こんにちは!malcoです。
「初恋の悪魔」第10話(最終回)が放送されました。
以下、ネタバレを含む感想です。
視聴がまだの方はご注意ください。
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ネタバレ感想
連続殺人の真犯人は弓弦(菅生新樹)で、雪松署長(伊藤英明)は事件を隠蔽し続けていたという結末でした。
最初の被害者は虐めれられていたんですね。
弓弦の「お父さんどうしよう」というのは単純に「父親を頼った」というよりも、小学生ながらに「父親は警察官だから揉み消してくれるんじゃないか」という打算が働いたのではないか。
そんな気がしました。
署長は、最初の事件の関係者が全員死ねば終わりだと思っていたんでしょうか。
甘いなぁ。
これだけ隠蔽し続けたら何度でもやりそうだし、殺人だけでなく他の犯罪だって何でもやりそうですよね。
自分の息子がもう普通ではないと、気がつけなかったのかな。
お父さんもお母さんも。
息子だけでなく、家族全員壊れていたのかもしれないですね。
連続事件の真相としては、どうにもテキトーな印象が拭えませんでした。
中学の時に殺された塩澤くんは、まぁ仕方ないにしても。
中学、高校と進学するたびに、事件の秘密を共有する仲間が惨殺されていったわけだから、大学で殺された望月くんくらいになると、さすがに「何かおかしい」と気がつきそうなものですよね。
事件を知らない人たちにとっては「何の関連性もない事件」に見えても、関係者にとってはそうではないでしょう。
そう考えると、さすがに無理があるように思えるし、事件の内容自体にはこだわりが感じられませんでした。
いろいろと謎が残されて終わってしまったのも一因かな。
伏線をいっぱいバラ撒いておきながら、回収する気がなかったんだなと。
その辺は残念でした。
残念なところはありましたが、このドラマは人の内面、人間模様、人間関係を描きたかったのだろうというのは分かりました。
そういう面では、最後までとても秀逸だったと思います。
特に、鹿浜(林遣都)とヘビ女(松岡茉優)のお別れシーンは辛すぎました。
どっちかが消えるという結末。
分かってはいたけれど、やっぱり辛いです。
入れ替わった直後は、あんなにトラ女に戻って来てほしいと思っていたのに。
最終的にはどっちの星砂も好きになってしまったなぁ。
星砂に気持ちを伝えられて、鹿浜が泣くシーンがまた凄くて。
涙を堪えられませんでした。
嬉しいのと寂しいのと悲しいのと悔しいのと。ぐちゃぐちゃです。
鹿浜は、彼女のお別れによく耐えたなと思います。
「僕はもう大丈夫です」
そう言ってあげられる彼の愛が大きくて優しくて。
余計に泣けました。
ヘビ女が戻ってきたシーンは、現実だったんでしょうか。
鹿浜の夢だったのかな。
それはそれで切ないな。
思えば、鹿浜はかなり初期から星砂に恋をして。
一度フラれたのに今度は別人格の星砂にも恋をして。
同じ人を2度も好きになったんですよね。
それなのに、どっちも叶わないなんて。
そこがまた泣けてくる(;ω;)
それにしても、事件後に鹿浜家に居候していた馬淵(仲野太賀)とトラ女は、どういうつもりだったんだろう。
ひょっとしてこのまま馬淵と鹿浜で星砂をシェアするつもりなのかと、ビックリしたんですけど。
あっさり出ていってしまって、それもまたビックリ。
鹿浜をあのまま独りぼっちにするのも可哀想っちゃ、可哀想だったんだけど。
二人で仲良くパジャマ着られてちゃ、傷も癒えませんよね。
そのくらい図太い態度でいなきゃ、鹿浜と馬淵と星砂の関係は修復できなかったのかな。
かなりややこしい関係でしたからね。
最終的には、また4人でマーヤーのヴェールを剥ぎ取る関係に戻れて、良かったのでしょう。
ま、それでもやっぱり切ないけど。
鹿浜鈴之助という人物の悪魔的な部分、激情、大きな愛、強さや優しさ。
いろんな面が見られた最終回でした。
もっともっと見ていたいと思える、愛すべきキャラクターでした。
そんなキャラクターをこれだけ魅力的に演じてこられた、林遣都さんの素晴らしさを思い知った作品にもなりました。
あ、忘れてたけど最後に。
森園さん(安田顕)が生きてて良かった!笑
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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