こんにちは!malcoです。
「嘘解きレトリック」第10話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
鹿乃子(松本穂香)は、母・フミ(若村麻由美)への手紙にやっと祝探偵事務所の住所を書いて送ることができた。その後、母からの返事を待つが、手紙は来ない。
そんなある日、鹿乃子は事務所の広告のビラ貼りの最中に、泥棒を追いかける利市に出くわし、一緒に泥棒を捕まえて話を聞く。泥棒は嘉助いう少年で「父親が物盗りをして捕まったため、自分も奉公先で何かにつけて疑われる」と話し、自暴自棄になっているようだった。奉公先で野良犬が破った本を買い直そうと思ったという嘉助に、利市はお金を渡し、疑う人もいれば、信じて助けてくれる人もいるのだと諭す。嘉助は自分の話が嘘かもしれないと言うが、鹿乃子が「嘘ではない」と断言。信じてもらえた嘉助は、奉公先で本当のことを話してみると言って、去っていくのだった。
一方、稲荷神社で掃除をしていた左右馬(鈴鹿央士)は、婦人に声をかけられる。婦人は祝探偵事務所を探しており、そこで娘が世話になっているのだという。鹿乃子の母・フミだと気づいた左右馬は、自分の正体を明かさないまま、上手く事情を聞き出していく。
話していくうちに、フミは自分の言葉で娘を傷つけるのではないかと恐れ、会う勇気が出ないのだと気がついた左右馬。そんなフミに「嘘がわかるということは、本当がわかるということだ」と話す。そしてフミを事務所まで連れて行き、鹿乃子に会っていくよう促す。
鹿乃子はすぐに帰ってきて、母娘は再会を果たす。フミはこれまでのことを「少しの嘘を恐れて、たくさんの本当を伝えてなかった」と言い、鹿乃子に「大好きよ」という嘘のない言葉を送るのだった。
鹿乃子とフミを親子水いらずで過ごさせようと考えた左右馬は、くら田に入り浸る。そこで、タロ(渋谷そらじ)から「鹿乃子に内緒でクリスマス会の準備をして驚かせよう」と提案される。鹿乃子に隠し事をするのは至難の業だと知っている左右馬は反対するが、断るとご飯を作らないと言われて渋々従うことに。
翌朝、フミは帰って行き、鹿乃子は事務所に一人きり。左右馬を探してくら田へ行くと、ヨシ江(磯山さやか)が知らないと嘘をつく。バッタリ出会った馨(味方良介)も明らかに様子がおかしく、何やら隠し事をしている。鹿乃子はなぜ皆が嘘をつくのか不安になる。
夜になり、左右馬が戻ってきた。ヨシ江や馨の様子がおかしいことを気にしている鹿乃子を、左右馬はくら田へ連れていく。くら田では、皆で飾り付けの準備をしており、鹿乃子の登場に驚いて慌てふためく。左右馬は「鹿乃子を驚かせるために、内緒でクリスマス会の準備をしていた」とバラしてしまい皆から責められるが、鹿乃子は左右馬の配慮に感謝するのだった。翌日の夜、くら田でのクリスマス会は盛大に開催された。
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ネタバレ感想
泣けたわ〜(;ω;)
お母さんの本当の気持ちが分かって良かったね〜、鹿乃子ちゃん。
「少しの嘘を恐れて、たくさんの本当を伝えてなかった」というあたりから、「うわーん」って泣きながら見ました。
この言葉に、迷いとか後悔とかこれまでの二人の微妙な関係とか、たくさんの感情や時間が詰まっていたように感じました。
嘘を見透かされると思うと、自分の中で「この言葉は本当なのか、本当に本当なのか」って考え込んでしまいそうで、もう最後には何が本当で嘘なのか分からなくなりそう。
お母さん自身、自分の言葉が鹿乃子に「本当」に聞こえるのか「嘘」に聞こえるのか、分からないんですもんね。お母さんも不安だったんですね。
「嘘を言ってはいけない」というのと「本当のことを言う」というのは、同じような意味に感じられるけれども、実は意識のあり方が全然違うんだと、気付かされました。
そんで、どんなに嘘が聞き分けられたとしても、それだけで「本当」が分かるわけではなく、きちんと言わないと伝わらないんだなと。
よくよく考えてみれば当然のことだと思えますが、自分の事ばかり考えていると気がつけない部分ですね。
はぁ〜。感慨深い回でした〜。
左右馬が凄すぎますよね。
素性をバラさずに、言葉巧みにフミから事情を聞き出していくのなんて。
さすがです、先生。
ちょっと気になったのは「僕は嘘を暴かれるより、本当のことを信じてもらえない方が面倒」というセリフ。
左右馬の過去と関係してるのかな?
例えば嘉助のような?
左右馬の過去が気になるけれど、次回はもう最終回。
早すぎる…。
まだ左右馬の過去は明かされていないし、偽徳田史郎も再登場していないのに。
いつの間にか、このドラマの世界観の虜になっていたなぁ。
寂しすぎて、九十九夜町に引っ越したい気分です(;ω;)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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