現実逃避は前向きに。

ウクレレ&ドラマ大好き主婦の徒然日記

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剣道少年な息子

こんにちは!malcoです。

 

今日は、長男が習っている剣道のお話です。

タイトルを「剣道少年」にしようか「少年剣士」にしようか迷いました。「剣士」だと何だか一人前のようで恐れ多いので、剣道をしている少年ということで「剣道少年」にしてみました。。息子はまだまだ半人前どころか、四分の一人前くらいです^^;

 

剣道の試合がありました

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現在小学3年生の長男は、1年生の時に剣道を習い始めました。1年生の間は基礎の稽古を積み、2年生から試合に出場するようになりました。

 少年剣道は団体戦が多い中、今回の試合は個人戦でした。結果は二回戦敗退。息子の通う道場にはベスト8まで勝ち進んだ子もましたが、初戦敗退した子の方が圧倒的に多かったので、まぁまぁ検討したかな。

息子は四分の一人前な剣士ですが、それでも週3〜4日の稽古に(イヤイヤながら何とか)通っています。(イヤイヤだけど)彼なりに頑張ってるので、何とか勝たせてあげたいと思うのが親心ですね。今回、二回戦目は僅差で負けた感じでしたので、三回戦まで進んでほしかったなぁ。

 

年間試合数16回

これは、長男が前年度出場した試合回数です。この数字を、皆さんはどう思われますか?

多いですか?少ないですか?

正直、私にとっては多い数字です。月平均1回以上は休日に試合があり、普段の稽古は週3〜4日。剣道漬けだなと思います。普段の稽古は2時間前後ですが、試合ともなると朝から夕方まで一日中。先日の試合も、朝8時に集合で、終了が5時過ぎでした。

裏事情を申しますと。試合をする剣士も、一日中審判をする先生方も、試合のお世話をする保護者の方もとってもと〜っても大変です。しかし!試合を見ている私達もなかなか大変なのです。うちは年中の次男くんがいるので、そんな小さな子を試合の間中、待たせておかないといけません。何にもない体育館の観客席です。お菓子をあげ、dtvを見せ、塗り絵を買っていき、絵本を持って行き…。お菓子は食べるけれど、子どもって、持って行ったオモチャでは遊ばなかったりするんですよね。「ねぇねぇ、ひま。何か食べたい」こればかり。旦那の休みが取れた時は家で一緒にお留守番してもらうんですが、休みが取れないこともあるため、そうなるともう次男をなだめる方が大変なのです。

ちなみに剣道の試合に行くと、小さな子を観客席に放置して遊ばせているのをよく見ます。以前、試合中に「この赤ちゃん、どちらのお子さんですか」と、会場で本部の方が赤ちゃんを抱っこしてアナウンスしていて、さすがに笑いました。よくみんな無事に育つもんだ。

 

あなたの知らない剣道の世界

うちの道場はあまり強い方ではないのですが。強豪と言われる道場は、もっともっと試合数が多く、県外遠征などもしています。少し前に、うちの道場から強豪道場へと移籍した子がいるのですが、その子のお母さんに聞いたところ、毎月のように県外遠征があり、場所によっては出発時刻が夜中の2時とか3時とか…。そして日帰り。どんだけ鬼なんじゃ。

真夏の熱中症の時期でも、ガッツリ本気稽古らしいです。週5週6とかで。休日なら日中に4時間とか。室内スポーツとはいえ、道場内にはたいてい冷房なんてないし、風もそんなに通らないし、道着は暑いし、胴も垂れも面も小手もつけてるのに?「稽古中に熱中症で救急搬送」とか、そんなニュースが出ないのが不思議でならない…。これはもう、ただの「習い事」ではなく「アスリートの世界」ですよね。

そんな鍛え抜かれた剣士達が、どんな試合でも上位入賞します。

この強豪道場の話を聞くと、うーん…うちの子が二回戦敗退、当然か。勝てる気がしません(-。-;

 

何のために剣道をするのか

剣道を、ただの「習い事」としてではなく、「人生における修行」的な捉え方をしている方が多い気がします(特に年長者に)。習い事感覚の軽い気持ちで入ってしまうと、とんでもない世界観の違いを見せつけられます。

もちろん、公式試合にはほとんど出場しない剣道教室もたくさんあります。私も学生時代に剣道をしていたのですが、稽古は週2日で、公式試合の経験はおそらく1回くらいだったと思います。それでも初段は取りました。

 

ちなみにうちの長男は、剣道を「させている」のではなく、彼が「やりたい」と言ったので、「辛くても続けること」を条件に始めました。剣道が厳しいスポーツであることは知っていたのでかなり悩みましたが、長男は泣き虫で甘えが強く、体も小さくて弱かったため、心身ともにもう少し強くなってほしくて賛成しました。この2年半で、ずいぶんたくましく成長しました(まだまだ泣き虫ですが)。

なかなか勝てないので、「もう嫌だ」「意味がない」とふてくされる事の多い長男ですが、かと言って強くするために強豪道場のような生活を送る覚悟もできません(;´д`)。

どんな事でもそうですが、全ての経験において何を学ぶかは自分次第。

「勝てないから意味がない」ではなくて、「勝つためにはどうすればいいか」を考えてほしい。考えて工夫した結果、目標を達成する喜びも知ってほしいです。

夏は暑くて冬は寒くて、打たれると痛くて、防具は重くて動きにくくて、先生は怖くて…。正直しんどいなと、大人でも思いますが、打たれる痛みや打たせてもらう有り難さ、無償で指導してくださる先生方への感謝、辛い稽古でも力を振り絞って頑張る仲間の姿など、たくさん学ぶことがあるスポーツです。「勝つため」だけではなく、何のために剣道をするのか見失わないよう、四分の一人前剣士を見守っていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!