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「アンチヒーロー」第10話(最終回)ネタバレ感想 赤峰が明墨化!まさかそのセリフを言うとは…

 

こんにちは!malcoです。

アンチヒーロー」第10話(最終回)が放送されました。

以下、ネタバレを含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★前回の感想はこちら!

www.maemuki-malco.com

 

ざっくりあらすじ

明墨(長谷川博己)の証拠隠滅はマスコミで大きく取り上げられ、緋山(岩田剛典)は警察に連行された。裏切った白木(大島優子)とは連絡が取れない。

新たな証拠に関して明墨から託された赤峰(北村匠海)は、平塚の部下に会う。すると生前の平塚が「科学者として許されない過ちを犯した」と話していたことが明らかになる。

そんな中、第一回公判が始まる。白木は証言台に立ち、緋山が殺人犯であることを証言。さらに、緋山も証人として呼ばれ、自らの罪を認めた。明墨は証拠を隠滅して緋山を無罪にしたのは志水(緒方直人)の冤罪を晴らすためだと話し、動画のことも証言するが、動画の存在は証明できない。伊達原(野村萬斎)は、志水の冤罪について、百瀬(吹石一恵)のファイル噂や憶測ばかりで根拠がないと話し、言いがかりであると先手を打つ。そこで、明墨は冤罪の根拠となる新証拠が見つかったと告げる。次の公判は新証拠を争点とすることとなった。

公判後、伊達原は新証拠についての情報を白木から得る。

そして始まった第二回公判。弁護側は、毒物の鑑定についての書類を新証拠として提出する。検出された毒物が硫酸タリウムではなく致死量を超えるボツリヌストキシンだったという証拠となる書類だ。科捜研の資料室から見つけたと話す。それに対し、検察側が提示したのは、ボツリヌストキシンが捜査の初期段階で見つかっていたという書類。しかしその量は致死量には程遠い量だったため、後から検出されたタリウムだけが捜査資料に残されたのだと主張する。

全く違う主張の書類が存在し、伊達原は弁護側が偽物だと言い張る。そこで明墨は、一回目の公判後に伊達原が科捜研の資料室に資料探しに行ったことを指摘する。伊達原はしらばっくれるが、証拠の映像が残っていた。隠しカメラが設置してあったのだ。その映像によると、伊達原は平塚の残した資料の中から、弁護側が用意した証拠資料と同じボツリヌストキシンに関する書類を抜き取っていた。明墨は、この伊達原が持ち去った書類は明墨側の部下が資料室にわざと仕込んだものだと言う。それを仕込んだのは、検事であり伊達原の部下・緑川(木村佳乃)だった。部下に裏切られた伊達原は呆然とするが、緑川はこのことをすでに上司に報告しており、伊達原の不正に関して追求していくと告げるのだった。

結局、白木は明墨の指示で伊達原の懐に潜り込んだのだった。そして、明墨の思い通りに動くよう情報を流していたのだ。さらに、緑川も明墨とグルだった。緑川も百瀬と同僚であり、百瀬の死後、ずっと明墨と共に志水の冤罪と伊達原の不正を追っていたのだ。

その後、瀬古(神野美鈴)が記者会見を開き、事件について再捜査を懇願。伊達原は容疑を認め、志水の再審が決定した。

赤峰は勾留された明墨の元へ面会に行き、世の中の不条理と戦うためにアンチヒーローが必要だと話す。そして告げる「僕があなたを無罪にして差し上げます」

 

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ネタバレ感想

やはり、白木は裏切ってなかったし、緑川は明墨側でした。

緑川が「だって検察の恥ですから」と、伊達原のセリフを使ってトドメを刺してくれて、いや〜、スッキリしました。

最終的に、偽造した文書を証拠として通して伊達原の不正を暴くという、ちょっと強引でしたが、まぁこのドラマらしい展開だったのかなと思います。

考えてもみれば、動画を証拠に再審に漕ぎ着けたとしても、伊達原は知らぬ存ぜぬで通したかもしれませんからね。

動画は志水のアリバイにはなっても、伊達原の不正の証拠にはなりません。

責任を倉田(藤木直人)一人に押し付ける可能性もありました。

そう考えると、明墨の目的は志水の冤罪を晴らすことありながら、このドラマの最終目的は伊達原の不正を暴くことだったのかもしれません。

それにしても、伊達原一人を追い落とすために、本当に長い戦いでしたね。

伊達原にバレずに、ずっと二人でこっそり動けていたのがスゴいです。

「緑川は明墨側だ」と、最終回まで視聴者にもバラさず粘ったのは、予測ができていたとはいえ、とても面白い展開でした。

 

最終回は公判のシーンばかりでしたが、野村萬斎さんの演技が濃すぎて、全然飽きませんでした^^;

伊達原の言い分が非常に身勝手だったのが、とても印象的でした。

横領をやってたんだから罪を被って当たり前だ、とかね。

そんな人に検事なんてやってほしくない(ー ー;)

それから、目の前で家族が殺されそうになっていたら、自分は相手を殺すかどうか…という問題。

伊達原は「相手を殺すのは、自分の大切なものを守るため」と結論づけていました。

でもこの場合、相手は加害者ですよね。

しかし、伊達原にとって志水は加害者ではありません。

伊達原自身が先走って間違えただけ。その責任を、無実の人に押し付けたわけです。

むしろ加害者は伊達原の方。

立場が全然違います。

そこを無視して語るシーンは、彼の身勝手さを印象付けました。

犯罪を犯すには、ある程度の身勝手な思考と、捻じ曲がっていても自分を庇護するための理屈が必要なのかもしれないと、考えさせられました。

 

ラストは赤峰が明墨化。

前回のブログ感想で、“赤峰は「私が無罪にして差し上げます」なんて言わないだろう”と書いたのですが。

言っちゃいました〜。赤峰くん。

あんなに純朴な好青年だったのになぁ。

最終的に再審を勝ち取ることができて、明墨は伊達原と差し違えたものの、大筋ではハッピーエンドなはずなのに。

なぜか主人公が闇落ちする結末。

え?どゆこと?有罪なのに無罪にしちゃうってこと?

それってどうなの?…と、ちょっとモヤッとした結末になりました。

それに、なんとなく違和感が残ります。

だって、何のために明墨を無罪にするのか。

緋山の時は、志水の冤罪を晴らすという目的があったので、非合法とはいえ納得はできました。

訳もなくただ犯罪者を野放しにしたわけではありません。

でも、明墨を無罪にする目的は?

犯罪者に罪を償わせずに無罪にすることは、赤峰の正義ではないでしょうに。

なんだか納得できないです。

ただ単に、明墨2号を作って「私が無罪にして差し上げます」と言わせたかっただけなのかな。

きれいにまとめたようで、そうでもない気がして、少し残念でした。

 

全体としては、非常に面白かったです。

ただの1話〜2話で完結する形式のリーガルものかと思って見ていたのに、むしろ第1話から全てが始まっていたという展開が、とっても好きでした。

そんで、伊達原は嫌いでしたが、野村萬斎さんのアクの強さは好きでした( ̄∀ ̄)

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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