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「新宿野戦病院」第11話(最終回)ネタバレ感想 医師団がペヤング。このドラマらしい最終回でした。

こんにちは!malcoです。

「新宿野戦病院」第11話(最終回)が放送されました。

以下、ネタバレを含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

★前回の感想はこちら!

www.maemuki-malco.com

 

ざっくりあらすじ

ルミナで入院していた啓三(生瀬勝久)は、すっかり良くなり、憎まれ口を叩けるようになっていた。感染者が減少し、緊急事態宣言が解除されることになる。

聖まごころ病院の隣にあるビルのクラブでは、「さよならルミナ」と題したパーティーを催しており、大勢の人が集まって騒いでいた。パーティーの最中に、ビルの床が抜けるという崩落事故が発生。怪我人は続々とまごころへ運ばれ、享(仲野太賀)たちは感染対策をしながら治療をしていく。

パーティーでのバカ騒ぎの末の崩落事故は、たちまちニュースとなる。大勢の患者を処置したまごころは、情報番組で取り上げられ、啓介(柄本明)とヨウコ(小池栄子)がインタビューを受けることに。パーティーで誰もマスクをしていなかったことを、官房長官の川島が避難する。さらに、「また歌舞伎町で…」という発言がヨウコを怒らせた。ヨウコはルミナの通称「歌舞伎町ウィルス」という名前の不当さを訴え、川島のような発言が歌舞伎町で暮らす人たちを苦しめることを訴える。ヨウコの剣幕に川島は謝罪。ヨウコは「まごころはルミナの患者を全員受け入れる」と言い、ルミナと戦う姿勢を示すのだった。

その後、第二波がやってきて、まごころのルミナ病棟は満床。それでも患者が運ばれてくるため、享もヨウコも頭を抱えていた。そこへ、舞の父である風俗王がまごころに訪ねてくる。自分の持っている風俗店を、病棟として使ってほしいと言うのだ。こんな時くらいしか社会貢献ができないと話す風俗王。まごころの病床は一気に増え、どんどん患者を受け入れていく。その様子はメディアで取り上げられ、歯に衣着せぬ物言いをするヨウコのキャラクターも話題になっていくのだった。

そんな中、ヨウコがついにルミナで倒れてしまう。回復後、自分の闘病の様子をメディアで話すヨウコ。しかし同じ頃、勝どき医療センターには、ヨウコが日本の医師免許を取得せずに医療行為をしたことに関する取材の申し込みが入っていた。

記事は出た。享たちは、誰が情報をリークしたのかと騒ぐ。

後日、まごころヨウコは医師法違反、啓介は不法就労助長罪で逮捕された。警察に連行されるヨウコの元に、これまでヨウコに命を救ってもらった人たち、ヨウコに希望をもらった人たちが大勢押しかけ、感謝の気持ちを口にする。そんな彼らに、ヨウコは両手を上げて応えるのだった。

実は、ヨウコに日本の医師免許がなかったという情報を広めたのは舞(橋本愛)だった。舞は、ヨウコが逮捕される前に謝罪に来ていた。Not Aloneが世間から非難されて解散に追い込まれ、SM女王だったことをSNSで晒され、舞は自暴自棄になっていた。そこへ、ルミナの治療で世間から持ち上げられるヨウコに腹が立ち、SNSで情報を流してしまったのだ。すぐに我に返って投稿を削除したが、すでに拡散されてしまっていた。謝る舞に、ヨウコは頼みがあるという。まごころに足りないものは、心のケアであり、カウンセラーなのだと話すヨウコ。

時は流れて2年後。聖まごころ病院では、享が院長になっていた。そして、病院内にはカウンセラー室が設置され、舞がカウンセラーに。皆が相変わらずで働く中、テレビには中東の紛争地帯で医療援助をしている、国境なき医師団の報道が流れていた。テレビ画面の中でペヤングを食べる医師たち。その中に、ヨウコの姿が映った。

 

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ネタバレ感想

病棟として貸し出された風俗王の店舗が新宿の野戦病院

このドラマらしいタイトル回収でした。

ヨウコと啓介は逮捕。

啓介を中心とする一族が揃った冒頭のお茶会は、画的にも最後の晩餐でしたよね。

なんとなく「別れを予感させるシーンだな〜」と思っていたら、やはりヨウコ先生とはサヨナラでした。

「頑張ってきたのに」と思うと切ないですが、荒井先生(ともさかりえ)の「1回ならね。1回じゃないよね」というツッコミには笑ってしまいました。

享の疑問ももっともです。

ヨウコと同じ状況で目の前に死にそうな人がいて、自分なら助けられそうなのに免許がないからと見殺しにするのか…と問われると、それは非情だなと思います。

しかし荒井先生の言う通り、それを日常茶飯事でやってしまうのは、確かに「感覚がおかしくなってる」と言われても仕方ないですね。

世間に知られたらマズいことをやってるのに、メディアに露出しすぎましたよね。

舞がバラしてなくても、あんなに目立てば、いつかバレる日が来たでしょう。

仕方のない結末だったなと思います。

 

結局、ヨウコは国外で「国境なき医師団」として活躍。

まぁ、その方がヨウコらしいかな。

最後まで忙しくてバタバタで、このドラマらしく終わっていきました。

医師団がペヤング食べてたりね。

ドラマのスポンサーだったっけ?

紛争地帯にカップ焼きそばなんて持って行って、ゴミはどうするんだろう?と思うのは私だけでしょうか。

燃やしちゃうしかないかな。

爆弾に比べれば、プラ容器を燃焼した時の二酸化炭素なんて、微々たるもんか。

やはり、あらゆる面で戦争は害しかないですね。

ルミナウィルスが出てきて以降は、クドカンがコロナ禍で感じたことをぶつけたかったのかな〜なんて思ったり。

ホント、ウィルスも嫌だけど、ギスギスした人間関係も嫌でしたよね。

「〇〇警察」とか、感染者が増えてても人混みに行く人とか、とにかくいろんな人のいろんな行動が問題になり、心を痛める日々でした。

パンデミックはもうたくさんです。

次があるなら、100年くらい後にしてほしい。

人間から見たら100年て長いけど、地球の歴史から見たら一瞬でしょうよ。

そのくらい待ってくださいよ。

まぁしかし、ヨウコ先生も言っていたように、ウィルスを運ぶのは人ですからね。

世界中の人が行き来するようになって、まだ歴史が浅いですから。

これからも何が起きるか分からないですね。

人類は今回のパンデミックの経験を活かせるんでしょうか。

うーん、活かせない気がするな〜(ー ー;)

なんて、考えさせられたドラマでした。

白木さん(高畑淳子)の「白木だよ」が聞けなくなるのも、堀井さん(塚地武雅)に会えなくなるのも寂しいなぁ…。

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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