こんにちは!malcoです。
「イグナイト」第11話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
★前回の感想はこちら!
ざっくりあらすじ
再び純子(藤田朋子)が原告となり、GIテクノロジーズを訴えることになった。
轟(仲村トオル)たちは、事故の直前にGIテクノロジーズを退職したエンジニア・望月を探し出し、バスに搭載されていた自動運転システムの当時の開発状況を聞き出す。その頃はシステムを早く世に出すことが目的となっており、エラーは解消されていなかったようだ。事故を起こしたバスがエラーを起こしたと証明する方法を模索し、モビリノという会社にエラー情報が送られていると知る。伊野尾(上白石萌歌)がモビリノに乗り込み、エラー情報を確認しようとするが、データは残っていなかった。
そんな中、純子の店に石倉(杉本哲太)が訪ねてくる。訴えを取り下げてほしいという石倉。しかし純子も宇崎(間宮祥太朗)も拒否する。すると後日、外出中の純子が何者かに刺されるという事件が起きる。塞ぎ込む宇崎だったが、轟に説得され、宇崎が原告となって裁判に臨む。
裁判では望月が証言台に立ち、当時の状況を説明。エラーによりバスの自動運転システムが意図せず作動する可能性があったと証言する。被告側の千賀(田中直樹)は、望月が会社を解雇されて恨みを持っていると主張。さらに、事故が起きた日の前にエラーが解消されたという作業報告書を証拠として提出する。
それに対して、宇崎たちは事故の日、同時刻にモビリノにエラーの情報が送信されたという証拠を新たに提出。既に消されたと思われたエラー情報だが、轟が桐石(及川光博)に頼んでモビリノを買収し、サーバからデータを復旧したのだった。エラー情報には、自動運転モードが作動したエラーコードが記録されていた。
さらに宇崎たちは、裕生(宮川一朗太)を解剖した久野という法医解剖医を見つけ、陳述書を書かせていた。闇カジノの常連だった久野を浅見(りょう)が逮捕したが、賭博の容疑を見逃す代わりに陳述書を書かせたのだった。久野は陳述書の中で、裕生の身体から解剖結果に書いたような薬物反応は出ていなかったと証言した。宇崎は、自動運転システムの暴走を表沙汰にしないために薬物によるものだと認定したこと、その裏には石倉の存在があったことを指摘。これが事故の裏で起きていた真実だと裁判官に訴えるのだった。
裁判の結果は宇崎たちの勝訴。石倉を罪に問うことはできなかったが、後日内閣官房長官を辞任した。
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ネタバレ感想
石倉は逮捕されませんでしたが、官房長官は辞任したし。
事故の裏で起きたことは証明できたので、スッキリ終われたと思います。
良かった良かった。
お母さんが刺されるのは、なかなかショッキングな展開でした。
あの犯人は捕まったのかな。
犯人が捕まっても、指示した人が捕まらないんだから、そこは少しモヤモヤが残りましたね。
ずっと国のためだと言っていた石倉でしたが。
料亭での宇崎の「国の利益、未来?俺たちはそんな話をしてるんじゃない。事故で亡くなった人たちの命の話をしてるんだよ」というセリフで、石倉が同じ土台に立って話をできていなかったことが、とてもよく分かりました。
何の裁判なのか、なぜ訴えられているのか。そこを理解できていなかった石倉やGIテクノロジーズの社長。
彼らの滑稽さが滲み出ていたセリフでしたが、同時に「同じ土台に立てない人たちが国を動かしているのかもしれない」という恐怖も感じました。
それから、これまでの訴訟で稼いできた賠償金を、モビリノの買収に使うという展開も面白かったですね。
何億って額を稼いできていた轟たち。
そんなに稼いでどうするのかと思っていたんですが、ここで役に立つとはね。
轟らしい使い方だなと思いました。
最終回として「なるほど」と思える展開もありましたが、全体としては、やはり出来過ぎというか、これまで感じてきた「とんとん拍子」感が強かったですね。
なんだろう。
水戸黄門的な予定調和とでも言いますか。
ま、それはそれで悪いことではないのかもしれませんが、「ここからどうなるんだろう」みたいなハラハラやドキドキは薄いですよね。
シーズン全体を通してそこが残念だったなと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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