とりあえず弾き語ってみた、が…
ウクレレには、メロディーと伴奏をウクレレ一本で表現する「ソロ」と、伴奏を弾きながら歌う「弾き語り」があります。
私は、ウクレレを買ったときに楽譜と教本も一緒に買いました。その時、店員さんから「ソロと弾き語り、どっちの楽譜にしますか?」と聞かれました。特に深く考えていなかったので「どっちもやりたいです」とオーダー。
そして、三冊の教本を購入しました。
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楽譜 初心者にもわかりやすい入門書 ウクレレ入門 改訂版 / 島村楽器 価格:1,980円 |
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価格:550円 |
③リットーミュージック・ムック発行/ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本
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メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロウクレレを誰でも弾けるようになる本 (リットーミュージック・ムック) [ 佐藤雅也 ] 価格:2,090円 |
最初はとりあえず①の教本を軽く読んで、簡単なコードを押さえるなど、ウクレレをちょっと触ってみました。
ソロは「タブ譜」というウクレレやギター用の楽譜を読む必要があります。ウクレレは弦が4本なので、弦に見立てた4本の線の上に数字が書いてあります。五線譜ならぬ四線譜です笑。実際見てみると、初心者にはちょっと難しそうだったので後回しにして、簡単なコードだけで弾けそうな弾き語りに挑戦しました。②の教本が弾き語り用で、コード譜(コードのみの表記)です。
一番最初の練習曲は「ルージュの伝言」です。コード4つ(C、Am、F、G7)で弾ける初心者用アレンジ。G7はちょっと難しかったけど、1日でなんとなく弾けるように。
わぁ~!弾けた~!めっちゃカンタン~!
「ジャン♪ジャン♪ジャン♪ジャン♪」と4拍子のストローク(コードを弾くときの右手の奏法)ならばカンタンに歌えます。得意げに弾いてテンションマックスです。ギターなんて結局一曲も弾けるようにならなかったのに、ウクレレは、もう弾ける!!おそるべしウクレレ…。
と、喜びもつかの間。そんなに甘くはなかったのです。
翌日に練習した2曲目のミッキーマウスマーチでは、新しいコードD7、A、Gが出てきました。曲者なのはG。初心者にはちょっと押さえにくいコードです。指を一本一本順番に置かないと弾けません。たとえ押さえられても、うわ、指つりそう…。そしてさらに次のページを見てみると、BmやB7といったバレーコード(指一本で複数の弦を押さえるコード)が。ええ~?もうそんなに難しそうなコードがいっぱい出てくるの?
そこでテンション一気にダウン( ̄◇ ̄;)
少し練習してみたけど、なかなか思うようにできず。いや、ちょっと弾き語りは置いておこうか。ソロやってみよ。
ソロに挑戦!しかし…
私が購入したソロの楽譜(③の教本)は、メロディー→伴奏(コード)→ソロ(メロディーとコードを合わせる)の順を追って練習するという分解方式で、とってもわかりやすい楽譜でした。慣れないタブ譜に「どっちが1弦だっけ?」と戸惑いながらも、悪戦苦闘。どうにか一曲目を弾けるように。「弾ける」といいってもスローペースで、いかにも「たどたどしい」演奏です。
ここで迷ったのは、「どの程度で次の曲に行くべきか?」ということ。
このレベルの演奏で「弾けた」ということにするべきか?それとも、間違えずにスラスラと弾けるようになるまで練習するべきなのか? 何せ、弦楽器初心者にとっては、弦を押さえることそのものが難しいのです。そんなにすぐにスラスラ弾ける気もしません。
このソロ楽譜にはCDが付属しているのですが、YouTubeにも模範演奏の動画がアップされているので、参考までにそちらを見てみることに。
すると、プロの方のもの思われる素晴らしい演奏が…。
いやいや、さすがにそれは無理っしょ~。最初っからこの人みたいに弾けたら、誰でもプロになれるから!
なんて思いながら、私は「つっかえながらでも“ある程度”最後まで弾くことができたら、次の曲に行こう」と決めました。“ある程度”の基準は、テキトーです^^;
ソロと弾き語り、結局どっち?
ソロと弾き語り、どちらにしても弦楽器というものに馴染みがないと、初めは難しく感じてしまうようです。特に「ウクレレは簡単」という言葉をとっても素直に受け取ってしまっていたので、なおさらギャップが…。
しかし、その後「ソロと弾き語り、どっちもやっていて良かった」と思えるようになる日が来るのです。
その模様はまた次回に。