こんにちは!malcoです。
「ミステリと言う勿れ」第10話が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
今回は、整(菅田将暉)がライカ(門脇麦)と初詣に行き、帰り際に入った焼肉屋で強盗事件に出くわすというお話でした。
焼肉屋さんでの二人の洞察と、静かに解決へと導いていく手際。非常に鮮やかでした。
娘が震えていたので、お父さんの方が偽物で、悪い人なんだろうとは思いましたが。
五円と十円でゴートー。気がつきませんでした…。
それにしても、こういう時はライカとの自省録での会話が役に立ちますね。
会話の内容は、絶対にバレないでしょう。
その場で解決するのかと思いきや、店を出てしまい、警察を呼んであっという間に逮捕。
こういう事件をいちいち引っ張って大袈裟に描かずに、ライカとの思い出の一部みたいにしてしまうのが、このドラマの素敵なところだなと思いました。
あくまで今回は、ライカとの別れがメイン。
なんとも切ない展開でした。
おみくじを引いたら願いは「かなう」と書いてある。
ライカの唯一の願いは千夜子が幸せになることであり、それはライカが消えること。
それを知った瞬間、ズーンと来ました。
千夜子の痛みを背負うために生まれた来たライカ。
彼女達の過去を振り返れば、ライカが消えられることは良いことなのかもしれないけど。
ライカは生きることの喜びを知ってしまって。
良かったのか、どうなのか。
誰も責められない、どうにもできないこの感じ。
言葉にできません。
桜が綺麗でした。
それがやけに寂しかったです。
美しいものを見ることは、心を華やかにするばかりではないのだと。
そこに全ての感情が集約されてしまったかのようなラストシーンでした。
門脇麦ちゃんは、ライカの役がピッタリでした。(原作の雰囲気は分かりませんが)
凛としていて、カッコ良かったです。
「若いってことは、若いってこと。まだ何もしてないってことなんだ」という言葉を引用し、これから変わっていけるのだと整に語った天達先生(鈴木浩介)が印象的でした。
「あなたはまだ頭でしか知らないことが多いけど、この先、体験することで考えが変わることもある。それは恥ずかしいことじゃない。人に会い、人を知りなさい。それは自分を知る旅だよ」
私は人を知らずに生きてきてしまったように思います。
若返りたい…。(いろんな意味で)
整は、些細なことを深く考え、何でも知っていそうな感じがするけれど、実はまだ大学生なんですよね。
どんな答えでも出してしまえる完全無欠な主人公ではなく、ちょっと欠けた部分、もしくは若く未熟だと感じる部分があって。
そんな彼に、そっと小さな種を植えるように言葉を授ける天達先生が、ものすごくいい味を出してるなと思います。
鈴木さんって、めっちゃヤバい人の役もやるじゃないですか。
そんな時は、なんて気持ちの悪い人なんだろうと思うんですけど。
今回の天達先生は、ものすごく慈しみ深い目をしていて。
なんて素敵な先生だろうと思います。
「コントが始まる」でも先生役をしてましたが、その時とはまた雰囲気が違うんですよね。
今更ながら、素晴らしい役者さんだなと感服しています。
さて、次回は我路くんが登場するようです。
今回がファイナルエピソードでライカの話だったので、我路くんの続きはシーズン2か映画にでもなるのかと思ってましたが。
次回はエピソード2.5。そして最終回の告知はありませんでした。
つまり、12話まであるってことなのかな?
エピソード2.5を2話に分けるのか、それとも最終回は全然別の話になるのか。
原作を読んでない私には、全く予測がつきません。
そもそも、ファイナルエピソードだったはずなのに、その後に2.5ってどういうことよ?
頭が「?」でいっぱいです。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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