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【子どものスポーツ障害】剣道でかかとを痛がる息子…。セーバー病ってご存知ですか?

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こんにちは!malcoです。

 

今日は、長男くんの剣道のお話です。

7月から稽古が再開されて、ようやく体が動くようになって来たのに、今度は左足のかかとが痛いと言い出して、また休むことになってしまいました。

病院に行ったらセーバー病だと言われました。

 

セーバー病って何?

皆さんはご存知ですか?

私は初めて聞きました。

セバー病、シーバー病とも言うそうです。

日本語では踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)です。

踵骨とは、かかとの骨のことです。

子どものときは、かかとの角の部分が軟骨になっていて、それを踵骨骨端核と言います。

その踵骨骨端核が炎症を起こしているのが踵骨骨端症です。

軟骨だった部分は、大人になるに連れてだんだんと骨になっていくそうです。

 

セーバー病の原因は?

このセーバー病は、小学3〜5年生くらいのスポーツをしている男子に多いそうです。

うちの長男は4年生。まさにドンピシャの年齢ですね。

セーバー病という名前は知りませんでしたが、そんなに珍しい症状ではないようです。同じ道場の剣士で、うちの長男と同じ症状で少し前から休んでいる男の子がいます。さらに、1年くらい前にも同じような症状で休んでいた子がいました。いずれも小学4、5年生です。

サッカーやバスケなど、足を酷使するスポーツに多いようです。

 

先ほど説明した通り、発育期の子どものかかと(=踵骨骨端核)は軟骨になっていて未熟です。

その未熟な軟骨に、運動によって負荷がかかりすぎることで炎症を起こします。

また、踵骨骨端核にはアキレス腱や足底筋膜(足の裏の筋膜)が付着しています。過度な運動で腱が持続的に引っ張られることで、やはり踵骨骨端核に負荷が生じて炎症を起こしてしまうのです。

簡単に言うと、足の使いすぎ。オーバーユースというやつですね。

放置して悪化すると剥離骨折などにつながる場合もあるそうなので、子どもがかかとの痛みを訴えたら、一度整形外科で診てもらった方がいいです。

 

剣道の場合は…

剣道も足を酷使します。

基本の構えは右足が前、左足が後ろで、左足はかかとを少し上げて、右のかかとはコピー用紙1枚分浮かせておきます。これだけでも結構きついです。いつでも相手に打っていけるよう、足は常に臨戦態勢です。

進むときはすり足。左足が右足を追い越さないように素早く動かします。左足で体を押し出すので、かなり力を使います。

相手に打ち込むときは、左足で蹴って、右足はドンと強く床に打ち付けます。

 

剣道では左足のかかとは使いません。竹刀をかまえている時は、ずっと上げっぱなしです。

なので、左足を痛がる長男の場合、踵骨骨端核に直接負荷がかかったものではなく、アキレス腱や足底筋膜に通じる筋肉の使いすぎだと思います。

剣道では、右足のかかとを痛がる子の方が多いです。それは、打ち込みの際の「ドン」という踏み込みの時に、かかとを強打してしまうからです。

※踏み込みの時に、かかとで音を出そうとしてはいけません。右のかかとを痛がるお子さんは、かかとを使って踏み込んでいないか、チェックしてあげてください。

 

セーバー病の治療法は?

治療の方法は、安静にすること。それしかないと言われました。

あとは成長を待つのみ。

成長すると踵骨骨端核が軟骨ではなくなり、骨も強くなるので、この症状はなくなるようです。

長男はとりあえず1ヶ月、剣道の稽古を休むことになりました。

1ヶ月後に再診です。

お風呂の後、旦那にマッサージをしてもらっています。

旦那は趣味のランニングで何度も足を故障していて、その度に本を読んだりネットで調べたりしてマッサージやらテーピングやらストレッチやら、自分で工夫しながら治して来ているので、こういう時には頼りになります。

 

稽古を休みすぎな長男 

稽古を休むと言っても、家でのんびりするわけではありません。

稽古に入れないだけで、稽古場には行きます。そういう世界です(^^;

感染症や、寝ていないといけないような病気の場合は、もちろん自宅療養です)

かかとに負担がかからないように素振りをしたり、他の剣士の稽古を見て学ぶ「見取り稽古」をします。

しかし最近の長男は、もっぱら初心者の元立ちをしています。

元立ちとは、打ち込み稽古で打たれる役の事です。元立ちも、ただ打たれれば良いってわけじゃなく、タイミングとか動きに訓練がいるのです。

幼稚園〜小学1年生くらいのチビッコたちは、ひたすら面打ちの練習をするので、その打たれ役というわけです。

チビッコたちの打ちはそんなに強くないですが、ずっと打たれっぱなしは、さすがに大変だろうと思います。

怪我をしていても、なかなか苦労しますね。

しかし長男も、そうやって先輩たちに打たせてもらって成長していったので、これも先輩としての務めです。

 

しかし。去年の12月から、手術や病気、コロナの自粛と続いて、あまり稽古ができていません。稽古を再開したと思ったら、休まないといけなくなって…というのを一年近く繰り返しています。

果たして、いつになったらまともに稽古ができるのか…。

仕方のない事とはいえ、ボヤかずにはいられません(-。-;

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。