内容の方ももうちょっと頑張ってほしいなと思うところです。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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