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「ハケンの品格(2020)」第8話(最終回)感想 ムダを切り捨てて来たのは春子の方では?

こんにちは!malcoです。

ハケンの品格(2020)」第8話(最終回)が放送されました。

 

以下、簡単なあらすじとネタバレ含む感想です。

視聴がまだの方はご注意ください。

 

 

ざっくりあらすじ

里中(小泉孝太郎)の直営コンビニプロジェクトは、株主や投資家たちには不評でした。

株主や投資家たちは男性が多く、ターゲット層ではなかったため、本来のターゲット層である働くお母さんたちを集めた内覧会をやる事に。

里中は社長に了承をもらいますが、「アジフライは外せ」と言われてしまいます。理由は、AIが「アジフライをレジ横に置いた場合の成功率は0.001%」と算出したから。

どうしても春子(篠原涼子)を信じたい里中が社長に食い下がると、社長はAIと春子を対決させる事を提案します。

かくして、何故かAIと囲碁対決をする事になった春子は、みんなの思惑から外れた戦い方をして…というストーリーです。

 

ネタバレ感想 

何だかよく分からない最終回でした。これでいいんだろうか。

これまでは、それなりに楽しみを見つけつつ、自分なりに仕事や社会について考えながら観ていましたが、今回は納得できずに消化不良…。

 

たぶん、言いたかったことは「大前春子はロボットじゃない」

それと「ロボットが持っていないモノ=人間の良さを大切してほしい」

みたいな感じなのかな?

ロボットが持っていないモノは、ドラマ内では「ムダ」と表現されていました。失敗や試行錯誤や回り道などの「人間らしさ」という解釈になると思います。

春子は何年間も、ムダをどんどん切り捨てていく企業ばかりを渡り歩いてきたのだそうで。

 

…で、なんでそれが日本沈没

ムダがなさすぎるのも辛いし、血の通った人間関係も必要だと思うし、働く事は生きる事の一部であるとも思います。そこは分かりますが。

でも、ムダがありすぎる会社もヤバいですよ。S&Fみたいな。

全てがロボット化してムダを切り捨てる事を問題視するのなら、S&Fはもっとキビキビしてハイテクで、社員たちがロボットのように働く会社にしておくべきだったんじゃ?

もしくは、新しくやって来た宮部社長(伊東四郎)を昭和の体育会系おじさんではなく、ベンチャー企業のやり手社長っぽくして、ドラマ内で社内のIT化を進めていくべきだったのでは。

ドラマ全体を通してみると、終身雇用の昔気質な会社で危機感なく働く社員たちに喝を入れたかったのか、IT化が進み過ぎて人間が置いてけぼりになっている社会に異を唱えたかったのか。どっちなんだろう。

日本沈没

これは春子がドラマの序盤で言い出した事。

それを最終回まで引っ張って締め括りにするならば、もっと説得力が欲しかったです。

そもそも春子こそ、社員や経験の浅い派遣に対して「ムダです!」って切り捨ててませんでしたっけ。「考えたってムダ!それよりお時給分の仕事をしっかりしなさい!」みたいな。

それを突然「ムダこそ人間のなせる技」みたいな事を言われてもな〜。

ゆる〜い会社の中で「ムダがあるから人間」だと唱えられると、働かない社員を擁護しているように聞こえました。

矛盾してるような気がするんだけどな〜。

 

春子のキャラ崩壊

この番組ってエンタの神様だっけ?って思うくらい、コント過ぎる最終回でした。

何であんなにアジフライに固執したんだろうか…。

春子も里中も宮部社長も、アジフライを置くか置かないかにこだわり過ぎ(ー ー;)

どうせなら「またアジフライかよ!」「お前もアジフライかよ!」って、ツッコミ入れる人がいて欲しかったな。

 

春子は別キャラのようでした。

上にダメって言われたら「派遣」という立場上、会社の方針に従うという筋を通して、それでもピンチになれば一肌脱ぐのがスーパーハケン大前春子だと思ってました。

それがアジフライを押し通して囲碁対決…さすがに何で囲碁?って思いましたが、それは置いといて。

東海林(大泉洋)とのホチキス対決で「派遣が社員に勝ってはダメ」とギリギリでバレないように身を引くような配慮のできる春子が、囲碁対決で碁盤に文字書いて、あからさまにバカにした態度とるなんて…( ̄◇ ̄;)

それを言うなら初回のドアを壊したあたりで、既におかしかったんですけど。

さらに、早朝から不法侵入して、ドローンと喋って戦って壊す。

挙句に捕まって「アジフライ、アジフライ」とテンパる。

「アジフライだけ」にそこまでこだわる事に、つまりどういう意味があったのか…それが全く分からないままでした。

「レジ横に置くのは栄養価が高くて、おかずにもおつまみにもなって…」とのことでしたが、そんな料理は他にもあるし、揚げたてが食欲をそそる料理だって他にもあるし。

むしろ他のメニューも加えた方がいいんじゃ…。

 

最後の方はもう、被り物した春子のアナウンスとか、東海林のダジャレまじりの原稿とか、前シーズンのネタを取り敢えず詰め込みました!って感じで。

最終的に里中はS&Fを辞めてしまって、春子は何故か演歌歌手になってしまって。

コロナの影響で大変だったし頑張ったんだろう…と思いたい所ですが、作者側(脚本家かな?)は、もう書きたくなかったのかなとも思えました。続編はもうやらないぞ!という意思表示かなと。

 

しかし、なんだかんだで東海林ネタは最後まで笑えました。

そして、これだけ「アジフライ」について責めておきながら、今日の昼ごはんにスーパーの惣菜コーナーでアジフライを買ってしまったのは、私です( ̄▽ ̄;) 

 

 

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

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★第7話の感想はこちら!

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