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「俺の家の話」第2話 あらすじ&ネタバレ感想 問題山積みの観山家。お金の怖さ、ひしひしと…

こんにちは!malcoです。

「俺の家の話」第2話が放送されました。

以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★第1話の感想はこちら! 

www.maemuki-malco.com

 

ざっくりあらすじ

要介護1と認定された寿三郎(西田敏行)は、門弟を集めて寿一(長瀬智也)が宗家を継承すると伝えます。25年もブランクのある寿一が継承できるのかと、門弟たちから不満の声が上がります。寿三郎はブランクなど1週間で取り戻せると宣言し、寿一は1週間後に門弟たちの前で「高砂」を見せる事に。かくして、父の介護に能の稽古にと寿一の忙しい日々は始まりました。

そんな中、学習障害のある秀生(羽村仁成)をフリースクールに通わせたいとユカ(平岩紙)が言い始め、見学に訪れます。フリースクールの学費が月5万円だと聞き「金がない」と悩む寿一。帰り際、寿一は今月の養育費を待ってほしいと話します。収入がゼロなのだと説明すると、ユカは「約束を破ったから面会はなし」と激怒して秀生を連れて帰ってしまいます。

帰宅した寿一は、寿限無桐谷健太)にお金を貸してほしいと頼みます。すると寿限無は観山家にはお金がないのだと説明を始めます。観山家の収入源は月謝と出演料。能の世界では、シテ方(能の主人公)がワキ方など他の出演者や裏方に報酬を払うのが通例。観山家はシテ方の流派であり、人間国宝・寿三郎が舞台に立てない今、寿限無の安い出演料だけでは報酬を払うと赤字になってしまいます。さらに寿三郎の病や婚約発表などで門弟が激減して、月謝収入も減っていました。寿限無はデリバリーのバイトを始めたと言い、寿一も誘われて一緒にやることに。

お金に困っている寿一に声をかけたのは、さくら(戸田恵梨香)でした。お金なら持ってると言って10万円を渡します。さらに最近の寿一の「高砂」が様になって来たと褒めてくれるさくら。

ある日、寿一たちのスマホに踊介(永山絢斗)から写真が送られて来ます。それは、さくらが複数のお年寄りと楽しそうに写っている写真でした。

踊介は、さくらに遺産を奪われた被害者に会って話を聞いていました。さくらは全国を点々としながらお年寄りに出会っては遺告状を書き換えさせ、数千万円ずつ遺産を受け取っていたのです。踊介は、さくらに遺産を奪われない手立てとして「遺言執行人を味方につける」という方法を提案します。遺言執行人には遺族で弁護士である踊介が適任。さくらから借金をするなど、よっぽどの事がない限り大丈夫だと説明する踊介。心当たりのある寿一は「そんな悪い人じゃない」とさくらを庇って部屋を出て行きます。そして、さくらから借りた10万円をユカに渡してしまい…。

寿一が門弟たちの前で「高砂」を見せる日。見事に舞いを終えた寿一は、ようやく観山流の門弟として認められました。多動のある秀生が、寿一の舞台を大人しく見ていました。「じっとしてて偉いな」と寿一が声を掛けると、秀生は能が好きだと言います。

その後、観山家ではさくらの詐欺疑惑について話し合いをすることに。これまで騙してきたお年寄りたちとの写真を並べ、踊介はさくらに詰問します。それに対してさくらは、寂しい老人の介護に献身的に打ち込み、やり残したことを一緒に実行しただけだと言います。すると余命が延び、介護の押し付け合いや相続でギスギスする息子たちが嫌になった老人が、遺産をくれるのだと。「遺産目当てじゃない。けど貰えるものは貰います。いけませんか」と毅然と言い放つさくら。追い出されても構わないと言うさくらに、寿一は「親父には俺たちがいる。寂しい老人じゃない」と否定した上で、それでも良ければ明日からもまた来て欲しいと話します。寿三郎は「自分への恋愛感情はなかったのか」とさくらに確認しますが、ごめんなさいと謝られてしまいます。

秀生が能に興味を持ち始めたため、稽古をつける事にした寿三郎。寿一の事は一度も褒めなかったのに、孫はベタ褒めする寿三郎を見て、寿一は息子に才能があるかもしれないという嬉しさと、同時にそれを上回る嫉妬心を覚えるのでした。

夜になり。寿限無はバイトに出かけ、さくらは帰宅して、寿一と寿三郎は2人きり。そこへさんたまプロレスから電話があり、怪我をしたレスラーの代わりにリングに立って欲しいと頼まれます。ギャラは10万円。寿一は寿三郎を一人置いて出かけてしまい…というストーリーです。 

 

ネタバレ感想

はーっ。もうね。ため息が出ますね。

なんとも言えない難しく複雑な問題を扱ってます。

介護だけじゃない。後継問題だけじゃない。

問題が多すぎて…´д` ;

八方塞がりですね。

子どもがいて養育費もいるのに無職…。

寿一には負い目があるから、なかなか家族に頼れないのでしょうけど。 

ひとりで悩んでるのが可哀想でした。

父親は認めてくれず、妹弟からは邪険にされ、元嫁からは責められる。

お金はない。居場所もない。

そんな風に見えました。

 

さくらは老人から遺産をもらってきた過去をあっさり認めてしまいました。

いや〜非常に潔い。

それに一理ある。

これまでのあざとい印象から、気丈で聡明という印象に変わりました。

弱っている人間の心につけ入る、良く言えば「寄り添う」のが上手なんですね。

寿一も困っているときに手を差し伸べてもらえて、一時ですが、さくらに救われたわけですし。

彼女は悪い事をしてるのか、それとも良い事をしてるのか…。

立場の違いで、善悪って変わってしまいますね。

難しいなぁ。

 

今回はお金の怖さをひしひしと感じました。

最後は寿一が寿三郎を置いてプロレスに行ってしまって…。

無責任だし。俺がやるって言ったんだから、ちゃんとやれよって思いますけど。

それでも寿一だけが悪いとは思えないなぁ。

もっとみんなが協力的だったら、相談できる人がいたら、少しは違ったんじゃないかって。

無職の10万は大きいですよ。

しかも遊ぶためじゃなく、息子のため、さくらに返すため。

うーん。辛い所です。

後継者問題が起きそうなのは分かってた事なのに、寿三郎は後継者を育てられなかったし。

2年前に寿三郎が倒れた後も後継者が決まってなかったって事は、寿限無も踊介も舞(江口のりこ)も、結局誰も継ぐ気がなかったわけだし、問題を解決しようとして来なかったわけで。

寿一ひとりを「今さら」と責めるのは、おかしい気がして来ました。

みんなそれぞれに反省すべき点がありそうです。 

 

もともと重いテーマではありましたが、1話よりもさらにグッと重さが増しました。

コミカルに描かれていて笑って観てるけれど、状況的には笑ってられないな〜。

どうやって解決していくのか…楽しみだけど、やっぱり気が重くなるドラマです(-。-; 

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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