こんにちは!malcoです。
「アンチヒーロー」第9話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
証拠の動画が手に入らず、志水(緒方直人)の再審への手がかりを失った明墨(長谷川博己)は、事件を振り返り、別の糸口を見つけようとしていた。
事件は、2013年3月に千葉県で起きた。ある夜、糸井家では全員が嘔吐下痢などの症状で受診していたが、翌日に全員死亡した。高濃度のタリウムが検出された。近隣住民の証言で、死亡の前日の7時半ごろに来客があり、食事会をしたようだ。毒物はその時の客が持ち込んだと推測された。しかし犯人の痕跡はなく、糸井の人間関係を調べた結果、志水が浮かび上がったのだ。
志水の冤罪について最初に気がついたのは明墨の同僚・百瀬(吹石一恵)だった。事件を振り返る上で、赤峰(北村匠海)は百瀬の実家を訪ね、事件に関係がありそうな資料を借りて帰る。その中には百瀬の日記があった。
当時の百瀬は、伊達原(野村萬斎)の下について働いていた。そんな時に、糸井一家殺人事件で、伊達原が容疑者のアリバイを示す証拠を隠蔽したという噂を聞いた。その噂の出どころとなった深沢という刑事に会った百瀬は、深沢が「当時担当していた、盗撮動画の被害の事件で持ち込まれた動画に、志水が映っているのを見た」という話を聞く。深沢は倉田(藤木直人)に相談したが、後日「動画の人物は志水ではなかった」という返答が来た。百瀬は、そのことを証言してほしいと深沢に頼むが、断られる。その後、百瀬には地方への異動を命じられる。陰謀を感じる百瀬だったが、地方に異動してからも志水のことを調べ続けた。しかし、志半ばにして病気で倒れる。そして、明墨に志水の冤罪を晴らすことを託し、亡くなってしまう。
百瀬は、志水の冤罪のことを瀬古(神野美鈴)にも話していた。話を聞いた瀬古は、大いに動揺していたという。明墨は瀬古に会い、真実を話すよう頼むが、断られる。
日記以外にも資料はたくさんあり、付箋がびっしり貼ってあった。その中から「似ている?」という付箋が剥がれ落ちていた。どこのページか分からないまま、調査は進む。
そんな中、事件当時に志水が書いた被疑者ノートを手に入れる。そこには、厳しく理不尽な取り調べの様子が記されていた。志水は、長時間に渡り食事も与えられず聴取を受けており、文章からは志水の心が弱っていく様子が見てとれる。そのノート中に、紫ノ宮(堀田真由)は「眼瞼下垂、弛緩性麻痺」という言葉を見つける。取り調べの刑事が、被害者の症状について話した内容だ。だが、タリウムではその症状は出ない。不審に思った紫ノ宮は明墨に報告。明墨は、鑑定結果が書き換えられたのではないかと推測する。毒物の鑑定は千葉県警の科捜研で行われた。決定的な証拠が出ないことに苛立った伊達原が、志水が持ち出せそうな毒物を鑑定結果として報告するよう、科捜研に指示したのではないか。症状が似ている毒物で。明墨は「似ている」と書かれた付箋を思い出す。百瀬はこの答えに辿り着いていたのだ。
タリウムに似た症状の毒物を調べ上げ、ボツリヌストキシンという毒物に行き着く。それは、眼瞼下垂や弛緩性麻痺という症状が出る毒物だった。
後日、明墨は紫ノ宮と共に倉田の面会に行く。倉田は、動画が隠蔽されたことを知っていた。しかし、伊達原から口止めをされていたのだ。その頃にはすでに志水の妻が亡くなっており、今さら志水が無罪だったとなれば、世間からの激しいバッシングが予想された。そうなれば、家族にも被害が及ぶ。それを恐れた伊達原が、倉田に協力を求めたのだった。倉田は、鑑定結果をタリウムだと報告した人物を覚えていた。平塚という男だ。赤峰が会いにいくが、すでに他界していたため、平塚の助手を探すことになる。
打田、新たな糸口が見つかった途端に、明墨の事務所に刑事が押し寄せてくる。羽木社長(山本浩司)殺害事件での証拠隠滅罪の容疑がかかっており、明墨は警察に連行されてしまう。
同じ頃、伊達原の元には白木(大島優子)が来ていた。二人の前には、緋山(岩田剛典)の犯行を裏付ける証拠の作業着が置かれていた。
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ネタバレ感想
再審へ向けて、新たな糸口を掴むというお話でした。
動画の隠蔽、鑑定結果の改竄。
他の事件を含めても、けっこうやってますよね。
不正をやればやるだけ、関係者が増えて、口止めも難しくなると思うんですが。
実際、口止めされてる人はかなり多いですよね。
みんなが言わないでいてくれるから、成り立ってるって話で。
もしも裏切ったら…抹殺されるのかな( ̄◇ ̄;)
まぁ、同じ穴の狢というか、隠蔽に関わった時点で自分も共犯だから、言い出しにくいってのはあると思うけど。
でも瀬古のように切り捨てていたら、そのうち誰かに裏切られますよね。
倉田だって、もう裏切りかけてるし。
そういえば、百瀬は伊達原の下で働いて、伊達原の不正に気がついて調べ始めたけれど。
菊池(山下幸輝)は?
菊池は、気が付かないの?
緑川(木村佳乃)は「気付いてるけど、あえて泳がせてる」んだと信じてますよ。
きっと最後の最後で伊達原を裏切って、追い詰めてくれるんだと。
裏切りといえば、ラストの白木だけれども。
あれは、ひょっとして明墨の策略なのかな?
もう出るとこ出て勝負しようぜ、みたいな。
裁判になれば証拠を隠滅した動機について話すことになって、そうすれば動画のことも江越(迫田孝也)のことも、公の場で話せますもんね。
そこへ、何か決定打となる証拠が出て来れば、一発逆転ですね。
まぁ、明墨は有罪だろうけど。
さすがに赤峰は「あなたを無罪にして差し上げます」なんて言わないだろうから。
刺し違える覚悟なんじゃないでしょうか。
真犯人が出てくるのかどうかも気になるところ。
次回、大どんでん返しを期待しています。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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