
こんにちは!malcoです。
長男が中学3年生になり、ひとまず引退。長かった剣道生活もひと段落となりました。
剣道を始めて8年半。これまで一番頻繁に購入した道具は竹刀です。
年間6〜7本くらい購入していました。
1本1500〜2000円だすると、10万円前後は使ったかな。
ざっくり計算ですが、それなりにお金もかかってますね。
重いとか使いにくいとか、すぐにささくれるとか、長男からいろいろ文句を言われながら、いろんな竹刀を購入しました。
今回は、長男がこれまでに使ってきた竹刀について、ご紹介したいと思います。
稽古用の竹刀
最初は安価な普及型床仕組み竹刀を使っていたけど…
竹刀は消耗品だと思って、小学生のうちは安い竹刀をネットで購入していました。
普及型床仕組み竹刀で、まとめ買いをすると安くなる商品です。
その頃の物価で1本1200円くらいで購入できていました。(今は物価高なのでもう少し高くなっていますが)
しかし、ずっと竹刀修理を担当していた旦那から苦情が入りました。
「すぐにささくれる」
「すぐに割れる」(特に冬場)
「修理が多すぎる。勘弁してほしい」
購入してる竹刀が安価すぎるのではないかと言うので、ひとつランクを上げて、1本1500円くらいの商品を購入してみました。
ちょっとだけマシになったような、なってないような。
正直、そんなに変わりませんでした。
そして、そのうちに長男まで竹刀に文句をつけるようになったのです。
見た目がカッコイイ炭化竹刀
小学生高学年くらいになると、長男が自分で竹刀修理ができるようになり、今度は長男から「重い」とか「振りにくい」とか「すぐにささくれる」という苦情が。
そして、もっと良い竹刀を買えと´д` ;
学年が上がると竹刀にこだわりが出てくるようで、周囲の子たちも、こだわりの竹刀を使って自慢しています。
そこで、何かの試合で勝った時のご褒美で、炭化竹刀を購入してみました。
1本3700円。これまで購入していた商品の価格に比べて、倍以上するお値段です。
炭化竹刀は、竹を燻すという加工がされており、普通の竹刀よりも硬度が増すとか割れにくくなるとか言われるので、期待して買いました。
竹の色が黒っぽくなっていて、見た目にもかっこいいです。
それまで購入していた竹刀よりも軽く、振りやすかったようで、長男も大喜びで使っていました。
しかし、1ヶ月もしないうちに割れてしまいました。
2本購入したので、メンテナンス・差し替えをしながら使用。
長男曰く、よくささくれるので、メンテナンスが面倒だと言っていました。
こまめにメンテナンスをして、それでも3ヶ月くらいで使い潰してしまいました。
高かったのに、案外早かったです(;ω;)
竹刀の割れやささくれは個体差があるし、モノによっては長持ちするのかもしれません。
とりあえず、扱いやすさは満足していたようなので、軽くて振りやすい竹刀をお求めの方にはオススメです。
真竹の竹刀

しばらく安い竹刀を使っていたのですが、どうしても嫌だと言うので、思い切って真竹の竹刀を購入してみました。
真竹の竹刀といえば高価な印象なのですが、ネットで探してみると、まとめ買いで1本2000円くらいで買えるところもありました。
炭化竹刀に比べればだいぶ安いので、継続して購入しやすいですね。
真竹の竹刀は、一般的な竹刀で使われる桂竹よりも粘りが強く、繊維の密度が高いのでしなやかで耐久性が高いと言われます。
炭化竹刀で期待を裏切られたので半信半疑だったのですが、購入してみた結果、なかなか良い具合でした。
まず、メンテナンスの回数が少ないです。
さらに、扱いやすいようで、長男はかなり気に入って使っていました。
その後、稽古の時はずっと真竹の竹刀を使用することになりました。
耐久性は大体1本2ヶ月くらいのペース(年間6本を使い潰すくらい)。まぁまぁかなと思います。
試合用の竹刀
「試合の時は実戦型の竹刀を使いたい」と言い出した長男。
誕生日プレゼントでいいからほしいと言うので、購入することに。
実戦型の竹刀は重心が手元寄りにあり、剣先が細くなっているため、同じ重量でも竹刀を振った時に軽く感じられて、操作性が高くなります。
試合でのパフォーマンスを上げるために、周囲でも試合用の竹刀を持ってる人が多くて、例によって長男も欲しがっていました。
ソリッドバイオ

試合用の竹刀は、ずっとほしいと言っていた「ソリッドバイオ」という竹刀を買わされました。
1本7000円(;ω;)
こんな値段の竹刀を買って、どのくらい持つのやら…。
不安いっぱいで購入しました。
竹刀って個体差があるので、最悪の場合1回の使用で割れることもあるんです。
「ハズレだったね〜」では済まない金額です。
購入したのはソリッドバイオの実践型・悟道です。
ソリッドバイオは「調質製法」という特殊な加熱・燻煙処理を施してある竹刀です。
「調質製法」とは、竹内部の樹脂液を均一化して繊維をソフト化させ、弾力性と高度を高める加工技術…なんだそうで。
正直なところ、どんな凄い技術なのかよく分からないのですが、耐久性が向上し、ささくれも起きにくいとのこと。
ホントかな〜と疑心暗鬼。
見た目は、竹片の平たい部分は炭化竹刀のように少し黒っぽく、両サイドは普通の竹刀の色で、2色になっていてかっこいいです。
でも、私にとって何より大事なのは耐久性。
そこんトコどうなのさ、と思いながら様子を見ていると、なんと1年近く持ちました。
試合の時だけなので、そんなに頻繁に使うわけではないですが、それでも年間三十数回の大会があり、その日は1日試合用の竹刀を使っています。(勝ち上がれないので試合回数が少ないのは言うまでもありませんが)
その間、多少ささくれることもありましたが、こまめなメンテナンスでどうにか乗り切りました。
1年弱くらい経った頃にもう一本購入。
どうにか安く済ませようと、竹だけ買って差し替えながら使ってもらい、2年弱を乗り切りました。
竹だけだと5000円くらいでした。
2年弱で2本(しかも1本は竹のみ)。
それでパフォーマンスが上がるなら、かなりコスパが良いんじゃないかな〜。個人的な感想ですが。
まとめ
最終的に、練習用は真竹の竹刀、試合用はソリッドバイオの実践型で落ち着きました。
長男の場合、耐久性の悪い竹刀を使うと、稽古に支障が出たようです。
ささくれたり折れたりするとメンテナンスしないといけない
→めんどくさいから割れないように気を付ける
→打ちを弱くしてしまう
こんな感じです。
竹刀は消耗品ですが、だからって安ければいいってもんでもないようです。
もっと早くに、いろいろ試してみれば良かったな〜。
この経験を次男くんに活かしてあげたいと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。