こんにちは!malcoです。
「コントが始まる」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレ含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★第9話の感想はこちら!
ネタバレ感想
今回のコントは「引っ越し」でした。
引っ越ししたくない妻が、段ボールから荷物を出してしまう。
マクベスを続けたいという気持ちがよく表れているコントでした。
最後には、引っ越しという選択は間違ってなかったと。
そう思って進むしかないですよね。未来の事は誰にもわからないし。
どんなに寂しくても解散の日はやってきて、引っ越し準備も進んでしまって。
冷蔵庫のじゃんけんが泣けました。
奇跡のようにあいこが続くじゃんけん。
終わってしまったら2度と来ないかもしれない「アホみたいな時間」。
泣きながらのパーフェクトジャッジ。
あんなふざけたじゃんけんのシーンが、こんなに悲しくて辛いシーンになるとは。
最初の頃には思いもしませんでした。
冷蔵庫を春斗(菅田将暉)が獲得したのが、逆に寂しかったです。
一人暮らしするんだから、一番必要なはずなんですけどね。
でも、潤平(仲野太賀)と瞬太(神木隆之介)のいない新しいアパートで、冷蔵庫を見るたびに虚しくなりそうで。
冷蔵庫を見て「良い思い出」だと思えるようになるまで、どのくらいかかるのかなぁ。
結局、進む道を見つけられないまま解散、引っ越しを終えた春斗は、最終的には水道修理業者になりました。
これは解散ライブのコントの順番通りに進んできたドラマが、最初から最後までぐるりと一周して第1話に戻ったというオチでもあるのですが、潤平から「コントの中ではいろんな職業を演じた」と言われた事も影響してるんでしょうね。
で、冷蔵庫に貼ってあったマグネットを見て思いついた感じかな。
他にも、里穂子(有村架純)やお兄ちゃんの就職を決めた話も影響しているのでしょう。
たったそれだけの事を理由に働けるの?
そう思っていた春斗が、いろんな人の些細な言葉に影響されて、人生を動かす事ができたんですね。
でも、本当にその選択で正しかったのかどうかは解らない。
そんな終わり方がものすごくリアルで。
潤平には奈津美(芳根京子)、瞬太にはつむぎ(古川琴音)、でも春斗と里穂子はくっつかないというのもね。
2人がくっついて幸せになったり、春斗が新しい夢を見つけたり、そいうのがハッピーエンド的な終わらせ方だと思うのですが、現実はドラマみたいに上手くはいかないですもんね。
そういうのがやっぱりリアルで。
ドラマとしてはハッピーエンドではないけど、バッドエンドってわけでもなくて。
…何エンドなんだろう。
リアルエンド?
エンドですらないのかもしれないですね。
終わったというより、むしろ始まったのかもしれません。
この先、きっと春斗は、辛いことがある度に里穂子の「マクベスのファンであり続ける」という言葉を思い出して、ちゃんと見ててくれる人がいる有り難さを思い出して、マクベスとして過ごした日々を支えに頑張れるのでしょう。
ものすごく現実的な反面、いかにもフィクションドラマな伏線回収もありました。
カルロスが実在するとはね。
瞬太はすごい人物と遭遇しちゃいましたよね。
今度は瞬太が、カルロスの話を里穂子たちに聞かせるのかな( ̄∀ ̄)
そういうのもいつか見てみたいなぁ。
このドラマはキレイに終わってしまったので、きっと続編はないと思いますが。
ドラマは終わっても人生は続いていく。
進むしかないのだと思わせてくれるドラマでした。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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