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「海に眠るダイヤモンド」第3話 ネタバレ感想 心に残るエピソードが満載な回でした

こんにちは!malcoです。

「海に眠るダイヤモンド」第3話が放送されました。

以下、ネタバレを含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★前回の感想はこちら!

www.maemuki-malco.com

 

ざっくりあらすじ

本土から水道管を通す工事が終わり、最盛期を迎えた端島。島民は増え、出炭量も増え、給料日には電気店に行列ができ、炭鉱員はみな月賦でテレビを購入した。

鉄平(神木隆之介)たちは鉱員が働きやすい環境を整えようと試行錯誤していた。鉱員のやる気を出すために、出勤日数に応じて点数を加算して社宅の良い部屋を割り当てるという制度を考案し、賢将(清水尋也)が社宅運営委員会で提案する。辰雄(沢村一樹)は反対するが、炭鉱長の廣田(渡辺憲吉)は賛成する。しかし、炭鉱長は廣田から辰雄に交代になってしまう。

そんな中、食堂で食い逃げが発生する。逃げる男を朝子(杉咲花)が追いかけると、男は旅館に財布を忘れただけだと言い訳をして名刺を差し出す。映画のプロデューサーだというその男・夏八木は、10年前に端島で映画を撮影したスタッフだった。端島でまた映画を撮りたいのだという。

夏八木は島民を対象に出演者のオーディションを開催。皆がセリフを練習する中、朝子もまた、オーディションに出ようとする。両親・昭吉(谷川昭一朗)と梅子(赤間麻里子)も反対するが、映画に出たらお金が入ってテレビが買えると言って、朝子はオーディションに参加。オーディションで演技を見せた朝子は、夏八木からべた褒めされる。島民の間では朝子の演技が噂になり、「女優デビューか」と持て囃され、浮き足立つ朝子。

しかし、島内に盗難が多発したことから事態は一変する。事務所からも金が盗まれたという。テレビを見に勝手に他所の社宅に入っていた竹男(番家玖太)は、男たちから泥棒だと疑われるが、すぐに島内に怪しい男たちの目撃情報が出て、泥棒の男たちはあっけなく捕まってしまう。竹男を泥棒扱いした男たちは誤りもせず、勝手に部屋に入ってテレビを見たらテレビ泥棒だと捨て台詞を吐いて店を出ていく。それを聞いた昭吉は腹を立てて、月賦でテレビを買ってきてしまう。しかし朝子の家庭に支払える余裕はなく、喧嘩になる昭吉と梅子。そんな両親に「映画に出たらお金が入る」と言ってなだめる朝子。

その頃、夏八木と知り合いだった大森(片桐はいり)の元へ、共通の知人から手紙が届いていた。夏八木が撮影所をクビになり、借金を抱えて端島に向かったという知らせだった。実は夏八木と泥棒の男たちはグルで、夏八木が派手に騒いで島民の目を引きつけている間に、仲間が盗みに入るという計画だったようだ。夏八木は実行犯の男たちより先に島を出ていた。

映画の話が嘘だったと知った朝子は、ショックを受ける。落ち込む朝子を慰めようと、鉄平は中ノ島に連れていく。そこには山桜が咲いていた。広田が本土から移植していたのだ。花見がしてみたいと言っていた朝子は、夢が叶ったと喜び、二人で桜を見上げる。

後日、朝子の家で購入したテレビは、荒木家が引き取った。

一方、2018年。いづみの家に転がり込んだ玲央(神木隆之介)。いづみは玲央を「結婚を前提とした関係」だと和馬(尾美としのり)や鹿乃子(美保純)に紹介する。そうなれば、法定相続人は玲央になると言うと、和馬たちの顔色が変わる。

そんな中、玲央は街で鹿乃子の娘・千景(片岡凛)がホストと一緒にいるのを見かける。玲央に見られた千景は、家族には黙っているようにお金を渡すが、玲央はいづみ(宮本信子)たちに報告。千景はホストに入れ込んでおり、400万円の売掛がたまっていた。鹿乃子は怒りながらも、400万円を支払うと言う。大金をポンと支払ってしまう鹿乃子に呆れ、苛立ちを見せる玲央。

そんな玲央を見て何かを考えていたいづみは、玲央に屋上の庭にある山桜の木を見せ、何かを決意する。そして、玲央を自分の会社に連れていき「一緒にこの会社を潰そう」と提案するのだった。

 

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ネタバレ感想

今回は朝子中心のお話。

やはり朝子といづみが重なるような流れになっていました。

鉄平と朝子、玲央といづみが、それぞれに山桜を見上げるシーン。

しかし「もろともにあはれと思へ山桜〜」の句は、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)の思い出でしたよね。

このリンクしきってない感じは、どういう意味なのかな〜。

なんだか、謎が増えた気がします。

 

鞍馬天狗のエピソードが素敵すぎました。

キラキラと海に浮かぶ小瓶を拾おうとして、海に落ちて赤痢になった朝子に、瓶を拾って鞍馬天狗に扮して届ける鉄平。

ホント、可愛すぎる。

思い出した鉄平と朝子の目があって、お互いに照れるところも。

小瓶のことを思い出して、少し考えて、目を合わせるまでのシーンは、神木くんの名演技が光りましたね。

こっちまで照れてくる〜(´∀`)

鉄平と朝子はお似合いですね。

中ノ島からの端島を二人で眺めるシーンも素敵でした。

日が沈んだ海の風や匂いまで伝わってくるような場面でした。

ただ…あの時間から端島まで、二人で小舟を漕いで戻ったんだろうか…。

なんだか…冒険島を想像してしまいました^^;

 

端島は全盛期です。

テレビの普及率が60%!

それでもテレビが買えない朝子の家庭。

勢いでテレビを買って、一家心中か返してくるかと夫婦喧嘩になる両親と、謝る竹男。

こちらは切ないエピソードでした。

特に竹男。

周囲の家庭はみんなテレビを買っていって、学校でもテレビの話で持ちきりでしょうよ。

そりゃ見たくもなりますよね。

泥棒があっという間に捕まる小さな島で、島民みんな家族みたいでも、格差はあるんだな〜と。

それと同時に、こんな子どもがテレビを見たがっただけで、一家心中かと夫婦喧嘩をしなきゃいけなくて、それを子どもが負い目を感じないといけないなんて。

切なすぎる。

最終的には荒木家がテレビを買い取ったことで、全てが解決しましたが。

鉄平の計らいは男前だったものの、格差は無くならないんですよね。

 

この格差は現代でも描かれました。

ホストに貢いだ売掛金を払うために、一生懸命働いて病んでしまう女の子がいる一方で、千景のように親がポーンと払ってしまえる人もいる。

400万円の話をさっさと終わらせて、寿司買って帰ろうとか言える鹿乃子が衝撃でした。

和馬も落ちこぼれ息子も、すぐにお腹減った〜って。みんな散っていって。

娘が400万も借金してるのに、お腹がすくんだ!って思いました。

しかも寿司!

あの解散の仕方も異常。

すごい。本当にすごい。

呆れる玲央の気持ちが痛いほど分かるシーンでしたが。

それは私が貧乏だから…?

見る人によって感じ方は違うんでしょうかね〜。

そんなことも気になってしまうエピソードでした。

 

今回はいろんな意味で心に残るエピソードが満載でした。

次回は鉄平と朝子がいい感じになるのかな。

和馬たちの間では「玲央はいづみの隠し孫では?」という疑惑が持ち上がるようです。

隠し孫って。

つまり隠し子もいるってことだから、家族にとってはダブルでショックな話ですね。

いづみは玲央に何をさせるつもりなのか。

鉄平と朝子の関係は進展するのか。

次回も楽しみです。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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