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「俺の家の話」第1話 あらすじ&ネタバレ感想 重いテーマを特殊な世界観とキャラの個性でおもしろく。パッツン寿一が可愛かったぞ

こんにちは!malcoです。

「俺の家の話」第1話が放送されました。

以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

ざっくりあらすじ

主人公は、ブリザード寿というリングネームで活躍するプロレスラー・観山寿一(長瀬智也)。

寿一の父親・寿三郎(西田敏行)は日本を代表する能楽師人間国宝。厳しく近寄り難い父は、悪戯をしても弟子の寿限無ばかりを叱り、寿一は叱られることも褒められる事もなく反抗期を迎えます。寿一は長男として宗家を継ぐことを期待されていましたが「寿限無の方が上手いのに、なぜ俺なのか」と疑問を持っていました。父からは「そういうものなのだ」と言われますが、寿一には納得できません。16歳で母が他界し、17歳で能楽を捨てて家を出て、その後一度も家に戻る事なくプロレス一筋の人生を送って来ました。

ある日、寿一の元に父親が危篤だという知らせが入り、25年ぶりに実家に帰ります。

病院では意識不明の父がベッドに横たわっていました。側には長女の舞(江口のりこ)と次男の踊介(永山絢斗)の姿が。今さら帰ってきた長男を煙たがる2人。

実家に戻ると、寿限無桐谷健太)があたたかく迎えてくれます。

妹弟たちは、父親が危篤だというのに心配よりも遺産や後継の話ばかり。親父が心配じゃないのかと憤る寿一でしたが、寿三郎が2年前にも脳梗塞で倒れた事、その後みんなで介護をして来たという話を聞かされ、寿一は何も言い返せなくなります。

寿一は、父のいる病院に戻ります。寿三郎の側には介護ヘルパー・さくら(戸田恵梨香)が付いていました。寿一は意識のない父に向けて「子どもは親に褒めてもらいたい。そういうもんなんだよ」と今までの思いを語り、「俺が宗家を継いでやる」と告げるのでした。

父の後を継ぐためプロレスラーの引退を決意した寿一。しかし引退試合の直後、寿三郎が退院したという知らせが入り、急ぎ実家に戻ります。

皆を集めた寿三郎は、自らの余命が1年だと話し始めます。そして、さくらと再婚し、遺産は全てさくらに譲ると発表。あまりの事態に子どもたちは驚愕します。寿三郎は、72年間いろんな事を我慢してやってきたのだから最後の1年は好き勝手にやると宣言するのでした。

踊介は「さくらの結婚は金目当てだ」と言い、結婚と相続の問題で揉める観山家。宗家の継承は、寿一が立候補したと寿三郎が話します。病院で寿一が話している姿を、さくらが密かに録画しいたのでした。寿一は寿三郎から「金目当てはお前だ」と責められます。「誰が継ぐかは私が決める。遺言書も書く。遺産目当てならせいぜい嫌われないように介護しろ」と言う寿三郎。

住み込みで介護をするため、さくらが観山家にやって来ました。寿一も実家に戻り、寿三郎の介護を始めます。お風呂とおむつ替えは寿一の担当に。風呂の入れ方をさくらに教わりながら、自分では何もできない変わり果てた父を見て涙が滲む寿一。

ある日、寿三郎は認知症のテストを受けます。簡単な野菜の名前も思い出せない父の状態に観山家の一同は愕然とします。寿三郎もさすがにショックを受けた様子。

稽古場に佇み「能の謡や台詞ならすらすらと出てくるのにな」と途方に暮れる寿三郎。寿一はその姿を後ろで見守ります。

寿三郎を風呂に入れてやる寿一。「息子を風呂に入れた事もオムツを変えた事もない」と母から聞いていた寿一は、父に「あんたが俺にやってくれなかった事を全部俺がやってやるよ。なんでか分かるか?そういうもんだからだ」と父に告げるのでした。

一方、ヘルパーのさくらについて調べていた踊介は、さくらが老人を騙して遺産を巻き上げる詐欺師であるという情報をインターネットで見つけ…というストーリーです。 

 

ネタバレ感想

好きな役者さんがたくさん出演されているので、楽しみにしていました。

それぞれに適材適所と感じられるキャスティングで、初回とは思えない掛け合いのおもしろさでした。

中でも西田敏行さんはやっぱり凄かったです。

またもや感動させられました。これで何度目だろう…。

私は西田さんを褒めちぎる事が多いのですが、別にファンというわけではなく、西田さんを目的に作品を観ることはないのです。

しかし西田さんが出演されている作品を見ると、高確率で「西田敏行の演技が凄かった」というのが感想のメインになってしまいます。

だいぶアクの強い嫌な爺さんでしたけどね^^;

若い頃と、意識不明から復活した後のギャップが凄かった〜。

ちゃらんぽらんに見えたり、いやらしそうだったり、イヤミたらしく見えたり、かと思えば突然ビシッと厳しい目になって空気が一変したり。

能の謡も素晴らしかったです。あんな歌い方、そう簡単にはできないですよね。

人間国宝の役ですもんね。

下手だと貫禄がなくなっちゃうから、出来ないと困るんでしょうけど。

それにしても見事なお声で。ビックリしました。

 

長瀬くんもアクの強い役でした。

それにしても、だいぶイカつくなったなぁ。

プロレスラー役に向けて体作りをされたようです。

しかし、若い頃の面影は無くなってしまったなぁ。

長瀬くんは同い年で誕生日も近いので、昔から勝手に親近感を感じています^^;

パッツン前髪が笑えました。

予告で見て「なんでパッツン?」と頭が混乱していましたが、なるほど、前髪を切った直後に退院の知らせが来るとは。

なんてタイミングの良さ(悪さ?)なんだろう。

初めはロン毛のプロレスラーにビビっていた私ですが、パッツン寿一が予想外にかわいくて。

2、3話くらいあのままでも良かったのにな〜。

すぐに切ってしまって残念でした。

 

親の老いと介護と死、家族関係の変化…重いテーマですね。

なるべくなら目を背けていたい問題です。

この問題だけだと重くなりすぎますが、能楽という特殊な世界に興味を惹かれ、登場人物たちの個性がおもしろく、ヘルパーのさくらが詐欺師かも…という事件性まで加わり、テーマの重たさや息苦しさとのバランスが上手く取られていると感じました。

随所に笑える仕掛けがあり、会話もテンポが良かったおかげで楽しく観られました。

しかし、やはり考えさせられるドラマにはなりそうですね。

「そういうもんだからだ」という台詞が印象的でした。

親子の問題には理屈では説明できない事が、たくさんあるのかもしれません。

私の両親は寿三郎よりも年上なので他人事ではありませんし。 

少し気が重いですが、とりあえず次回も楽しみです。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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