こんにちは!malcoです。
2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が最終回を迎えました!
1年…。長かったです。
これまで感想記事は書いてなかったんですけど、せっかくなので感想だけ少し書いておこうと思います。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
ネタバレ感想
毎週録画して、子どもたちと一緒に観ていました。
1年間、一度も逃さず完走できて、感無量ですね。
徳川家康という人はあまりに有名ですが、家康の生涯というのはこのドラマで初めて知った気がします。
これまで、信長や秀吉の話は見る機会が多かったのですが、家康は「二人の話の中に出てくる登場人物」という立ち位置が多かったです。
印象としては「のらりくらり」な人。
信長や秀吉の話に出てくる家康は、そんなに苦労をしているように見えず、普段は周囲の動きを俯瞰していて、ここぞという時に出てくるという印象です。
しかし、今回の大河ドラマを見て、意外と苦労をしているんだなぁと驚きました。
あの時代に苦労せず生き延びられる人なんて、いるわけないか。と、ドラマを見て考えを改めたところです。
1番の衝撃だったのは、瀬名と信康の処刑(自害)。
まさか、ここでヒロインが脱落とは…。
瀬名は大好きなキャラだったのでショックでした。
最終回だって、瀬名が襖から出てきた途端に号泣しちゃいましたからね。
二人が処刑になった経緯に関しては、歴史の真実がどこにあるのかは分かりませんが、ドラマ内での「築山殿が戦乱のない世を求めて、家康がその志を受け継ぐ」という流れは、とても説得力がありました。
あそこから、家康が変わってしまったという展開が良かったですね。
私の印象も「のらりくらり」から「信念の人」に変わりました。
ドラマとしても、だいぶ面白みを増したと思います。
その後も、於愛の方を亡くし、望まない継室(朝日姫)を取らされ、女運がなかったのかな〜なんて思っていたのですが、後で家康について調べてみてビックリしました。
側室の数が20人もいるんですよ!
子どもがいない側室も多いのですが、それでも子どもの数は16人。
落とし胤説もあるようなので、もっといるのかも( ̄◇ ̄;)
見た目が松潤だったらあり得るかもな〜。
築山殿を失った時も、於愛が亡くなった時も、私自身は各シーンでものすごく打ちひしがれたのですが、実際の家康の打撃はどの程度だったのか…。
実はそんなにダメージ受けてないんじゃ…。
知りたくない真実を知ってしまった気分(ー ー;)
本当はもっと非情で冷徹な人物だったのかもしれません。
描きようによって、どんな風にでもイメージを書き換えられるものですね。
まぁしかし、ウサギだった家康が、瀬名の死によって虎どころか鬼になってしまったという展開は、ドラマとして非常に面白かったのは確かです。
茶々の描かれ方も面白かったです。
茶々は、作品によってはバカ女のように見えることも多い中、本作では一味違っていたと思います。
亡くなった母や織田家の呪いを一身に背負ったような人でした。
本人の気質としての気の強さ、プライド、強欲さ、女性としての弱さ、浅はかさ、母としての覚悟。
いろんな面を持ち、いろんな気持ちの中で揺れ動きながら、必死に強く生きているように見えて、非常に魅力的な女性でした。
北川景子さんの演技の賜物ですね。
底力のある女優さんだなと、改めて驚嘆しました。
家康と茶々は、敵でありながら乱世を生きる戦友のようでもあり、腐れ縁のようでもあり。
その関係性も良かったです。
最期のシーンも見事でした。
日本はつまらない国になる。
そう言って茶々は果てましたが、それに対して築山殿が「子どもが戦争に行かなくてもいい世の中を作った」と、真逆の結論を家康に与えるのも良い展開でした。
家臣団の仲の良さも本作の見どころでしたね。
家臣たちがみんな個性的で面白いし、心が広い。
みんなが主君に向かって意見できる関係が素敵でした。
初期の頃は、あまりに情けない家康に「この人大丈夫なの?」と思いながら観ていました。
徳川家康なんだから大丈夫なんですけどね^^;
史実はある程度知っているものの、あれだけ情けないと不安になるものですね。
数正や忠次のような重臣が本当に心強かったです。
途中から戻ってきた正信もおもしろキャラで、いい味出してました。
終盤では、ほとんどの家臣がいなくなってしまい、寂しいものでした。
長く生きるというのは、良いことばかりではないですね。
それでも「彼らと共に過ごした時間があるからこそ、今の家康があるのだ」と思える内容になっていました。
最終回ではみんな出て来て、懐かしかったです。
最後はワイワイえびすくいして終われて良かったな〜。
ところで、服部半蔵はどこ行ったんだろう?
いつの間にかいなくなってましたよね。
最終回にも出てなかったような…。
忍者だからな。人知れず忍んでいたのかな。
「どうする家康」というタイトルの通り、毎週のように「どうする?」となって、悩み迷いながら進んでいくのが面白いドラマでした。
江戸幕府がどうして諸国の大名の力を削いで反乱を起こしにくくしたのか。
幕府の体制にまで納得してしまうストーリーになっていたと思います。
このドラマの家康のように、戦争や殺し合いを愚かで醜いと考え、世の中の平和を何より願う気持ちを持っていたのなら、家康の再来と言われた慶喜が大人しく大政奉還したのも頷ける気がするな〜なんて思ったり。
よくできたドラマでしたね。
1年間観続けられて良かったです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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